マミヤ・デジタル・イメージング
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒110-0015 東京都台東区東上野2-24-1 トータテ上野ビル4階 |
設立 | 2006年3月15日 |
業種 | 精密機器 |
事業内容 | 中判カメラ、交換レンズ、付属品の製造、販売、電子光学機器、精密機器の製造、販売 |
代表者 | 代表取締役社長 緑川俊夫 |
資本金 | 4億6000万円 |
従業員数 | 78人(2014年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
外部リンク | http://www.mamiya.co.jp/[リンク切れ] |
マミヤ・デジタル・イメージング株式会社(社長:緑川俊夫)は、デジタル技術事業およびカメラ・デジタルカメラなどの光学機器事業を扱う会社である。本社は東京都文京区。
旧社名コスモ・デジタル・イメージング。マミヤ・オーピーから、光学機器事業を継承するにあたり現社名に変更した。コスモ・サイエンティフィック・システムの子会社であり、マミヤ・オーピーおよびその前身マミヤ光機とは資本関係にない。
目次
1 光学機器事業の沿革
1.1 マミヤ光機 - マミヤ・オーピー
1.2 マミヤ・デジタル・イメージング
2 製品
3 住所・工場
4 外部リンク
5 脚注
光学機器事業の沿革
マミヤ光機 - マミヤ・オーピー
マミヤの創業者で発明家の間宮精一が1940年に、新規に考案したバックフォーカシング方式(実用新案登録第294734号{実公昭15-014673})の距離計連動6×6cm判スプリングカメラ「マミヤシックス」を設計・発売。その後、間宮精一が16mmフィルム使用の超小型カメラ「マミヤ16」を開発し1949年に発売。1957年世界初レンズ交換式6×6cm判二眼レフカメラ「マミヤCシリーズ」を開発。1960年6×9cm判プレスカメラ「マミヤプレス」を発売、1970年レボルビングバッグ機構を備えた6×7cm判一眼レフ「マミヤRB67」を発売、1975年6×4.5cm判の一眼レフ「マミヤM645」を発売、1982年にRB67を電子化した「マミヤRZ67」を発売。中判カメラに強みがあり、一方35mm判カメラに関しては輸出向けは好調だった時期もあったが、国内向けには弱く、頻繁にレンズマウントが変わっていた。
しかし1984年2月29日、当時のマミヤの主要株主であり海外でのカメラ販売を手がけてきた大沢商会が事実上倒産。マミヤもあおりを受け、同年3月5日に会社更生法に基づく更生手続を開始している。この過程で、ミラクルマウントを搭載した35mmフィルムカメラであるマミヤZEシリーズから撤退。得意分野である中判カメラの製造に特化することとなった。
1992年10月、マミヤ光機は釣具機器メーカーのオリムピックと合併、合併後の社名はオリムピックとなるが、翌1993年4月同社はマミヤ・オーピーと改称。合併後も、カメラのブランドは変わらず「Mamiya」のままで継続された。
カメラのデジタル化時代に対応するため、デジタルバックに対応し、直接電子製版原版作成が可能な現行の電子中判カメラを発売。6×7cm判でありながらも8×10判に比肩するカメラとして、「マミヤRZ67プロフェッショナルIID」は2130万画素の電子製版直結のプロ用カメラとして発売された。また6×4.5cm判の「マミヤM645」も自動焦点化した。
また、35mmフルサイズを超える撮影素子サイズを持つ2130万画素機、マミヤZDも発売されたが、同製品は発売が大きく遅れた上、カメラ本体のみで130万円という価格設定もあって販売は振るわず、マミヤ・オーピーが光学機器事業を手放す一因となる。
マミヤ・デジタル・イメージング
2006年4月、マミヤ・オーピーは、コスモ・デジタル・イメージング株式会社へ、子会社の光学器械製造部門の「マミヤ株式会社」を含む同社光学器械関連部門を営業譲渡すると発表。2006年9月1日コスモ・デジタル・イメージング株式会社がマミヤ・デジタル・イメージング株式会社に商号変更し、「マミヤ」ブランドおよび全てのカメラ関係の製造、販売を継承、アフターサービスもマミヤ・デジタル・イメージング東京新宿マミヤS.C.からマミヤ・デジタル・イメージング本社営業課に移行した。
2007年からは、シュナイダー・クロイツナッハ及びアルパ・キャパウル&ウェバーの代理店業務を開始しており、これまでの旧マミヤの光学器械器具関連の製品だけでなくシュナイダー製レンズ・アクセサリーや、アルパ製中判カメラ「アルパ12」及び専用レンズなどの取り扱いを開始している。
2007年11月13日にはフェーズワンとデジタル分野における業務提携を締結、2008年第一四半期に両社の技術を融合させ、新型の中判デジタルバックシステム、マミヤmシリーズをラインアップした。
2011年4月、マミヤ・デジタル・イメージング株式会社は、フェーズワン社、リーフ社(Leaf Medium Format Photography)との3社提携製品であるマミヤ645DFカメラ、DMデジタルバック、AFレンズ群の日本国内販売業務・サポートの提供・広告宣伝を含むマーケティング活動等を全てフェーズワン社へ移管した。この移管により国内販売、サポート、広告宣伝を含むマーケティングをデンマークのPhaseOne社の日本総代理店である株式会社DNPフォトイメージングジャパン(DNP大日本印刷の写真関連事業の子会社)が引き継ぐ。マミヤ・デジタル・イメージング株式会社は、開発と製造のみを行う。
2015年12月1日、フェーズワンはマミヤ・デジタル・イメージングの光学事業を買収し、新たにフェーズワン・ジャパン株式会社を発足させた[1]。
製品
製品についてはマミヤ・オーピーのカメラ製品一覧を参照のこと。
住所・工場
- 本社:〒112-0024 東京都文京区後楽1-2-2 ココタイラビル5階
- 大阪営業所:〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江1-10-11 西谷ビル
- 佐久工場:〒385-0052 長野県佐久市原 582-2
外部リンク
- フェーズワン
マミヤ・デジタル・イメージング株式会社[リンク切れ]
- マミヤ・リーフ株式会社
- 株式会社DNPフォトイメージングジャパン/products/phazeone/
- コスモ・サイエンティフィック・システム株式会社
脚注
^ http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20151203_733509.html