中国自動車道
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高速自動車国道 (有料) | |
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路線延長 | 540.1 km(国内2位) |
制定年 | 1964年(昭和39年) |
開通年 | 1970年(昭和45年)- 1983年(昭和58年) |
起点 | 吹田市(吹田JCT) |
主な 経由都市 | 池田市、宝塚市、西宮市、神戸市 加東市、津山市、新見市、三次市 広島市、山口市 |
終点 | 下関市(下関IC) |
接続する 主な道路 (記法) | E1 名神高速道路 E1A 新名神高速道路 E2 山陽自動車道 E29 鳥取自動車道 E73 岡山自動車道 E54 松江自動車道 E74 広島自動車道 E2A 関門橋 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
中国自動車道(ちゅうごくじどうしゃどう、CHUGOKU EXPRESSWAY)は、大阪府吹田市から兵庫県、岡山県、広島県、島根県を経由して山口県下関市へ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は中国道(ちゅうごくどう、CHUGOKU EXPWY)。法定路線名は中国縦貫自動車道であり、当初の道路名はこの法定路線名をそのまま使用していた(道路名を現在の「中国自動車道」に改めた時期は不明)[1]ほか、現在も地図などで「中国縦貫道」などの表記が使用されている場合がある。
なお、吹田ジャンクション (JCT) - 神戸JCT、山口JCT - 下関インターチェンジ (IC) はアジアハイウェイ1号線「AH1」にも指定されている。高速道路ナンバリングによる路線番号は、関門橋(関門自動車道)ともに「E2A」が割り振られている[注釈 1][2]。起終点付近を除き国道2号とは並行していないが、山陽自動車道の並行道路と見なし「E2A」が付番された。
目次
1 概要
2 インターチェンジなど
3 歴史
4 路線状況
4.1 車線・最高速度
4.2 サービスエリア・パーキングエリア
4.3 主なトンネルと橋
4.3.1 トンネルの数
4.4 道路管理者
4.4.1 ハイウェイラジオ
4.5 交通量
5 地理
5.1 通過する自治体
5.2 接続する高速道路
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 関連項目
8 外部リンク
概要
中国地方のほぼ中央部を東西に貫く形で建設されており、1983年(昭和58年)に全線開通した。総延長は500キロメートル (km) 以上にも及び、高速自動車国道の中では東北自動車道に次いで長い。高速道路網としては初期の部類に入り、元々中国縦貫自動車道(国土開発幹線自動車道の路線名)の路線が指定された際には、「中国地方においては、高速道路網の東西軸は1本のみを建設する」とされ、中国地方の高速道路網の「背骨」として設定され山陽地方からも山陰地方からもほぼ等距離にアクセス出来る中国山地沿いの位置に建設された[注釈 2]。しかし、山肌を縫うように建設された結果、高速道路としてはカーブやアップダウンの多い線形になり、大半の区間で最高速度が80 km/h以下に制限されている。
1997年(平成9年)に山陽自動車道が全線開通すると、通過交通の大半は、距離が短く直線的に計画され、岡山市や広島市などの中国地方の主要都市の中心部近くを通過する山陽自動車道へシフトしている[注釈 3]。現在は、日本を縦断する国土軸において、山陽自動車道を補完する役割を担っている一方で、中国山地沿いの各都市(津山市、新見市、庄原市、三次市、美祢市など)や、鳥取自動車道・米子自動車道・松江自動車道・浜田自動車道などを介して接続される山陰地方の各都市にとっては、他地域との交流の上で欠かせない重要な交通ルートとなっている[注釈 4]。
近畿地方では、高速自動車国道の路線としては、中国縦貫自動車道は起点の吹田市において近畿自動車道天理吹田線の終点であり、吹田市 - 神戸市において山陽自動車道吹田山口線と重複している。特に中国池田ICで接続する阪神高速11号池田線、西宮山口JCTで接続する阪神高速7号北神戸線、神戸JCTで接続する山陽自動車道、吉川JCTで分岐する舞鶴若狭自動車道の相互交通が集中し、加えて適当な迂回路のない中国池田IC - 西宮山口JCT間は交通量が極めて多く、宝塚東・宝塚西トンネル周辺を中心として渋滞の発生が顕著である(交通量の節も参照)。2018年3月18日に新名神高速道路・高槻JCT/IC - 神戸JCTの全線が開通したことにより、中国道を経由している東西間の交通が分散され、今後は渋滞が軽減されると見込まれている[3]。
国土交通省近畿地方整備局の定める「関西4環状ネットワーク」においては関西中央環状道路を構成する道路の一つと位置づけられており、山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道・紀淡連絡道路(構想段階)・近畿自動車道と組み合わせて一周約240 kmの環状道路を形成している[4]。
1995年(平成7年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で京阪神の交通網が大きく寸断された際、道路以外も含めた交通の大動脈の中で、対面通行となりながらも唯一機能した道路でもある。この結果、交通の大動脈の大半が神戸市の海沿いを通っている集中ぶりが改めてクローズアップされることとなった。
毎年10月から11月にかけて、交通量が多く道路の劣化が激しい宝塚IC付近を中心に中国道集中工事が行われる。例年大規模な渋滞が発生するが、集中工事方式を採用することで年間の工事渋滞や規制件数が大幅に低減する。同じく交通量が多い東名高速道路や名神高速道路でもこのような集中工事方式が採用されている。
なお、広島北JCTは吹田方面→広島自動車道が本線で、吹田方面→吉和・山口方面が分岐側となっている[注釈 5]。また、山口JCTは山陽道が分岐側となっているが、山陽道が2車線で合流するのに対し中国道吹田方面→小郡・下関方面は路面標示により1車線に減少するよう変更されている。
山間部を中心にIC間隔が長いのも特徴の一つであり、並行する山陽道と比べて距離が長いにも関わらずICが少ない。
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。
施設欄の背景色が■である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。
未開通区間の名称はすべて仮称である。
スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。- 路線名の特記がないものは市道。
バスストップ (BS) のうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 新見ICと東城ICは◎としている。これは当該BSは本高速道路に属すIC設備に併設されているBSが休止中で、IC近隣に設置された施設でIC設備からも離れているBSが運用中のためである。しかし、実際の運用上の扱いは同一である。
- 英略字は以下の項目を示す。
- IC:インターチェンジ、SIC:スマートインターチェンジ、JCT:ジャンクション、SA:サービスエリア、PA:パーキングエリア、TB:本線料金所、BS:バスストップ、CB:チェーンベース(チェーン脱着場)
IC 番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) | BS | 備考 | 所在地 | |
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35 | 吹田JCT | E1 名神高速道路 E26 近畿自動車道 | 0.0 | - | 京都・名古屋・東名高速道路方面のみ接続 0 | 大阪府 | 吹田市 |
1 | 中国吹田IC | 府道2号大阪中央環状線 | 1.0 | 神戸JCT方面出入口 | |||
2 | 中国豊中IC | 府道2号大阪中央環状線 | 8.3 | 吹田JCT方面出入口 | 豊中市 | ||
中国池田IC | 国道176号(バイパス) | 10.5 | 神戸JCT方面出入口 | 池田市 | |||
3 | 宝塚IC | 国道176号(バイパス) 県道42号尼崎宝塚線 | 16.6 | ○ | 兵庫県 | 宝塚市 | |
- | 西宮名塩SA | - | 24.1 | ◆ | 西宮市 | ||
4 | 西宮山口JCT | 阪神高速7号北神戸線 | 27.5 | - | 吹田JCT方面⇔神戸JCT方面、 吹田JCT方面⇔伊川谷JCT方面のみ接続 | ||
5 | 西宮北IC | 県道82号大沢西宮線 | 29.8 | ○ | |||
5-1 | 神戸JCT | E2 山陽自動車道 E1A 新名神高速道路 | 31.7 | - | 神戸市 北区 | ||
- | 長尾BS | - | 33.6 | ○ | |||
5-2 | 神戸三田IC | 六甲北有料道路 | 36.7 | ||||
- | 赤松PA | - | 38.4 | ||||
6 | 吉川JCT | E27 舞鶴若狭自動車道 | 40.5 | - | 三木市 | ||
7 | 吉川IC | 県道17号西脇三田線 国道428号 | 43.7 | ○ | |||
7-1 | ひょうご東条IC | 県道91号はりま東条インター線 県道313号平木南山線 | 47.7 | 加東市 | |||
- | 東条BS | - | 49.7 | ○ | |||
- | 社PA | - | 55.8 | ○ | |||
8 | 滝野社IC | 国道175号(社バイパス) 県道17号西脇三田線 | 59.4 | ○ | |||
- | 泉BS | - | 66.6 | ○ | 加西市 | ||
8-1 | 加西IC | 県道24号多可北条線 | 69.1 | ○ | |||
- | 北条BS | - | 72.2 | ○ | |||
- | 加西SA | - | 75.6 | ||||
福崎町 | |||||||
9 | 福崎IC | E95 播但連絡道路 | 79.2 | ○ | |||
9-1 | 夢前BS/SIC | 県道67号姫路神河線(市道経由) 県道23号三木宍粟線(市道経由) | 86.0 | ○ | 姫路市 | ||
- | 安富PA | - | 94.5 | ○ | |||
10 | 山崎IC | 国道29号 | 99.6 | ○ | 宍粟市 | ||
山崎JCT | E29 播磨自動車道(建設中) | 103.4 | - | 2020年度開通予定[5] | |||
- | 山崎TB | - | 103.8 | - | 2004年12月20日廃止 | ||
- | 揖保川PA | - | 106.6 | ||||
- | 葛根BS | - | 110.2 | ○ | |||
- | 南光BS | - | 113.8 | ○ | 佐用町 | ||
10-1 | 佐用JCT | E29 鳥取自動車道 | 117.4 | - | |||
11 | 佐用IC | 国道373号 | 119.2 | ○ | |||
- | 上月PA | - | 125.7 | ○ | |||
11-1 | 作東IC | 県道86号作東インター線 県道365号上福原佐用線 | 131.3 | 岡山県 | 美作市 | ||
- | 作東BS | - | 133.9 | ○ | |||
- | 楢原PA | - | 136.4 | ||||
12 | 美作IC | 県道51号美作奈義線 | 139.4 | ○ | |||
12-1 | 勝央JCT | 美作岡山道路 | 141.9 | - | |||
- | 勝間田BS | - | 144.0 | ○ | 勝央町 | ||
- | 勝央SA | - | 145.3 | ||||
13 | 津山IC | 国道53号 | 150.7 | ○ | 津山市 | ||
- | 津山北BS | - | 156.0 | ○ | |||
- | 二宮PA | - | 159.1 | ||||
14 | 院庄IC | 国道179号 県道206号院庄線 | 161.1 | ○ | |||
- | 久米BS | - | 166.5 | ○ | |||
- | 美作追分PA | - | 173.9 | ○ | 真庭市 | ||
15 | 落合JCT | E73 米子自動車道 | 175.0 | - | |||
16 | 落合IC | 国道313号 | 181.6 | ○ | |||
- | 真庭PA | - | 184.6 | ||||
17 | 北房JCT | E73 岡山自動車道 | 191.0 | - | |||
18 | 北房IC | 国道313号 | 193.4 | ||||
- | 呰部BS | - | 196.5 | ○ | |||
- | 布瀬BS | - | 205.5 | ○ | 新見市 | ||
18-1 | 大佐SA/SIC | 県道32号新見勝山線(市道経由) | 209.5 | ○ | SICは6 - 24時 | ||
- | 熊谷BS | - | 215.6 | ○ | |||
19 | 新見IC | 国道180号 県道378号上市井村西方線 | 221.6 | ◎ | |||
- | 神郷PA | - | 228.8 | ◆ | |||
- | 哲西BS | - | 237.9 | ○ | |||
20 | 東城IC | 国道182号 | 246.4 | ◎ | 広島県 | 庄原市 | |
- | 帝釈峡PA | - | 249.2 250.1 | 下り線 広島・北九州方面 上り線 大阪方面 | |||
- | 帝釈BS | - | 259.7 | ○ | |||
- | 本村PA | - | 265.9 267.0 | 下り線 広島・北九州方面 上り線 大阪方面 | |||
21 | 庄原IC | 国道432号 | 276.6 | ○ | |||
- | 七塚原SA | - | 283.1 283.2 | 下り線 広島・北九州方面 上り線 津山・大阪方面 | |||
- | 和知BS | - | 286.5 | ○ | 三次市 | ||
21-1 | 三次東JCT | E54 松江自動車道 E54 尾道自動車道 | 288.6 | - | |||
三次東IC | 県道434号和知三次線 | ||||||
22 | 三次IC | 国道375号 県道470号三次インター線 | 293.6 | ○ | |||
- | 江の川PA | - | 299.1 302.0 | 上り線 大阪方面 下り線 広島・北九州方面 | |||
- | 高宮BS | - | 308.3 | ○ | 安芸高田市 | ||
23 | 高田IC | 県道64号三次美土里線 | 313.8 | ||||
- | 美土里BS | - | 315.8 | ○ | |||
- | 本郷PA | - | 317.9 322.2 | 上り線 米子・大阪方面 下り線 広島・北九州方面 | |||
24 | 千代田IC | 県道5号浜田八重可部線 | 328.9 | ○ | 北広島町 | ||
25 | 千代田JCT | E74 浜田自動車道 | 330.9 | - | |||
- | 安佐SA | - | 339.9 340.4 | 下り線 広島・北九州方面 上り線 浜田・大阪方面 | 広島市 安佐北区 | ||
26 | 広島北JCT | E74 広島自動車道 | 343.0 | - | 三次東JCT方面⇔広島JCT方面直結 | ||
26-1 | 加計BS/SIC | 国道191号(市道経由) | 355.0 | ○ | 広島北JCT方面出入口 | 安芸太田町 | |
27 | 戸河内IC | 国道186号 国道191号 | 360.4 | ||||
- | 筒賀PA | - | 363.2 | ○ | |||
28 | 吉和IC | 国道186号 | 376.6 | 廿日市市 | |||
- | 吉和SA | - | 379.1 | ○ | |||
- | 宇佐BS/CB | - | 387.4 | ◆ | 山口県 | 岩国市 | |
- | 深谷PA | - | 395.5 | ○ | |||
29 | 六日市IC | 国道187号 | 403.6 | ◆ | 島根県 | 吉賀町 | |
- | 朝倉PA | - | 408.5 | ◆ | |||
30 | 鹿野IC | 国道315号 | 430.6 | ◆ | 山口県 | 周南市 | |
- | 鹿野SA | - | 432.2 432.8 | 下り線 北九州方面 上り線 広島方面 | |||
- | 串BS/CB | - | 439.7 | ◆ | CBは上り線のみ | 山口市 | |
31 | 徳地IC | 国道489号 | 447.4 | ◆ | |||
- | 荷卸峠PA | - | 455.7 | ||||
- | 仁保BS | - | 460.6 | ◆ | |||
32 | 山口IC | 国道262号 | 467.4 | ◆ | |||
- | 湯田PA/SIC | - | 473.3 | ◆ | SICは2019年度供用予定[6] | ||
33 | 山口JCT | E2 山陽自動車道 | 474.8 | - | |||
34 | 小郡IC | 国道9号 | 480.1 | ◆ | |||
34-1 | 小郡JCT | 山口宇部道路 | 480.2 | - | |||
- | 美東SA | - | 487.5 487.7 | 下り線 北九州方面 上り線 広島方面 | 美祢市 | ||
- | 真名BS | - | 489.5 | ◆ | |||
34-2 | 美祢東JCT | 小郡萩道路 | 490.5 | - | |||
35 | 美祢IC | 国道435号 | 498.2 | ○ | |||
- | 伊佐PA | - | 505.5 | ||||
35-1 | 美祢西IC | 県道33号下関美祢線 | 511.7 | ◆ | |||
35-2 | 下関JCT | E2 山陽自動車道 宇部下関線 | 519.1 | - | 下関市 | ||
- | 長門吉田BS | - | 519.4 | ◆ | |||
- | 小月BS | - | 524.0 | ○ | |||
36 | 小月IC/JCT | 国道491号 E9 山陰自動車道(調査中)[7] | 524.6 | ||||
- | 王司PA | - | 529.1 | ||||
- | 長門勝山BS | - | 535.9 | ◆ | |||
37 | 下関IC | 県道57号下関港線 県道258号武久椋野線 | 540.1 | ||||
E2A 関門橋(関門自動車道) 門司・ E3 九州自動車道福岡・長崎・熊本方面 |
歴史
1970年(昭和45年)
3月1日 : 中国自動車道[注釈 6]中国吹田IC - 中国豊中ICが暫定2車線で開通[注釈 7]。
7月23日 : 中国豊中IC - 宝塚ICが開通。
1973年(昭和48年)11月14日 : 小月IC - 下関ICが開通。同時に関門橋(関門自動車道)と接続。
1974年(昭和49年)
6月4日 : 西宮北IC - 福崎ICが開通。
7月31日 : 小郡IC - 小月ICが開通。
12月21日 : 美作IC - 落合ICが開通。
1975年(昭和50年)
4月1日 : 山口IC - 小郡ICが開通。
10月16日 : 宝塚IC - 西宮北IC、福崎IC - 美作ICが開通。
12月10日 : 院庄IC開通
1976年(昭和51年)12月24日 : 落合IC - 北房ICが開通。
1978年(昭和53年)10月28日 : 北房IC - 三次ICが開通(北房IC - 庄原ICは暫定2車線)。
1979年(昭和54年)
5月15日 : 吹田JCT(名神 - 中国道直結ランプ)開通。東名東京ICから三次ICまで高速自動車国道で結ばれる。
10月18日 : 三次IC - 千代田ICが開通。
1980年(昭和55年)10月17日 : 鹿野IC - 山口ICが開通(鹿野IC-徳地ICは暫定2車線)。
1982年(昭和57年)4月20日 : 東城IC - 庄原ICが4車線化。
1983年(昭和58年)
2月:山崎TB設置[8]。
3月18日 : 新見IC - 東城ICが4車線化。
3月24日 : 千代田IC - 鹿野ICが開通し全線開通(広島北JCT - 鹿野ICは暫定2車線)。
1984年(昭和59年)3月30日 : 北房IC - 新見ICが4車線化。
1986年(昭和61年)11月10日 : 鹿野IC - 徳地ICが4車線化。
1987年(昭和62年)12月4日 : 山口JCT開通により山陽自動車道と接続。
1988年(昭和63年)
3月24日 : 吉川JCT開通により舞鶴自動車道(現在の舞鶴若狭自動車道)と接続。
7月9日 : 西宮名塩SA開設。
7月19日 : 神戸三田IC - 吉川JCTが6車線化。
1989年(平成元年)11月10日 : 六日市IC - 鹿野ICが4車線化。
1990年(平成2年)
3月30日 : 西宮北IC - 神戸三田ICが6車線化。
9月25日 : 戸河内IC - 吉和ICが4車線化。
11月15日 : 吉和IC - 六日市ICが4車線化。
1991年(平成3年)
3月19日 : 加西IC開通。
12月7日 : 千代田JCT開通により浜田自動車道と接続。
1992年(平成4年)
11月15日 : 最後まで暫定2車線だった広島北JCT - 戸河内ICの4車線化工事が完了し、全線が4車線以上となる。
12月18日 : 落合JCT開通により米子自動車道と接続。
1996年(平成8年)
4月10日 : ひょうご東条IC開通。
11月14日 : 神戸JCT開通により山陽自動車道と接続。
1997年(平成9年)
3月15日 : 北房JCT開通により岡山自動車道と接続。
9月13日 : 美祢西IC開通。
2001年(平成13年)3月11日 : 下関JCT開通により山陽自動車道と接続。
2003年(平成15年)4月28日 : 西宮山口JCT開通により阪神高速7号北神戸線と接続。
2004年(平成16年)
12月18日 : 大佐SAスマートIC社会実験、加計BSスマートIC社会実験開始(2006年〈平成18年〉9月30日終了)[注釈 8]。
12月20日 : 山崎本線料金所(山崎IC - 佐用ICに設置)廃止。
2005年(平成17年)3月6日 : 作東IC開通。
2006年(平成18年)10月1日 : 大佐スマートIC、加計スマートIC供用開始。
2008年(平成20年)11月11日 : 山口JCTがフル化。山陽自動車道と全方向接続。
2010年(平成22年)
3月20日 : 美祢東JCT開通に伴い、小郡萩道路と接続。
3月28日 : 佐用JCT開通に伴い、鳥取自動車道と接続。
2013年(平成25年)3月30日 : 三次東JCT開通に伴い、松江自動車道と接続。
2014年(平成26年)3月30日 : 三次東JCTにて尾道自動車道と接続。
2016年(平成28年)
3月27日 : 勝央JCT及び小郡JCTが開通。
4月23日 : 建設中の新名神高速道路(高槻 - 神戸)建設現場における有馬川橋橋桁落下事故で付近の国道176号線が通行止めとなったため、西宮北IC - 神戸三田ICで無料通行を実施[9]。
2018年(平成30年)3月18日 : 神戸JCTで新名神高速道路と接続[10]。
路線状況
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 | 最高速度 | 備考 |
---|---|---|---|
吹田JCT - 中国池田IC | 4=2+2 | 100 km/h | ※1 |
中国池田IC - 宝塚IC | 6=3+3 | ※2 | |
宝塚IC - 吉川JCT | 80 km/h | ||
吉川JCT - 呰部BS | 4=2+2 | ||
呰部BS - 新見IC | 60 km/h | ||
新見IC - 広島北JCT | 80 km/h | ||
広島北JCT | 2=1+1 | 50 km/h | ※3 |
広島北JCT - 下関IC | 4=2+2 | 80 km/h | ※2 |
- ※1 : 上り線に1箇所登坂車線あり。
- ※2 : 上下線に数箇所登坂車線あり。
- ※3 : 中国自動車道を連続走行する場合。
- 広島北JCTは上下線で1車線になり広島道からの合流で再び2車線になる。
- 山口JCTの分岐後、下り線は一度右車線が絞りこまれ、1車線となるが、山陽道からの合流で再び2車線となる。
- 下関JCTの合流は右からとなっており、下り線は山陽道宇部下関線からの合流車線がそのまま追越車線となる。その際、左車線は減少する。
中国道はほとんどの区間で80 km/hに制限されている。これは、建設時期が山陽道よりも早く、建設当時の技術的な問題もあり、極力元の地形に沿った形でルート選定がされたため、急カーブや勾配のある坂道が連続していることが要因である。中国道は全体を通じて半径500メートル (m) 未満のカーブが非常に多く、広島県庄原市の東城IC - 庄原ICは中国道で最小半径のR=250 mが連続している場所がある。
また、北房IC - 新見ICは、1種4級で、かつ急カーブ(R=250 mあり)、急勾配が連続しているため、最高速度が60 km/hに制限されている(北房IC側の4 kmは、改良工事により、最高速度が80 km/hに緩和されている)。
この道路の規格は、開通当初の自衛隊の車両規格に沿ったものになっているとされる。
道路照明灯は吹田JCT - 神戸JCT間に設置されている。
サービスエリア・パーキングエリア
売店は全てのサービスエリア (SA) と、赤松・社・安富・上月・真庭・江の川・本郷・王司の各パーキングエリア (PA) に、レストランは吉和SAを除く全てのサービスエリアに設けられている。また、ガソリンスタンドは鹿野SA・吉和SAを除く全てのサービスエリアと王司PAに設けられている。
このうち、24時間営業の売店を有するのは西宮名塩SA・赤松PA下り線・社PA上り線・加西SA・勝央SA・安佐SA・美東SAのみ、また24時間営業のガソリンスタンドを有するのは西宮名塩SA・加西SA・勝央SA・七塚原SA・安佐SA・美東SAのみとなっている。
山陽道全通後は交通量の減少により、ガソリンスタンドやスナックコーナーの閉鎖、営業時間短縮などの規模縮小が目立っている。特に安佐SA - 美東SA間の途中にある吉和SA・鹿野SAのガソリンスタンドが続けざまに廃止されており、この間は150 km近くにわたってガソリンスタンドがない状態である。このため、NEXCO西日本では2015年(平成27年)4月20日より1年間、吉和IC・六日市IC周辺の指定ガソリンスタンドで給油するETC利用車に対して、1時間以内の中途出場を認める社会実験を行っていたが[11]、翌2016年(平成28年)に更に1年間継続[12]、翌2017年(平成29年)に更に継続となった[13]。なお、この区間で並行する山陽自動車道にはガソリンスタンドのあるSAが3箇所(宮島SA・下松SA・佐波川SA)存在する。また、帝釈峡PAはかつては売店・スナックコーナーに加えてガソリンスタンドもあったがすべて廃止され、現在では無人のPAとなっている。
また、尾道道・松江道全通後の交通量の増加により、それまで無人のPAであった江の川PAに売店が設置された。
主なトンネルと橋
宝塚東トンネル(宝塚IC - 西宮名塩SA) : 上り線360 m 下り線350 m
宝塚西トンネル(宝塚IC - 西宮名塩SA) : 上り線350 m 下り線240 m- 加古川橋(滝野社IC - 加西IC)
- 西下野トンネル(揖保川PA - 佐用IC): 上り線650 m 下り線698 m
杉坂トンネル(上月PA - 作東IC) : 上り線650 m 下り線560 m- 大佐トンネル(北房IC - 大佐SA) : 上り線1,596 m 下り線1,572 m
帝釈橋(帝釈峡PA - 帝釈BS)
牛頭山トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線3,573 m 下り線3,560 m(中国道最長トンネル)
平トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線1,055 m 下り線1,040 m
船場トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線1,001 m 下り線990 m
三谷トンネル(上り線のみ)・澄合トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 三谷:上り線75 m 澄合:上り線800 m 下り線700 m
- 上り線は加計側の三谷トンネルと、広島北側の澄合トンネルとがシェルターによって繋がれていたが、シェルターが撤去され分離された。
加計東トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線3,277 m 下り線3,370 m
加計西トンネル(加計スマートIC - 戸河内IC) : 上り線2,690 m 下り線2,672 m
境トンネル(筒賀PA - 吉和IC) : 上り線459 m 下り線454 m
- 上り線は1988年に死亡事故が起きているため、トンネル手前から警告板が表示されている。また、上り線トンネル入り口には「家族のためにも安全運転」と書かれたイラスト入りの看板が設置されている。
冠山トンネル(吉和SA - 深谷PA) : 上り線2,140 m 下り線2,198 m
- トンネル手前で中国自動車道の最高地点(海抜721 m)を通過する。
米山トンネル(朝倉PA - 鹿野IC) : 上り線3,140 m 下り線3,260 m
牛頭山・加計東/西トンネルは、広島北JCT - 戸河内ICの区間に存在する。いずれも2 kmを超える長大トンネルである上にその前後にも1 km前後のトンネルが連続するため難所とされる。ちなみに、この区間の距離約17.2 kmのうち12.4 kmはトンネルであり、これは、この区間全体の4分の3にあたる。また、開通からしばらくの間は、これらのトンネルは暫定2車線で供用されていた。
トンネルの数
区間 | 上り線 | 下り線 |
---|---|---|
吹田JCT - 宝塚IC | 0 | 0 |
宝塚IC - 西宮名塩SA | 3 | 3 |
西宮名塩SA - 揖保川PA | 0 | 0 |
揖保川PA - 佐用JCT | 3 | 3 |
佐用JCT - 上月PA | 0 | 0 |
上月PA - 作東IC | 1 | 1 |
作東IC - 北房IC | 0 | 0 |
北房IC - 大佐SA | 5 | 5 |
大佐SA - 新見IC | 2 | 2 |
新見IC - 神郷PA | 1 | 1 |
神郷PA - 帝釈峡PA | 0 | 0 |
帝釈峡PA - 本村PA | 1 | 1 |
本村PA - 高田IC | 0 | 0 |
高田IC - 本郷PA | 0 | 1 |
本郷PA - 千代田IC | 1 | 0 |
千代田IC - 広島北JCT | 0 | 0 |
広島北JCT - 戸河内IC | 7 | 6 |
戸河内IC - 筒賀PA | 1 | 1 |
筒賀PA - 吉和IC | 4 | 7 |
吉和IC - 吉和SA | 0 | 0 |
吉和SA - 深谷PA | 2 | 2 |
深谷PA - 六日市IC | 2 | 2 |
六日市IC - 朝倉PA | 2 | 2 |
朝倉PA - 鹿野IC | 2 | 2 |
鹿野IC - 鹿野SA | 0 | 0 |
鹿野SA - 徳地IC | 2 | 2 |
徳地IC - 小郡IC | 0 | 0 |
小郡IC - 美東SA | 1 | 1 |
美東SA - 美祢IC | 0 | 0 |
美祢IC - 伊佐PA | 1 | 1 |
伊佐PA - 下関IC | 0 | 0 |
合計 | 48 | 50 |
道路管理者
2005年(平成17年)10月の道路公団民営化後、中国自動車道は全区間がNEXCO西日本の管轄となっている。
関西支社
- 神戸管理事務所 : 吹田JCT - 吉川IC
- 福崎高速道路事務所 : 吉川IC - 佐用IC
中国支社
- 津山高速道路事務所 : 佐用IC - 新見IC
- 三次高速道路事務所 : 新見IC - 高田IC
- 千代田高速道路事務所 : 高田IC - 六日市IC
- 山口高速道路事務所 : 六日市IC - 下関IC
ハイウェイラジオ
- 中国豊中(中国吹田IC - 中国豊中IC)
- 西宮(宝塚IC - 西宮北IC)
- 加西(加西IC - 福崎IC)
- 勝央(美作IC - 勝間田BS)
- 新見(大佐SA - 熊谷BS)
- 高田(美土里BS - 本郷PA)
- 吉和(吉和SA - 冠山トンネル)
- 小郡(真名BS - 美祢IC)
- 王司(王司PA前後)
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
---|---|---|---|
吹田JCT - 中国吹田IC | 056,265 | 065,007 | 065,654 |
中国吹田IC - 中国豊中IC | 067,039 | 076,425 | 075,575 |
中国豊中IC - 中国池田IC | 056,422 | 066,308 | 063,986 |
中国池田IC - 宝塚IC | 090,913 | 105,478 | 096,007 |
宝塚IC - 西宮山口JCT | 105,048 | 124,014 | 109,285 |
西宮山口JCT - 西宮北IC | 091,905 | 101,217 | 095,809 |
西宮北IC - 神戸JCT | 078,692 | 091,488 | 087,183 |
神戸JCT - 神戸三田IC | 046,118 | 048,850 | 044,064 |
神戸三田IC - 吉川JCT | 045,048 | 049,604 | 045,391 |
吉川JCT - 吉川IC | 031,026 | 032,082 | 031,270 |
吉川IC - ひょうご東条IC | 027,402 | 028,006 | 027,637 |
ひょうご東条IC - 滝野社IC | 024,297 | 024,559 | 024,881 |
滝野社IC - 加西IC | 019,292 | 019,638 | 020,503 |
加西IC - 福崎IC | 018,117 | 018,383 | 019,546 |
福崎IC - 夢前SIC | 014,187 | 015,298 | 016,688 |
夢前SIC - 山崎IC | 016,416 | ||
山崎IC - 佐用JCT | 012,624 | 013,789 | 014,884 |
佐用JCT - 佐用IC | 012,624 | 011,970 | 012,816 |
佐用IC - 作東IC | 010,971 | 010,895 | 011,643 |
作東IC - 美作IC | 011,076 | 010,922 | 011,751 |
美作IC - 勝央JCT | 010,423 | 010,355 | 011,040 |
勝央JCT - 津山IC | |||
津山IC - 院庄IC | 010,423 | 011,295 | 011,745 |
院庄IC - 落合JCT | 011,103 | 012,678 | 012,876 |
落合JCT - 落合IC | 011,103 | 012,164 | 011,504 |
落合IC - 北房JCT | 010,916 | 013,658 | 012,395 |
北房JCT-北房IC | 006,884 | 006,358 | 006,183 |
北房IC - 大佐SASIC | 005,996 | 005,267 | 005,283 |
大佐SASIC - 新見IC | 005,929 | 005,042 | 005,096 |
新見IC - 東城IC | 004,805 | 003,637 | 004,042 |
東城IC - 庄原IC | 005,285 | 004,183 | 004,551 |
庄原IC - 三次東IC/JCT | 006,666 | 005,502 | 005,655 |
三次東IC/JCT - 三次IC | 005,655 | ||
三次IC - 高田IC | 010,235 | 009,090 | 010,793 |
高田IC - 千代田IC | 011,169 | 010,112 | 011,617 |
千代田IC - 千代田JCT | 013,887 | 013,296 | 014,459 |
千代田JCT - 広島北JCT | 016,597 | 017,144 | 016,911 |
広島北JCT - 加計SIC | 013,737 | 005,608 | 006,130 |
加計SIC - 戸河内IC | 013,341 | 004,666 | 005,238 |
戸河内IC - 吉和IC | 011,361 | 002,466 | 003,346 |
吉和IC - 六日市IC | 011,254 | 002,299 | 003,161 |
六日市IC - 鹿野IC | 011,136 | 002,183 | 002,989 |
鹿野IC - 徳地IC | 011,044 | 002,234 | 003,054 |
徳地IC - 山口IC | 010,670 | 002,087 | 002,945 |
山口IC - 山口JCT | 010,670 | 003,286 | 004,125 |
山口JCT - 小郡IC/JCT | 019,766 | 021,366 | 024,355 |
小郡IC/JCT - 美祢東JCT | 020,974 | 022,579 | 025,530 |
美祢東JCT - 美祢IC | 022,371 | 025,092 | |
美祢IC - 美祢西IC | 020,346 | 021,757 | 023,967 |
美祢西IC - 下関JCT | 020,522 | 021,934 | 024,284 |
下関JCT - 小月IC | 026,162 | 027,721 | 030,512 |
小月IC - 下関IC | 028,093 | 029,719 | 032,400 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
中国池田IC - 西宮北IC間では日交通量10万台以上と極めて混雑するのに対し、山陽道と並行する区間では西に向かうにつれて交通量が激減する。特に戸河内IC - 山口IC間は日交通量が3000台にも満たない。これは、山陽道の最少交通量区間である山口南IC - 山口JCT間でも19,842台の日交通量があるのとは対照的である。
特に、山陽道が全線開通した1997年(平成9年)12月10日以降は、これまで神戸JCT - 山口JCTを中国道経由で通過していた高速バスや貨物自動車の大半が山陽道へシフトし、現在では通常の昼間に大型車が通過することは少なくなっている(米子道・浜田道に入る場合は、引き続き中国道を通過しなければならない)。さらに、交通量が多くなるゴールデンウィークやお盆、年末年始でも山陽道では渋滞が多く発生するのに対し、並行する中国道の神戸JCT - 山口JCTの区間ではほとんど発生しない。このため、NEXCO西日本ではキャンペーンなどで交通量の多い時期に山陽道を通過利用する車に対し中国道経由への迂回を呼びかけている[14]。
なお、2005年(平成17年)9月7日に台風14号による路盤崩壊により山陽道の岩国IC - 玖珂ICが通行止めになり、本線が復旧する12月1日までは通過交通を中心に一時的に広島北JCT - 山口JCTの交通量が増加し、この通行止め期間中の2005年9月から11月にかけて実施された平成17年度道路交通センサスの交通量調査では日平均1万台程度の交通量があった。2010年(平成22年)の交通センサスでは、2005年に比べて8割程度交通量が減少している区間もある。
冬季は山間部や山口県内を中心に凍結や積雪がしばしば生じるため、冬用タイヤ等の規制を敷かれることが多々ある[注釈 9]。
一方、吹田JCT - 神戸JCT間は中国道・山陽道双方の交通が人口の多い阪神地区において集中するために常に交通量が多い状態で、宝塚東・宝塚西トンネルを先頭にした渋滞が常態化していたが、新名神高速の高槻JCT - 神戸JCT間が開業したことにより、状況は変わりつつある。
地理
通過する自治体
大阪府
吹田市 - 豊中市 - 池田市
兵庫県
川西市 - 宝塚市 - 伊丹市 - 宝塚市 - 西宮市 - 神戸市北区 - 三木市 - 加東市 - 加西市 - 加東市 - 加西市 - 神崎郡福崎町 - 姫路市 - 宍粟市 - 佐用郡佐用町
岡山県
美作市 - 勝田郡勝央町 - 津山市 - 真庭市 - 新見市 - 真庭市 - 新見市
広島県
庄原市 - 三次市 - 安芸高田市 - 山県郡北広島町 - 広島市安佐北区 - 山県郡安芸太田町 - 廿日市市
山口県
- 岩国市
島根県
鹿足郡吉賀町
- 山口県
周南市 - 山口市 - 宇部市 - 美祢市 - 山陽小野田市 - 美祢市 - 下関市
接続する高速道路
E1 名神高速道路(吹田JCTで接続)
E26 近畿自動車道(吹田JCTで接続)
阪神高速7号北神戸線(西宮山口JCTで接続)
E2 山陽自動車道(神戸JCTで接続)
E1A 新名神高速道路(神戸JCTで接続)
E27 舞鶴若狭自動車道(吉川JCTで接続)
E95 播但連絡道路(福崎ICで接続)
E29 播磨自動車道(山崎JCTで接続予定)
E29 鳥取自動車道(佐用JCTで接続)
E73 米子自動車道(落合JCTで接続)
E73 岡山自動車道(北房JCTで接続)
E54 松江自動車道(三次東JCT/ICで接続)
E54 尾道自動車道(三次東JCT/ICで接続)
E74 浜田自動車道(千代田JCTで接続)
E74 広島自動車道(広島北JCTで接続)
E2 山陽自動車道(山口JCTで接続)
E2 山陽自動車道(下関JCTで接続)
E9 山陰自動車道(小月JCT/ICで接続予定)
E2A 関門橋(下関ICで直結)
脚注
注釈
^ 山崎JCT - 佐用JCT間は「E29」、落合JCT - 北房JCT間は「E73」、千代田JCT - 広島北JCT間は「E74」がそれぞれ重複付番されている。
^ その後、1966年(昭和41年)に公布された国土開発幹線自動車道建設法で山陽自動車道が計画され、1987年(昭和62年)の国土開発幹線自動車道建設法の改正で山陰自動車道の計画が策定された。
^ 最高速度、交通量の節を参照。
^ 高速自動車道計画当初は、山陽・山陰の各中心都市へは中国自動車道から上記各自動車道という支線により高速自動車網を構築する計画であり、一部残存区間があるものの2016年(平成28年)10月現在では進捗中である。
^ 同様の例として、東北自動車道・八戸自動車道が接続する安代JCTと北陸自動車道・関越自動車道が接続する長岡JCT、上信越自動車道・長野自動車道が接続する更埴JCTがある
^ 前年(1969年)に開通した中央高速道路(現・中央自動車道)の暫定2車線対面通行区間の中央線を破線(追い越し可能区間)で供用して正面衝突事故が相次いだため、警察庁から日本道路公団に営業路線名で「高速道路」の名称使用を自粛するよう要請があり、暫定措置として1972年(昭和47年)まで法定路線名をそのまま使用した。なお、開通時には、現在と同じく中国自動車道の名称が使われることになった。『交通工学』1970年春季増刊号・田中敬一・田口二朗「万国博関連道路計画について」写真より
^ 同時期に開催されていた日本万国博覧会会場へのアクセス路線として北大阪急行電鉄が会場線という臨時線を1970年(昭和45年)2月24日から同年9月14日まで現上り線の敷地を利用して万国会場前まで供用していたため、現下り線部分を暫定2車線対面通行にして開通させた。なお、前述の中央高速での反省を踏まえ、中国吹田IC - 中国豊中IC間は追い越し禁止区間(中央線を黄色の実線で供用)となった。
^ 当初の実験期間は2005年(平成17年)3月15日まで。
^ その一方で、兵庫県内(特に福崎IC以東)や大阪府内においては敷かれることはまずない。
出典
^ 『高速道路と自動車』1970年3月版
^ “高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年5月5日閲覧。
^ “【関西の議論】中国道“名物”「宝塚トンネル常時渋滞」の本当の理由…2年後には劇的解消“秘策”が”. MSN産経ニュース関西版 (産経新聞社). (2014年4月21日). オリジナルの2014年4月21日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20140421172342/http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140421/wlf14042107000001-n1.htm 2014年6月20日閲覧。
^ “関西中央環状道路”. 関西4環状ネットワーク. 国土交通省近畿地方整備局. 2013年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月20日閲覧。
^ “建設進捗・開通予定情報”. 西日本高速道路. 2017年3月20日閲覧。
^ “湯田パーキングエリアスマートインターチェンジ地区協議会を開催しました”. 山口市 (2016年9月1日). 2017年3月20日閲覧。
^ “平成28年度 新規事業候補箇所説明資料 一般国道491号(山陰自動車道) 俵山・豊田道路 (PDF)”. 国土交通省 中国地方整備局. p. 10 (2016年3月8日). 2017年3月20日閲覧。
^ 高速自動車道新聞 昭和63年8月11・21日合併号
^ 山内博 (2016年4月24日). “橋桁落下事故が発生した国道176号の迂回路として高速道路の通行料金を無料化”. クリッカー clicccar.com (三栄書房). http://clicccar.com/2016/04/24/368299/ 2018年4月14日閲覧。
^ “E1A新名神高速道路(川西IC〜神戸JCT間)が平成30年3月18日(日曜)に開通します - 高槻JCT・IC〜神戸JCT間が全線開通します -” (プレスリリース), 西日本高速道路, (2018年1月24日), http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h30/0124/ 2018年1月24日閲覧。
^ “『高速道路外ガソリンスタンドサービス社会実験』の開始 ― ETC車限定・中国道 吉和ICおよび六日市IC ―” (プレスリリース), 西日本高速道路, (2015年4月16日), http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/chugoku/h27/0414/ 2016年4月11日閲覧。
^ “高速道路外ガソリンスタンドサービス社会実験(ETC車限定)を昨年度に引き続き継続します”. 西日本高速道路 (2016年4月18日). 2016年6月25日閲覧。
^ “高速道路外ガソリンスタンドサービス社会実験(ETC車限定)を昨年度に引き続き継続します”. 西日本高速道路 (2017年4月19日). 2017年4月23日閲覧。
^ “NEXCO西日本中国支社管内のお盆期間における高速道路の渋滞予測 ― 8月11日と12日に最大25km の渋滞発生!渋滞を避けた分散利用を ―” (プレスリリース), 西日本高速道路, (2012年7月13日), http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/chugoku/h24/0713/ 2018年4月14日閲覧。
関連項目
- 高速自動車国道
近畿地方の道路一覧・中国地方の道路一覧
- 中国山地
大阪高速鉄道大阪モノレール線 - 柴原駅と万博記念公園駅の間で並走する。
北大阪急行電鉄 - 臨時路線の会場線(大阪万博の会場アクセス路線)は中国自動車道上り線の建設予定地に作られた。そのため中国自動車道開通当初は現在の下り線を暫定2車線で供用していた。
姫新線・芸備線・山口線 - 中国自動車道と並行する鉄道路線(在来線)。- アジアハイウェイ1号線
山崎断層 - 福崎 - 美作間で沿うといわれている。
外部リンク
- 独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構
- 西日本高速道路株式会社
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