西中金駅
西中金駅 | |
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旧西中金駅駅舎(2002年) | |
にしなかがね NISHI NAKAGANE | |
(2.8km) 三河広瀬► | |
所在地 | 愛知県豊田市中金町 北緯35度08分24秒 東経137度14分09秒 / 北緯35.139864度 東経137.235938度 / 35.139864; 137.235938座標: 北緯35度08分24秒 東経137度14分09秒 / 北緯35.139864度 東経137.235938度 / 35.139864; 137.235938 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 三河線 |
キロ程 | 0.0km(西中金起点) 知立から29.9km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- | 207人/日(降車客含まず) -2003年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)1月22日 |
廃止年月日 | 2004年(平成16年)4月1日 |
西中金駅(にしなかがねえき)は、かつて愛知県豊田市中金町にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
目次
1 歴史・概要
2 年表
3 駅の構造
3.1 配線図
4 駅周辺
5 利用状況
6 隣の駅
7 脚注
8 関連項目
歴史・概要
三河鉄道時代には紅葉で有名な香嵐渓のある足助町(現豊田市)まで延伸する予定であった[1]。しかし、世界恐慌による資金不足や戦争などの影響で当駅以降は延伸が進まず、名古屋鉄道合併後も事業免許は得ていたものの、最終的には断念して事業免許を返却した[1]。足助方面への延伸のために用地買収されたその先の土地は道路として残っている。
西中金駅の旧駅舎の待合室を豊田市が改装し、住民組織「西中金駅愛護会」が運営する喫茶店「西中金ふれあいステーション」が、2015年(平成27年)11月14日に営業開始した[2]。
年表
1928年(昭和3年)1月22日 - 三河鉄道の三河広瀬-当駅間の開通にともない開業[3]。
1929年(昭和4年)2月10日 - 当駅~追分間の鉄道敷設工事に着手[3]。
1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道と合併。
1957年(昭和32年)6月頃 - 乗務員合宿所新設[3]。
1958年(昭和33年) - 当駅より足助方面の鉄道敷設免許失効。
1963年(昭和38年)4月1日 - 貨物営業停止[3]。
1972年(昭和47年)7月13日 - 昭和47年7月豪雨により猿投・西中金間不通(8月10日まで)。
1984年(昭和59年)3月20日 - 乗務員合宿所廃止[3]。
1985年(昭和60年)
3月14日 - 猿投・西中金間の電気運転廃止。レールバス(LE-Car キハ10形)の営業開始。
4月14日 - 無人化(5月1日説あり)[3]。
1999年(平成11年)6月30日 - 8月12日 - 集中豪雨により猿投-西中金間不通。
2004年(平成16年)4月1日 - 猿投-当駅間の営業廃止とともに廃駅となる[3]。
2007年(平成19年)10月2日 - 駅舎、プラットホームが登録有形文化財に登録される[3]。
2015年(平成27年)11月14日 - 旧駅舎の待合室を改装し、喫茶店「西中金ふれあいステーション」が営業開始[2]。
駅の構造
ホーム1本のみの棒線駅で、開業から遅れて1930年(昭和5年)に木造平屋の駅舎が建てられた[1]。この終着駅らしくない構造は、本来足助方面への延長までの暫定的な終着駅とされていたためである。また、駅名標には足助方面への延長を予定していたためか、名鉄バスによる先行措置により「足助方面自動車連絡」と書かれていた。廃止後の2007年(平成19年)に駅舎とホームが国の登録有形文化財に登録された[1](所有者は名鉄のままである)。
駅舎入口。
(2004年)
構内を線路終端部より望む。
(2002年)
駅に停車するキハ30形気動車を北側より望む。
(2000年)
西中金駅 駅名標(2003年)
配線図
← 足助方面 (未成線) | → 猿投方面 | |
凡例 出典:[4] |
駅周辺
- 国道153号
利用状況
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は678人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中258位、 三河線(38駅)中25位であった[5]。
- 『愛知統計年鑑』によると2003年度の乗車人員は1日平均207人であった[6]。2003年度までの1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1998年 | 224 [7] |
1999年 | 198 [8] |
2000年 | 219 [9] |
2001年 | 207 [10] |
2002年 | 176 [11] |
2003年 | 207 [6] |
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 三河線(廃止区間)
西中金駅 - 三河広瀬駅
脚注
- ^ ab河北彬光 (2015年11月15日). “駅舎カフェ 笑顔オーライ 豊田・旧西中金駅で開店”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 豊田版 22
- ^ abcdefgh新實守 『写真で見る三河線誕生百年』 新實守、2015年、129頁。
^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ ab平成17年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
^ 平成12年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
^ 平成13年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
^ 平成14年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
^ 平成15年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
^ 平成16年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
関連項目
- 廃駅
- 登録有形文化財一覧
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