浦内川
浦内川 | |
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水系 | 二級水系 浦内川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 18.8[1]km |
流域面積 | 54.24 km² |
水源 | 桑木山付近 |
水源の標高 | 311.7 m |
河口・合流先 | 東シナ海 |
流域 | 西表島(沖縄県) |
浦内川(うらうちがわ)は、沖縄県八重山郡の西表島中央部を流れる二級河川である[2]。沖縄県内で最長の河川であり、水量が豊富である[3]。
目次
1 概要
1.1 流域の様子
1.2 河口付近
2 橋梁
3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
概要
流域の様子
島の中央にある標高312mの桑木山付近を源流とし、地質構造に制約を受けながら北西方向に向かって流れており、流域の大半が西表石垣国立公園に含まれる[1]。昭和初期に中流東岸に熊本営林局の事業所が設けられて、材木の伐採や植林などを行い小集落が形成されていたが、太平洋戦争が始まると事業は中止され、1944年の洪水[4]で集落も廃された。
河口付近
河口から約8キロメートルの軍艦岩まで、満潮時に海水が遡る[5]。付近は広大な三角江の干潟となっており、オヒルギやメヒルギなど7種の木からなるマングローブ林が発達している[5]。河口中央部にはアトゥク島があり、両岸はウラダとよばれる水田地帯だった。
1969年に浦内橋が建設されるまでは、舟によって渡河していた。橋の東部にはかつて炭鉱が、河口部には船着場があった[6]。現在は浦内橋横の船着場から、8km上流まで船で遡上できる[5]。2kmほど歩くとマリユドゥの滝やカンピレーの滝に行ける。上流船着場から川沿いに続く山道は、途中から前良川や仲間川に沿って島を横断する長大なエコツアーのコースとなっている。
橋梁
- 浦内橋 - (沖縄県道215号)
脚注
- ^ ab沖縄県西表島浦内川からの取水に関する質問状(日本魚類学会 自然保護委員会)
^ 川の散歩 浦内川(沖縄県土木建築部河川課)
^ 浦内川及び仲良川流域における マングローブ林立ち枯れ被害調査(九州森林管理局 計画保全部 西表森林生態系保全センター)
^ 農業土木研究第28巻第6号(P315)(金子良)
- ^ abc中村剛・監修『見えてくる! 陸地のデコボコやギザギザ』(日本列島、水をとったら? ビジュアル地形案内2)、徳間書店、2015年、36頁。
^ 『両島絵図帳』
参考文献
- 日本歴史地名大系(オンライン版) 小学館 (『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年~2002年 を基にしたデータベース)
関連項目
- トゥドゥマリの浜
- マリユドゥの滝
- カンピレーの滝