集集線



















































集集線

集集線を走るDR1000型気動車
集集線を走るDR1000型気動車

基本情報

 台湾
起点
二水駅
終点
車埕駅
駅数
7駅
開業
1922年1月14日
運営者
台湾鉄路管理局
路線諸元
路線距離
29.7 km
軌間
1,067 mm (狭軌)
線路数
単線
電化方式
非電化



路線図

TRA Route Map 201301.svg
中部の縦貫線から内陸部へ伸びる支線は集集線
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集集線
各種表記

繁体字:

集集線

簡体字:

集集线

拼音

Jíjí xiàn

通用拼音

Jíjí siàn

注音符号:

ㄗㄨㄥˋ ㄍㄨㄢˋ ㄒㄧㄢˋ
発音:
ジージーシェン
ヂューヂューシェン

台湾語白話字:

Chi̍p-chi̍p Soàⁿ

日本語読み:

しゅうしゅうせん

英文:

Ji-ji Line
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集集線(しゅうしゅうせん)とは台湾彰化県二水郷の二水駅から南投県水里郷の車駅に至る台湾鉄路管理局の鉄道路線である。




目次






  • 1 概要


  • 2 路線データ


  • 3 歴史


    • 3.1 将来




  • 4 運行形態


  • 5 使用車両


  • 6 駅一覧


  • 7 画像


  • 8 南投火車好多節


  • 9 脚注


  • 10 関連項目


  • 11 外部リンク





概要


全長29.7kmの行き止まりローカル線で、風光明媚な観光地日月潭(にちげつたん)へのアクセスルートである。日本のローカル線以上にノスタルジックな雰囲気を味わえる。南投県政府は「南投県観光鉄道」という愛称を付けて、観光客招致に用いている。2011年7月9日全線で営業を再開。


日本統治時代に、台湾電力の水力発電所の建設資材の輸送のために敷設された古い路線であり、駅舎など各所に当時のままの設備が現存している。専用鉄道としての開業は1921年(大正10年)で、その後1927年(昭和2年)5月1日に台湾総督府に買収され、同鉄道部(台湾総督府鉄道)の集集線となった。その際、タンク式蒸気機関車6両が台湾総督府鉄道籍となっている。



路線データ



  • 管理者:台湾鉄路管理局

  • 路線距離(営業キロ): 二水 - 車埕間 29.7km


  • 軌間:1,067mm(狭軌)

  • 駅数:7


  • 複線区間 : 無(全線単線)


  • 電化区間 : 無


  • 電報略号:ㄐㄧㄐㄒ

  • 開業日:1922年1月14日開通

  • 閉塞方式:二水 - 濁水「タブレット閉塞式」、濁水 - 車埕 - 濁水「スタフ閉塞式」 



歴史




  • 1919年 - 建設開始。


  • 1921年 - 台湾電力株式会社の門牌潭発電所(現在の大観発電廠)建設の専用線として開通。


  • 1922年1月14日 - 社用品以外の貨物運輸と旅客扱い開始。


  • 1927年5月1日 - 当時の378.8万円で台湾総督府に買い取られる。


  • 1934年 - 門牌潭発電所完成にともない、貨物運輸専用の門牌潭~車間廃止。


  • 1945年 - 日本の敗戦に伴い中華民国台湾鉄路管理局所管となる。


  • 1999年9月21日 - 921大地震(集集大震災)で壊滅する。


  • 2002年2月6日 - 地震の被害より復興し営業再開。


  • 2007年2月3日 - 「2007南投火車好多節」開催に伴い、臨時駅「夢幻鉄道村駅」を水里 - 車埕間に設置(3月11日まで)[1]


  • 2010年4月15日 - 龍泉 - 車間が線路補修のため、2011年1月24日まで運休。バスによる代行運転。


  • 2011年7月9日 - 全線で運転再開。


  • 2014年8月28日 - 日本の千葉県を走るいすみ鉄道と姉妹鉄道の縁組みを結び、周永暉台湾鉄路局長(当時)が訪日の上千葉県勝浦市内で仮調印式を行う。10月の本調印後は相互送客やイベントの共同企画に取り組むことに[2]。なお、日台の鉄道の姉妹提携の例として、江ノ島電鉄と平渓線が共同で一日乗車券の交流の例などがある[3]


  • 2015年2月11日 - 集集線といすみ鉄道の「1日乗車券相互交流」が正式に始まる2016年12月31日まで。一方の鉄道で使用した1日乗車券を提携路線の窓口に提出すると、提携路線の1日乗車券と引き換えられるというもの。[4]


  • 2016年8月27日 - 集集線と天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線が姉妹鉄道協定を締結。同日から2017年12月31日まで、「1日乗車券の相互無償提供」が開始される。一方の有効期間内の使用済み「1日乗車券」をもう一方の鉄道の指定窓口に持参すると、「1日フリー乗車券」と無償で交換できる[5]



将来


政府の公共インフラ投資「前瞻基礎建設計画」に組み込まれ、交換駅増設など観光鉄道路線としての近代化が行われる予定[6]。また、同時に計画された縦貫線の田中駅と高鉄彰化駅を結ぶ田中線(仮称)開通時には高鉄彰化駅からの直通運転を構想している[7]



運行形態



  • 日本の在来線と同様、軌間は1,067mmの狭軌である。


  • 区間車、区間快車(集集線内各駅停車)が1日13往復運行されている。

  • 大半の列車は、西部幹線の台中、もしくは彰化、田中駅[7]まで乗り入れる。台中発着の列車は、高鉄台中駅に隣接する新烏日駅にも停車するため、この駅で台湾高鉄に乗り継ぐこともできる。



使用車両


  • DR1000型気動車


駅一覧






























































































駅名

駅番号

駅間
キロ
累計
キロ
等級
接続路線・備考
所在地

日本語

繁体字中国語

英語

二水駅

二水車站
Ershui Station
155
0.0
0.0
二等

縦貫線と接続

彰化県

二水郷

源泉駅

源泉車站
Yuanquan Station
251
2.9
2.9
招呼
無人駅

濁水駅

濁水車站
Zhuoshui Station
252
7.9
10.8
丙簡

台湾糖業鉄道:中濁線(廃止)

南投県

名間郷

龍泉駅

龍泉車站
Longquan Station
253
4.9
15.7
招呼
無人駅。中興二号線分歧駅

集集鎮

集集駅

集集車站
Jiji Station
254
4.4
20.1
簡易
日本時代の木造駅舎

水里駅

水里車站
Shuili Station
255
7.2
27.4
簡易

日月潭、東埔温泉方面バス乗換駅

水里郷



車埕車站
Checheng Station
256
2.3
29.7
簡易
 


画像




南投火車好多節


南投火車好多節(南投鉄道フェスティバル)は年1回南投県政府による主催で行われていたイベント[8]。2007年以降、沿線の名間・集集・水里の3郷鎮で鉄道に関するパビリオンが設置されたり、台鉄の蒸気機関車牽引列車が集集線を走行している。



2007年2-3月


  • きかんしゃトーマス展示、開催中に夢幻鉄道村駅設置[9]


2008年7-8月


  • CK124運行[10][11]


2009年7-8月

  • CK124運行[12]


2010年7-8月

  • CK124運行、きかんしゃトーマス展示[13][14]

2011年

  • 建国100周年と集集線全線運行再開を記念し、CK101とCK124運行[15]


2012年7-8月[16]


  • DT668運行[17][18]


2013年7-8月

  • DT668運行[19][20]


2014年7-8月

  • CK124とDT668運行[21]、くまのがっこうラッピング列車運行[22]


2015年(ランタンフェスティバルを重視するため、9回目以降は開催されなくなった[23]

2016年


  • 2月のランタンフェスティバル期間にLEDで装飾したラッピング列車を運行[24]


脚注


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  1. ^ (繁体字中国語)〈中部〉南投火車好多節 熱鬧到3月2007-02-04,自由時報


  2. ^ 2016年9月5日付け交通新聞


  3. ^ 朝日新聞東京本社(2014年10月9日)夕刊1面「江ノ電連合西へ東へ」


  4. ^ いすみ鉄道株式会社. “臺灣鐵路集集線 と いすみ鉄道の1日乗車券相互交流が始まります。”. 2015年2月19日閲覧。


  5. ^ “天竜浜名湖鉄道・全線 台湾鉄路管理局・集集線 姉妹鉄道協定締結!”. 2016年10月4日閲覧。


  6. ^ (繁体字中国語)107預算書乙、業務計畫及預算概要台湾鉄路管理局,P20

  7. ^ ab(繁体字中国語)雙鐵推集集一日遊 明日開賣現省700元2017-04-06,三立新聞(中国語版)


  8. ^ (繁体字中国語)火車好多節 南投県政府


  9. ^ (繁体字中国語)2007南投火車好多節 美美網


  10. ^ (繁体字中国語)2008南投火車好多節 美美網


  11. ^ (繁体字中国語)2008南投火車好多節 美美網


  12. ^ (繁体字中国語)2009南投火車好多節 美美網


  13. ^ (繁体字中国語)火車好多節 搭蒸氣火車看湯瑪士2010-07-06,大紀元


  14. ^ (繁体字中国語)2010南投火車好多節 美美網


  15. ^ (繁体字中国語)〈中部〉集集線復駛 火車好多節今開幕2011-07-09,自由時報


  16. ^ CK124 台灣蒸汽火車 集集線全紀錄 ~ 2008 重返集集線2008-11-23,Youtube


  17. ^ 「2012南投火車好多節」―人々の目を奪うDT668蒸気機関車が披露2012-07-17,大台湾旅行ネット


  18. ^ 台湾のデゴイチ、活躍中2012-08-08,朝日新聞


  19. ^ 集集線SLイベントで「デゴイチ」主人公に/台湾・南投2013-07-09,フォーカス台湾


  20. ^ 南投火車好多節で台湾鐵路管理局DT668運転2013-07-17,鉄道ファン (雑誌)


  21. ^ (繁体字中国語)2014南投火車好多節閉幕! 水里車埕吸引大批人潮2014-08-17,大台灣旅遊網


  22. ^ (繁体字中国語)超萌!小熊彩繪火車 遊客擠爆搶搭2014-07-12,TVBS(中国語版)/Youtube


  23. ^ (繁体字中国語)「火車好多節」沒了 集集拉明星麻豆搶客2015-07-09,自由時報


  24. ^ (繁体字中国語)2016南投燈會在集集 花燈列車啟航│中視新聞 201602052016-02-05,中天電視/Youtube




関連項目







  • 台湾鉄路管理局

  • 台湾の鉄道

  • 台湾電力1号形蒸気機関車

  • 台湾電力5号形蒸気機関車



外部リンク




  • 台湾鉄道旅行案内「集集線」台湾総督府交通局鉄道部 昭和2年(近代デジタルライブラリー)


  • 台湾国鉄集集線との乗車券交流 スタート2015年2月11日付いすみ鉄道社長ブログ













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