19世紀
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千年紀: | 2千年紀 |
---|---|
世紀: | 18世紀 - 19世紀 - 20世紀 |
十年紀: | 1800年代 1810年代 1820年代 1830年代 1840年代 1850年代 1860年代 1870年代 1880年代 1890年代 |
19世紀(じゅうきゅうせいき)は、西暦1801年から西暦1900年までの100年間を指す世紀。
目次
1 19世紀の歴史
1.1 国民国家の成立
1.2 帝国主義の興隆
1.3 列強の植民地争奪戦
2 できごと
2.1 1800年代
2.2 1810年代
2.3 1820年代
2.4 1830年代
2.5 1840年代
2.6 1850年代
2.7 1860年代
2.8 1870年代
2.9 1880年代
2.10 1890年代
2.11 1900年代
3 文化
3.1 文学
3.2 音楽
3.3 思想
3.4 科学
3.5 技術
4 人物
4.1 ヨーロッパ
4.1.1 政治家・王族
4.1.1.1 フランス
4.1.1.2 オーストリア=ハンガリー
4.1.1.3 ロシア
4.1.1.4 イギリス
4.1.1.5 ドイツ(プロイセンほかドイツ領邦を含む)
4.1.1.6 北欧
4.1.1.7 イタリア
4.1.1.8 スペイン
4.1.1.9 ベルギー
4.1.1.10 ギリシア
4.1.2 軍人
4.1.3 実業家
4.1.4 科学と技術
4.1.5 思想と哲学・人文諸学
4.1.6 宗教
4.1.7 文学
4.1.8 美術
4.1.9 音楽
4.1.10 社会事業家
4.1.11 探検家・旅行家
4.1.12 料理
4.1.13 その他
4.2 アングロアメリカ
4.3 ラテンアメリカ
4.4 サハラ以南のアフリカ
4.5 西アジアと北アフリカ
4.6 南アジア
4.7 東南アジア
4.8 オセアニア
4.9 東アジア
4.9.1 清
4.9.2 越南
4.10 日本
5 19世紀生まれの最後の生き残り
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
19世紀の歴史
国民国家の成立
西欧ではフランス革命の影響により自由主義とナショナリズムが広がった。19世紀初頭のナポレオンの興亡や反動的なウィーン体制、「諸国民の春」や数々の市民革命の勃発の後、ナショナリズムの高揚によりドイツ、イタリアなどの新たな統一された強力な国家が登場した。
またナポレオン戦争による混乱に乗じて1810年代から1820年代にはスペイン・ポルトガルの支配からラテンアメリカ諸国が各地で独立した。しかし大土地所有者の優遇やモノカルチャー栽培などで独立してからも近代化は進まず、欧米列強への従属がこの後も長く続いた。
帝国主義の興隆
19世紀のイギリスは工業化による生産力の増大により得た、圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握った。イギリスは時には武力をも用いて世界各国に自由貿易を認めさせ、イギリスを中心とした国際経済体制に世界を組み込んでいった(パクス・ブリタニカ)。この過程で、大陸国家である清やロシアと海洋国家のイギリスとの間に度重なる衝突が発生し、20世紀における世界大戦の遠因が形成された。
アジア・アフリカにとっては苦渋の時代であり、トルコ、タイ王国などの国では西欧文化を取り入れ近代化が試みられた。清国の半植民地化が実質的に始まったのは、アロー戦争敗北後に天津条約、北京条約を締結してからである。オスマン帝国もヨーロッパ諸国による介入でギリシャ独立戦争において敗北し、ムハンマド・アリーのエジプトでの台頭を止めることが出来なかった。インドではイギリスが19世紀にマラーター戦争、シク戦争を行い、インドを植民地化した。1857年にはインド大反乱が勃発したが、翌年にイギリスはこれを鎮圧し、ムガル帝国は終焉を迎えた。
日本でも1853年、アメリカのペリーが浦賀に来航、江戸幕府に開国を認めさせ、日本も欧米を中心とした世界経済に組み込まれた。1868年には長らく続いた幕藩体制は崩壊し(明治維新)、新たに発足した明治政府は欧米文化を摂取して急速な近代化を目指した。19世紀末には、近代化に成功した日本やタイ王国などの一部の国以外は、西欧列強の植民地にされるか、強い影響下におかれた。
列強の植民地争奪戦
19世紀中頃に、ドイツ、フランス、アメリカ合衆国はイギリスに続いて産業革命をなしとげた。こうした後進産業国では政府の強力なリードのもとで産業育成がなされた。19世紀の末期には資源の豊富なアメリカ合衆国や重化学工業分野が成長したドイツの発展が著しく、事実上イギリスの覇権は崩れた(第二次産業革命参照)。これにより1870年代の露土戦争前後から19世紀末には列強の植民地争奪競争がおこなわれた。日本も日清戦争、日露戦争などを通じ、こうした植民地争奪戦に乗り出していく。
できごと
- 日本では江戸時代の後期及び末期(幕末)から明治時代にあたる。
- 中国では清の時代の後期から末期にあたる。
- イギリスではジェームズ・ワットの圧縮蒸気機関が開発され、その10年後にはワットの複動式蒸気機関が完成し、炭鉱において地下300メートルの深さまで掘ることが可能になった。毎年さまざまなタイプの石炭を何百万トンも産出するようになり、世の中が一変した[1]。
1800年代
1801年
伊能忠敬が幕命により伊豆から陸奥の沿岸の測量に向かう。
- 中村小一郎ら樺太を巡視する。富山元十郎らウルップ島に至り、「天長地久大日本属国」の標識を立てる。
本居宣長死去(72)。
グレートブリテン王国(イギリス)とアイルランド王国が合併する。
フランスと教皇庁とのコンコルダート(政教協約)が結ばれる。- ロシア皇帝パーヴェル1世が宮廷クーデタで暗殺される。
1802年
蝦夷奉行を置き、更に蝦夷奉行を箱館奉行と改称する。
- 伊能忠敬が幕命により陸奥・出羽・越後の沿岸の測量に向かう。
- この冬、近藤守重(重蔵)ら、幕命により択捉島を視察する。
タイの援助で阮福暎(嘉隆帝)がベトナム全土を統一し越南阮朝が成立。
- & 第一次サウード王国がメッカとメディナを占領する。
- 英仏間でアミアン講和条約。
1803年
- 伊能忠敬が幕命により、東海道・北陸道・佐渡島の沿岸の測量に向かう。伊能忠敬が国・郡・村の呼称を調査する。
- ウィリアム・ロバート・スチュアートのアメリカ船籍ナガサキ号が長崎に来航し貿易を要求する。
前野良沢死去(81)。- アミアン講和条約が破棄され、ナポレオン戦争が再開される( - 1815年)。
- イギリスとマラーター同盟の間で第二次マラーター戦争が勃発する( - 1805年)。同年にムガル帝国はイギリス保護下に入った。
1804年
ナポレオン・ボナパルトがフランス皇帝に即位(フランス第一帝政)。
オーストリア帝国成立。
ロシア使節レザノフが長崎に漂流民を護送、貿易を求める。
ハイチがフランスから独立。初の黒人による共和国。
象潟地震により象潟の海岸が隆起して陸地となる。
1805年
トラファルガーの海戦。
アウステルリッツの三帝会戦。- オスマン帝国によりムハンマド・アリーがエジプト総督に任命される(ムハンマド・アリー朝の成立)。
- 伊能忠敬が幕命により伊勢・紀伊・山陽・山陰地方の測量に向かう。
- 紀伊の医師華岡青洲が初めて麻酔剤を用い乳癌を手術する。
1806年
ライン同盟の成立による神聖ローマ帝国の滅亡。
イエナ・アウエルシュタットの戦い、ナポレオンのベルリン入城、大陸封鎖令(ベルリン勅令)の発令。
1807年
ティルジットの和約。ヴェストファーレン王国とワルシャワ公国が成立。
プロイセンでシュタイン・ハルデンベルクの改革が始まる。- オスマン皇帝セリム3世がイェニチェリ軍団に廃位され、ムスタファ4世が即位。
- 幕府が松前藩を転封、西蝦夷地を上知して天領とする。
永代橋落橋事故。
1808年
- スペインの政変でカルロス4世が退位し、フェルナンド7世が即位。
- この混乱でフランス軍がスペインを占領。ナポレオンの兄ジョゼフがスペイン王(ホセ1世)となる。
- スペイン人がフランス支配に抵抗しスペイン独立戦争が起こる。宮廷画家ゴヤは「マドリード、1808年5月3日」を描く。
ポルトガルのブラガンサ王家が亡命し、ブラジルのリオデジャネイロに到着。- 日本の長崎でフェートン号事件。
間宮林蔵が樺太を探検。
- スペインの政変でカルロス4世が退位し、フェルナンド7世が即位。
1809年
ヴァグラムの戦い。- ナポレオンがジョゼフィーヌと離婚。
- 海賊蔡牽による艇盗の乱が鎮圧される。
1810年代
1810年
- ナポレオンがハプスブルク皇女マリー・ルイーズと結婚。
ベルリン大学が創設される。
メキシコ独立運動の先駆者ミゲル・イダルゴの「ドローレスの叫び」。
カメハメハ1世がハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を建国。
1811年
- イギリス国王ジョージ3世が精神疾患のため、王太子ジョージが摂政となる(摂政時代 - 1820年)。
- イギリスで機械打ち壊し運動であるラッダイト運動発生。
ムハンマド・アリーによる「シタデルの惨劇」。
ゴローニン事件。
1812年
ナポレオンのロシア遠征。
米英戦争( - 1814年)。
1813年
清の北京紫禁城に林清率いる白蓮教系天理教徒が乱入。
ライプツィヒ諸国民戦争でナポレオン敗北。
1814年
キール条約でデンマークがノルウェーをスウェーデンに割譲。
フォンテーヌブロー条約によりナポレオンがエルバ島に流される。
ルイ18世が帰還しフランス国王となる(ブルボン復古王政)。
ウィーン会議。
1815年
ワーテルローの戦いでナポレオン敗北、百日天下が終わり、セントヘレナ島に流される。
ウィーン議定書の締結、ウィーン体制( - 1848年)の成立。
1816年
- 前年のインドネシア・タンボラ火山噴火の影響で各地が寒冷化し「夏のない年」と呼ばれる。
- 世界で最初にイギリスが金本位制を導入する。
- イギリス全権としてアマーストが清に貿易拡大を要求するが拒絶される。
アルゼンチン(ラプラタ連合)がスペインから独立。
- 以後、中南米諸国の独立が相次ぐ(→ アメリカ大陸諸国の独立年表)。
モーリタニア沖でメデューズ号の座礁事件。
1817年
- エルギン卿のパルテノン神殿彫刻(エルギン・マーブル)を大英博物館で公開。
アメリカ合衆国大統領にモンローが就任。党派対立がほとんどない「好感情の時代」を迎える。
光格天皇が譲位し、第120代仁孝天皇が即位。
セルビア公国がオスマン帝国から独立。
1818年
スウェーデンでカール14世が即位し、新王朝ベルナドッテ朝開始。
アーヘン会議で、四国同盟にフランスが加わり五国同盟となることが決定。- エジプトが第一次サウード王国を攻略し滅亡させる。
チリがスペインから独立。
1819年
- イギリスでピータールーの虐殺事件。
- イギリス人ラッフルズによりシンガポール開港。
- ドイツ学生運動ブルシェンシャフトを取り締まるカールスバート決議が成立。
- アメリカ合衆国がスペインからフロリダを購入。
シク王国のランジート・シングがカシミール地方を占領。
文政の改鋳。
1820年代
1820年
リエゴらによるスペイン立憲革命( - 1823年)。- 秘密結社カルボナリによるナポリ革命。
- フランス王位継承予定者ベリー公シャルル・フェルディナンが暗殺される。
ミロのヴィーナスが発見される。
アメリカ合衆国でミズーリ協定。
清の道光帝が第8代皇帝に即位。
1821年
セント・ヘレナ島にてナポレオン死去。
ギリシャ独立戦争( - 1829年)が始まる。
メキシコ、ペルー及びグアテマラ総督府がスペインから独立する。- 世界最初の鉄製汽船アーロン・マンピー号がイギリスで完成する。
- 幕府が蝦夷地の上知を止め、松前藩を蝦夷地に戻す。
1822年
- ギリシャ独立宣言(ギリシャ第一共和国成立)。キオス島の虐殺事件。
ホセ・デ・サン・マルティンとシモン・ボリーバルがグアヤキルで会談。
ブラジル帝国がポルトガルから独立する。
1823年
アメリカ合衆国がモンロー宣言を発する。
インドのアッサム地方でイギリス人・ロバート・ブルースが野生茶樹を発見。- 旧グアテマラ総督府支配地から中米連邦が結成される。
1824年
- ギリシア独立義勇軍に参加した詩人バイロンがミソロンギで病死。
- エジプトのムハンマド・アリーがオスマン帝国側についてギリシア独立戦争に参戦。
1825年
スチーブンソンのロコモーション号が世界初の公共貨物鉄道としてストックトン-ダーリントン間に開通。- ロシアでデカブリストの乱が発生。
- ロシア皇帝アレクサンドル1世没後、皇帝となったニコライ1世が反乱を鎮圧。
ボリビアがスペインから独立する。- 文政の異国船打払令。
1826年
- アメリカ先住民チェロキー族がオクラホマへ強制移住(涙の旅路)。
- オスマン帝国でマフムト2世がイェニチェリ軍団を廃止。
- ロシア皇帝ニコライ1世の命で皇帝官房第三課が創設される。
1827年
ナヴァリノの海戦。- イギリスから清へのアヘン貿易額が、清からイギリスへの茶貿易額を初めて上回る。
- アルジェ太守フサイン・イブン・パシャの「扇の一打」事件。
1828年
- ロシアとイランでトルコマーンチャーイ条約を締結。
ポルトガル内戦( - 1834年)。
シーボルト事件。
ウルグアイの独立が承認される。
1829年
- イギリスでカトリック教徒解放令。
アドリアノープル条約。ギリシャの独立が承認される。
1830年代
1830年
フランス七月革命。
- 国王シャルル10世が亡命しブルボン復古王政崩壊。
オルレアン家のルイ・フィリップがフランス国王となり七月王政成立。
オランダからベルギーが独立(ベルギー独立革命)。
ロシア支配下のポーランドで独立運動(十一月蜂起)が起きるが鎮圧される。- スチーブンソンのロケット号が世界初の旅客鉄道としてマンチェスター-リヴァプール間に開通。
アメリカ合衆国でインディアン移住法。
大コロンビアが解体され、ベネズエラ・エクアドルが独立。
1831年
- ジョン・レニー設計のロンドン橋が完成。
- 第一次エジプト・トルコ戦争( - 1833年)。
1832年
- イギリスのグレイ内閣による第1回選挙法改正。腐敗選挙区の廃止による政党の再編成。
- フランスで「1832年の六月暴動」。
1833年
天保の大飢饉( - 1839年)。- スペインでカルリスタ戦争始まる( - 1876年)。
バイエルン王子のオットー(オソン1世)がギリシア国王として即位。
英国国教会でジョン・ヘンリー・ニューマンらによりオックスフォード運動が起こる。
1834年
ドイツ関税同盟発足。
フランスがアルジェリアを併合。- パリ・トランスノナン街の虐殺。
- 清とイギリス全権大使チャールズ・ネイピアが貿易交渉を行うが決裂、イギリスの軍艦は虎門塞砲台を砲撃。
ボーア人によるグラハムズタウン会議においてイギリス支配からの独立と内陸部への移住が決定される(グレート・トレックの始まり)。
1835年
ハレー彗星接近。
アルゼンチンでブエノスアイレス州知事ロサスの独裁政治始まる( - 1852年)。
1836年
パリのエトワール凱旋門完成(1806年 - )。
アラモの戦い。
1837年
徳川家慶が江戸幕府第12代将軍となる。
大塩平八郎の乱。
モリソン号事件。
イギリスでヴィクトリア女王即位( - 1901年)。ヴィクトリア時代始まる。
1838年
イギリスで人民憲章がまとめられ、選挙権の更なる拡大を訴えるチャーティスト運動起こる。- メキシコの菓子戦争( - 1839年)。
- 第一次アフガン戦争( - 1842年)。
緒方洪庵が瓦町に適塾を開く( - 1868年)。
1839年
- 世界初の実用的写真術「ダゲレオタイプ」が公表される。
中米連邦が解体。
アミスタッド号事件。
蛮社の獄。- 第二次エジプト・トルコ戦争( - 1840年)。
- オスマン皇帝アブデュルメジト1世がギュルハネ勅令を発布(タンジマート)。
1840年代
1840年
アヘン戦争( - 1842年)。- 「天保11年の三方領知替え」から天保義民事件が起こる。
ナポレオンの亡骸がパリに帰還しアンヴァリド(廃兵院)に安置される。
ニュージーランド先住民族マオリとイギリスの間でワイタンギ条約が結ばれる。
1841年
リヴィングストンがアフリカ大陸での宣教を開始。- 大御所徳川家斉死去。老中水野忠邦による天保の改革( - 1843年)。
- 大御所家斉の側近を処罰、智泉院・感応寺事件、奢侈禁止令、株仲間解散。
1842年
清とイギリスの間で南京条約締結。- 天保の薪水給与令。
1843年
- 人返し令。上知令の発布、しかし反対派が多く上知令撤回とともに水野忠邦は老中を罷免される。
1844年
- アメリカ合衆国と清で望厦条約締結。フランスと清で黄埔条約締結。
- オランダ国王ウィレム2世が徳川幕府に開国を勧告。
ドミニカ共和国が独立。
1845年
- ヨーロッパでジャガイモ飢饉。特にアイルランドで深刻な被害( - 1849年)。
- アメリカ合衆国がテキサス共和国を併合。ジョン・オサリバンが「マニフェスト・デスティニー」の語でこの併合を鼓舞する。
1846年
ピール内閣が穀物法を廃止し、イギリスの自由主義貿易が確立する(1815年 - )。
テキサスの帰属をめぐり米墨戦争が起こる( - 1848年)。- 仁孝天皇が没し、第121代孝明天皇が即位。
クラクフ蜂起。
1847年
スイスで分離同盟戦争起こる。
モルモン開拓者がソルトレイクシティの建設を始める。
リベリアがアメリカ合衆国から独立。- ボリビアがスペインから正式に独立。
京都御所に学習所が開講される(後の学習院大学)。
1848年
諸国民の春。
フランス二月革命。
- 国王ルイ・フィリップが亡命し七月王政崩壊。第二共和政成立。
- 第二共和政政府の内紛から六月暴動発生。国民投票でルイ・ナポレオンが大統領になる。
- ドイツ・オーストリア三月革命。
- ウィーンからメッテルニヒがイギリスに亡命し、ウィーン体制が崩壊する。
フランクフルト国民議会が招集される( - 1849年)。
パラツキーのチェコ独立運動、コシュートのハンガリー独立運動など起こる。
オーストリア帝国皇帝フェルディナント1世が退位。フランツ・ヨーゼフ1世が即位。
サルデーニャ王カルロ・アルベルトのイタリア統一運動が起こる。
第一次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争。
マルクスとエンゲルスが「共産党宣言」を発表- 米墨戦争終結に伴うグアダルーペ・イダルゴ条約。
メキシコはアメリカ合衆国にカリフォルニア・ネバダ・ユタ・ニューメキシコその他の領土を割譲。- アメリカ合衆国領となったカリフォルニアで金鉱発見(カリフォルニア・ゴールドラッシュ)。
- イランでバーブ教徒の乱( - 1850年)。
1849年
- 「諸国民の春」の退潮。
マッツィーニらによりローマ共和国が樹立されるが、フランス軍により倒される。- ノヴァーラの戦いでカルロ・アルベルトのイタリア統一運動がオーストリア軍に鎮圧される。
ブダとペシュトが陥落し、コシュートらのハンガリー独立運動がロシア軍に鎮圧される(ヨーロッパの憲兵)。
- ロシアでペトラシェフスキー事件。
- 第2次シク戦争(1848年 - )でイギリスが勝利し、インド最後の反英勢力シク王国が滅亡。
- 「諸国民の春」の退潮。
1850年代
1850年
オルミュッツ協定(オルミュッツの屈辱)。
バーブ教開祖セイイェド・アリー・モハンマド(バーブ)がイラン政府に銃殺される。
清で太平天国の乱(- 1864年)。- 清の咸豊帝が第9代皇帝に即位。
1851年
- 世界初の万国博覧会がロンドンで開催され、水晶宮が建設される。
ウルグアイ内戦が終結(1839年 - )。
1852年
- ルイ・ナポレオン(ナポレオン3世)がフランス皇帝に就任(フランス第二帝政)。
カヴールがサルデーニャ王国の首相となる。
ハリエット・ビーチャー・ストウ『アンクル・トムの小屋』を発表。- モンテネグロがオスマン帝国から事実上独立し、モンテネグロ公国が成立。
1853年
クリミア戦争(- 1856年)。- セーヌ県知事オスマンによるパリ大改造始まる。
徳川家定が江戸幕府第13代将軍となる。
ペリーが浦賀に来航。プチャーチンが長崎に入港。
1854年
- ペリーの再来航による日米和親条約締結(日本の開国)。老中阿部正弘らによる安政の改革( - 1857年)。
- 日本で安政東海地震、安政南海地震。
- アメリカ合衆国でカンザス・ネブラスカ法の制定。
1855年
万国博覧会がパリで開催され、産業宮が建設される。
タイとイギリスでボーリング条約(英泰友好通商条約)締結。- 日本で安政江戸地震。
1856年
クリミア戦争講和のためのパリ条約締結。- 日本のアメリカ合衆国総領事としてハリスが着任。
- オスマン帝国の宮廷がトプカプ宮殿からドルマバフチェ宮殿に移される。
雲南省で杜文秀による回民反乱(パンゼーの乱)が起こる( - 1873年)。
1857年
アロー戦争(-1860年)。
インド大反乱(セポイの乱)。ムガル皇帝バハードゥル・シャー2世が擁立される。
1858年
バハードゥル・シャー2世が廃位されミャンマーに流刑。ムガル帝国滅亡。
フェリーチェ・オルシーニによるナポレオン3世暗殺未遂事件。
清とイギリス・フランスが天津条約を締結。
井伊直弼が大老となり安政の大獄始まる。
徳川家茂が江戸幕府第14代将軍となる。
日米修好通商条約を含む安政五ヶ国条約が締結される。- 安政5年のコレラ大流行。
1859年
スエズ運河の建設はじまる( - 1869年)。
イタリア統一戦争開始。
ウェストミンスター宮殿(イギリス国会議事堂)の大時計台ビッグ・ベンが完成。
ダーウィン『種の起源』で進化論を発表。- ハーパース・フェリーでのジョン・ブラウンの反乱。
- オスマン帝国の属国だったワラキアとモルダヴィアが統合し、ルーマニア公国が成立。
1860年代
1860年
円明園が破壊略奪され、清とイギリス・フランスが北京条約を締結。
ロシアも清と北京条約を結び沿海州を獲得、ここにウラジオストクを建設。
ガリバルディ率いる千人隊がシチリア島に上陸し占領。
- 国王フランチェスコ2世が逃亡し両シチリア王国滅亡。
- ガリバルディは占領した南イタリアをサルデーニャ王に献上する(テアーノの会見)。
テトゥアンの会戦でスペインがモロッコのアラウィー朝に勝利。
桜田門外の変で大老井伊直弼が暗殺される。
1861年
- アメリカ合衆国で南北戦争(- 1865年)。
- フランス・スペイン・イギリスのメキシコ出兵。
メキシコのファレス政権の対外債務支払い停止宣言に対抗。
イタリア王国成立。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が初代イタリア国王となる。初代首相カヴールはこの年に急逝。
清の咸豊帝が死去。
辛酉政変(祺祥政変)で西太后が実権を握り粛順らが処刑される。- 西太后の垂簾聴政のもと同治帝が第10代皇帝に即位。同治中興の始まり。
ロシア皇帝アレクサンドル2世による農奴解放令。
1862年
- アメリカ合衆国大統領リンカーンの奴隷解放宣言。
ビスマルクがプロイセン王国宰相に就任し「鉄血演説」を行う。- 薩摩藩主の父島津久光の幕府への介入による文久の改革を行う。
1863年
ポーランド一月蜂起。
赤十字国際委員会が創設される。- 将軍家茂の上洛、新撰組の設置、八月十八日の政変、薩英戦争。
1864年
- 教皇ピウス9世の回勅「クワンタ・クラ」と「誤謬表」。
第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争。
ロンドンにて第一インターナショナルが結成される( - 1876年)。
三国同盟戦争( - 1870年)。
下関戦争、禁門の変、一会桑政権成立、第一次長州征伐。
1865年
南北戦争で南部連合首都リッチモンドが陥落、南軍のリー将軍が降伏。
リンカーン大統領暗殺事件。
1866年
普墺戦争、オーストリアの敗北でドイツ連邦崩壊。
第二次長州征伐。徳川慶喜が江戸幕府第15代将軍となり、慶応の改革を行う。
1867年
メキシコ皇帝マクシミリアン処刑。
- マクシミリアンはハプスブルク家の皇帝フランツ=ヨーゼフ1世の弟。
オーストリア=ハンガリー帝国成立(アウスグライヒ)。- ロンドン条約によりルクセンブルクが永世中立国とされる。
カール・マルクス『資本論』第1巻刊行。
ロシアがアラスカをアメリカ合衆国に売却する。
英領北アメリカ法。カナダが植民地からイギリス最初の自治領に。
南北戦争で敗北した南部諸州が再建法により軍政におかれる( - 1877年)。- 孝明天皇が没し、第122代明治天皇が践祚。
徳川慶喜が朝廷に大政奉還。坂本龍馬・中岡慎太郎暗殺される(近江屋事件)。
キューバがスペインからの独立を宣言(キューバ独立戦争開始)。
1868年
明治維新。
王政復古の大号令。新政府は王政復古を各国公使に通告。
五箇条の御誓文。五榜の掲示。神仏分離令。- 明治天皇即位式を上げる。改元し一世一代の制を定める。
- 江戸を東京と改称し、江戸城を皇居とし東京城と改称。
戊辰戦争。
鳥羽・伏見の戦い。徳川慶喜の蟄居。
西郷隆盛と勝海舟の会談。江戸城開城。上野戦争。
奥羽越列藩同盟と新政府軍の戦い。会津藩降伏。
榎本武揚ら蝦夷地を占領、五稜郭を本営とする。
タイで国王ラーマ5世(チュラーロンコーン)が即位しチャクリー改革が始まる。- マグダラの戦いでエチオピアがイギリスに敗北し、エチオピア皇帝テオドロス2世が自殺。
1869年
箱舘戦争(五稜郭の戦い)で旧幕府軍が降伏。
教皇ピウス9世の召集で第1ヴァティカン公会議開催。
スエズ運河が開通する。- アメリカ合衆国で最初の大陸横断鉄道が開通する。
1870年代
1870年
普仏戦争。
セダンの戦いでナポレオン3世が捕虜となり、フランス第二帝政崩壊。- 国防政府が戦争を継続する、フランス第三共和政の成立。
- イタリア王国による教皇領接収、ローマ遷都。「未回収のイタリア」を除く統一の完成。
1871年
ドイツ帝国成立。
- 皇帝ヴィルヘルム1世の戴冠式がヴェルサイユ宮殿鏡の間で行われる。
- フランスの敗北によりアルザス=ロレーヌの委譲を含むフランクフルト講和条約が結ばれる。
パリ・コミューン事件。- 日本で廃藩置県実施。岩倉使節団派遣。
シカゴ大火。
1872年
- ドイツでイエズス会の活動が禁止され、ヴァティカンと断交する(文化闘争)。
- 日本で学制・徴兵令・グレゴリオ暦導入。新橋-横浜を鉄道が開通。福沢諭吉『学問のすゝめ』初版刊行。
1873年
- ウィーン証券取引所で株価が暴落。
1873年の恐慌(「大不況」)が発生し全世界に広がる(-1896年)。
- ブダとペシュトが公式に合併しハンガリーの首都ブダペシュト(ブダペスト)が誕生する。
ドイツ・オーストリア・ロシアの三帝同盟締結。- 国王アマデオ1世退位によりスペイン第一共和政成立。
西郷隆盛・江藤新平・副島種臣ら征韓論に破れ下野(明治六年政変)。
- ウィーン証券取引所で株価が暴落。
1874年
万国郵便連合の設置。
イギリス東インド会社解散。- 日本で板垣退助らにより民選議院設立建白書提出される。
1875年
- イギリス首相ディズレーリがスエズ運河を買収。
- ドイツでドイツ社会主義労働者党(後のドイツ社会民主党)が結成される。
清の光緒帝が第11代皇帝に即位。
樺太・千島交換条約。
1876年
- 大宰相ミドハト・パシャらの起草によるオスマン帝国憲法(ミドハト憲法)を発布。
コーカンド・ハン国がロシアに滅ぼされ領土に編入される。
- 中央アジアでは同じ頃ブハラ・ハン国(1868年)とヒヴァ・ハン国(1873年)がロシアの保護国にされている。
- インド大飢饉( - 1878年)。
神風連の乱、秋月の乱、萩の乱。- 純血タスマニア・アボリジニの最後の女性トルガニニが死亡し、この種族は絶滅。
1877年
西南戦争。
東京大学が創設される。
露土戦争。- イギリス領インド帝国成立。ヴィクトリア女王がインド女帝兼任。デリー・ダルバール開催。
1878年
ベルリン会議。
- ロシア優位のサン・ステファノ条約に代わりドイツ宰相ビスマルクが中心となりベルリン条約を締結。
セルビア・モンテネグロ・ルーマニア三国が正式に独立。大ブルガリア公国は当初の案より領土を縮小されたが自治を認められる。- この会議以後、ヨーロッパ列強が弱小国を分割・植民地化する傾向が強まる(帝国主義の時代)。
- ドイツで社会主義者鎮圧法を制定。
紀尾井坂の変。竹橋事件。
1879年
ズールー戦争の勝利でイギリスがズールー王国を保護国化。
チリ対ペルー・ボリビアで太平洋戦争が起こる。- ローマ教皇レオ13世の回勅「エテルニ・パトリス」により新トマス主義の動きが高まる。
1880年代
1880年
- ドイツのケルン大聖堂が完成(1248年 - )。
- 日本で国会期成同盟結成。
- 第二次アフガン戦争。
1881年
大隈重信が政府から追放される(明治十四年の政変)。国会開設の勅諭。自由党結成。- ロシア皇帝アレクサンドル2世が暗殺される。
1882年
日本銀行創立。
ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟締結。
ロックフェラーのスタンダード石油がトラストを形成しアメリカ石油業界を独占する。
ウラービー革命にイギリスが介入。アレクサンドリアが砲撃され、エジプトはイギリスの保護国となる。
1883年
オリエント急行(パリ-イスタンブール)開通。
インドネシアのクラカタウが大噴火(火砕流・津波による死者36,417名の惨事)。
1884年
清仏戦争(-1885年)。
ベルリン・コンゴ会議(-1885年)によりアフリカ分割の原則が定まる。- イギリスとドイツでのニューギニア島の分割が完了する
1885年
- 日本で内閣制度発足、伊藤博文総理就任(12月)。
- イギリス領インド帝国のボンベイで第1回インド国民会議が開催される。
- 大ブルガリア公国が東ルメリ自治州を併合。
マフディーの反乱でハルツームのゴードンらが虐殺される。
1886年
バイエルン国王ルートヴィヒ2世が廃位され怪死を遂げる。- フランスでブーランジェが陸相となる(ブーランジェ事件 - 1889年)。
アメリカのニューヨークの自由の女神像の除幕式。
ジョージア州アトランタでコカコーラ発売。
1887年
フランス領インドシナの成立( - 1954年)。
独露再保障条約締結。
1888年
- 日本で枢密院設置、市町村制公布。磐梯山噴火。
ロンドンで切り裂きジャック事件起こる。
1889年
大日本帝国憲法発布(2月11日)、市町村制施行。
第4回パリ万国博覧会開催。エッフェル塔の完成。
パリにて第二インターナショナルが結成される( - 1914年)。- オーストリア皇太子ルドルフ謎の情死(マイヤーリンク事件)。
- ブラジル皇帝ペドロ2世廃位、ブラジルは共和政となる。
1890年代
1890年
- 日本で第1回総選挙、第1回帝国議会、足尾鉱毒事件。
エルトゥールル号遭難事件。- ドイツ首相ビスマルクの引退、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の親政始まる。
ウンデット・ニーの虐殺。アメリカ合衆国の国勢調査局が「フロンティアの消滅」を宣言。
セシル・ローズがケープ植民相となり、ローデシア(現ザンビア・ジンバブエ)を併合。
ヘルゴランド=ザンジバル条約。
1891年
- 教皇レオ13世の回勅「レールム・ノヴァールム」。
- ロシアでシベリア鉄道起工。
- イランでタバコ・ボイコット運動。
大津事件でロシアのニコライ皇太子負傷。
1892年
- アメリカ合衆国西部でジョンソン郡戦争。
クーベルタン男爵がオリンピックの復活を提唱。
1893年
- 女王リリウオカラニが廃位されハワイ王国滅亡(ハワイ革命)。
パナマ運河疑獄でレセップスらが有罪判決を受ける。- 初の婦人参政権がニュージーランドで成立。
1894年
日清戦争( - 1895年)。
露仏同盟締結。- フランスでドレフュス事件。
- フランス大統領カルノーが暗殺される。
1895年
- 日本と清が下関条約締結。
台湾・澎湖諸島が日本領となり、朝鮮が独立国となる。- 日本の遼東半島領有に反対する三国干渉を招く。
- 西太后の隠居所である頤和園が完成する(1884年 - )。
- フランス人リュミエール兄弟により映画が始まる。
- 日本と清が下関条約締結。
1896年
明治三陸大津波(6月15日・M6.8)。- ロシアでホドゥインカの惨劇。
アテネ五輪開催(第1回夏季オリンピック大会)。
アドワの戦いにてイタリア軍がエチオピア軍に大敗北。エチオピアは独立を死守する。- イランの君主ナーセロッディーン・シャーが暗殺される。
1897年
スイスのバーゼルにて第一回シオニスト会議が開かれる。
朝鮮が国号を大韓帝国と改称する。- 宮城沖地震(2月20日・M7.9)。
1898年
- フランスの作家ゾラが「我弾劾す」の公開状を発表する。
- オーストリア皇后エリーザベトが暗殺される。
米西戦争。パリ条約でアメリカ合衆国はフィリピン・グァム島・プエルトリコを獲得。
ファショダ事件。
清で康有為らの戊戌の変法が行われるが、西太后ら保守派の戊戌の政変で倒される(百日維新)。- 明治民法施行。
1899年
- 第1回万国平和会議がロシア皇帝ニコライ2世の提唱でオランダのハーグで開催される。
第二次ボーア戦争。- ドイツとアメリカ合衆国でのサモア分割が完了する。
フィリピン第一共和政が成立し、米比戦争が勃発する。
1900年代
1900年
- 清で義和団の乱。
- 清の西太后政府が義和団に与し、列強八カ国に宣戦布告。
- 北京は八カ国連合軍に占領され、西太后らは西安に蒙塵する。
- イタリア国王ウンベルト1世が暗殺される。
カール・ラントシュタイナーがABO式血液型を発見(翌年論文発表[注 1])。
マックス・プランクがエネルギー量子仮説を提唱、量子論の創始。
フロイト『夢判断』刊行。
- 清で義和団の乱。
文化
文学
ロマン主義文学
自然主義文学・写実主義文学
サイエンス・フィクションの成立
推理小説の成立
音楽
- 前世紀に引き続いてベートーヴェンが活躍し、さらにはロッシーニやシューベルト、メンデルスゾーンやシューマン、ショパン、ヴェルディ、チャイコフスキーが登場するなど、ロマン派音楽が花開いた時代であった。ワーグナー派とブラームス派の激しい対立が起こったが、いずれもロマン派音楽に属する。
- 「会議は踊る、されど進まず」のウィーン会議を経て、ヨーロッパ中にウィンナ・ワルツ(これもロマン派音楽に属する)が広まったことから、19世紀は「ワルツの世紀」とも呼ばれる。ウィーンではヨーゼフ・ランナーとヨハン・シュトラウス1世が「ワルツ合戦」と呼ばれる熾烈な競争を繰り広げた。やがて「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世がウィーンに、ワルトトイフェルがフランスに現れる。世紀末の1899年にシュトラウス2世が没し、同年にワルトトイフェルも引退して「ワルツの世紀」は事実上の終焉を迎えた。
思想
- ロマン主義
社会主義運動- 進化論
- 功利主義
- 実存主義
- 分析哲学
- 精神分析
- プラグマティズム
世紀末思想
科学
- 19世紀は制度としての科学が確立し、「科学の世紀」とも呼ばれる。科学が自然哲学から分離し、技術への応用が進展した。
物理学 - 古典物理学の体系化が進展し、電気、磁気、光、熱、重力など様々な現象を統一的に説明する理論へ発展した。
- 熱力学
- 電磁気学
- 近代原子論、原子物理学の確立
化学 - 物理学により化学反応の中心原理となる原子と電子の相互作用が解明され、化学合成がはじまる。
- 化学量論
有機化学の確立
生物学 - このころまでの生物学は博物学的側面が強かったが、生化学、進化論の確立により、大きなパラダイムシフトが発生した。
進化論の確立、生態学の誕生
細胞説の確立- 生化学
微生物学 - 自然発生説の否定
天文学
- 天体物理学
- 分光法
数学
- 非ユークリッド幾何学
- 集合論
技術
写真、映画
- 蓄音機
蒸気機関の発達。トラクションエンジン、乗合バスの登場と普及。
蒸気船、装甲艦の発達- 飛行船
- 木材パルプからの紙の大量生産。輪転機、鋳植機の登場により、大量の印刷物の発行が可能になり、マスメディア時代が幕を開けた。
歯車式計算機、タビュレーティングマシン
- 万国博覧会
鉄道の敷設がはじまる。19世紀後半には敷設ラッシュに。
電気技術の発達。電信機、電話機、モーター、発電機、配電設備、白熱電球の発明。電車の登場。
内燃機関の発明。ガソリンエンジン駆動の自動車が発明される。- 化学合成のはじまり。合成染料、合成繊維の発明。アスピリンの合成。
人物
ヨーロッパ
政治家・王族
フランス
ナポレオン1世(在位1804年 - 1814年、1815年) - フランス皇帝
ルイ18世(在位1814年 - 1824年) - フランス国王
シャルル10世(在位1824年 - 1830年) - フランス国王
ルイ・フィリップ1世(在位1830年 - 1848年) - フランス国王
ナポレオン3世(在位1852年 - 1870年) - フランス皇帝
シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール(1754年 - 1838年) - フランス外相
ジョゼフ・フーシェ(1759年 - 1820年) - フランス内相
フランソワ・ピエール・ギヨーム・ギゾー(1787年 - 1874年) - フランス首相
アドルフ・ティエール(1797年 - 1877年) - フランス首相・大統領
ルイ・ウジェーヌ・カヴェニャック(1802年 - 1857年) - フランス陸相・行政長官
ジョルジュ・ブーランジェ(1837年 - 1891年) - フランス国防相
レオン・ガンベッタ(1838年 - 1882年) - フランス内相
オーストリア=ハンガリー
フランツ1世(在位1804年 - 1835年) - オーストリア皇帝
フランツ・ヨーゼフ1世(在位1848年 - 1916年) - オーストリア=ハンガリー皇帝
エリーザベト(1837年 - 1898年) - オーストリア=ハンガリー皇后
クレメンス・メッテルニヒ(1773年 - 1859年) - オーストリア宰相
アンドラーシ・ジュラ(1823年 - 1890年) - 二重帝国(ハンガリー王国)の初代首相
フランティシェク・パラツキー(1798年 - 1876年) - チェコの政治家・歴史家
コシュート・ラヨシュ(1802年 - 1894年) - ハンガリーの革命家
ロシア
アレクサンドル1世(在位1801年 - 1825年) - ロシア皇帝
ニコライ1世(在位1825年 - 1855年) - ロシア皇帝
アレクサンドル2世(在位1855年 - 1881年) - ロシア皇帝
ニコライ・レザノフ(1764年 - 1807年) - ロシア外交官
カール・ロベルト・ネッセルローデ(1780年 - 1862年) - ロシア外相
アレクサンドル・ゴルチャコフ(1798年 - 1883年) - ロシア外相
イギリス
ヴィクトリア(在位1837年 - 1901年) - イギリス女王
アルバート(1819年 - 1861年) - 女王ヴィクトリアの夫君
グレイ伯爵チャールズ・グレイ(1764年 - 1845年) - イギリス首相
ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリー(1769年 - 1852年) - イギリス首相・元帥
カスルリー子爵ロバート・ステュアート(1769年 - 1822年) - イギリス外相
ジョージ・カニング(1770年 - 1827年) - イギリス外相
パーマストン子爵ヘンリー・ジョン・テンプル(1784年 - 1865年) - イギリス首相・外相
ベンジャミン・ディズレーリ(1804年 - 1881年) - イギリス首相
ウィリアム・グラッドストン(1809年 - 1898年) - イギリス首相
ウィリアム・ウィルバーフォース(1759年 - 1833年) - イギリスの政治家・奴隷廃止主義者
ドイツ(プロイセンほかドイツ領邦を含む)
ヴィルヘルム1世(在位1871年 - 1888年) - 初代ドイツ皇帝
ヴィルヘルム2世(在位1888年 - 1918年) - 3代ドイツ皇帝
ルートヴィヒ2世(在位1864年 - 1886年) - バイエルン国王
カール・アウグスト・フォン・ハルデンベルク(1750年 – 1822年) - プロイセン王国宰相
ハインリヒ・フリードリヒ・フォン・シュタイン(1757年 - 1831年) - プロイセン王国宰相- ゴットフリート・ルドルフ・カンプハウゼン(1803年 - 1890年) - プロイセン王国宰相
オットー・フォン・ビスマルク(1815年 - 1898年) - 初代ドイツ帝国宰相
カール・カウツキー(1854年 - 1938年) - ドイツ社会民主党の理論家(教条主義)
エドゥアルト・ベルンシュタイン(1850年 - 1932年) - ドイツ社会民主党の理論家(修正主義)
北欧
カール14世ヨハン(在位1818年 - 1844年) - スウェーデン王
イタリア
ピウス9世(在位1846年 - 1878年) - ローマ教皇
レオ13世(在位1878年 - 1903年) - ローマ教皇
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(在位1861年 - 1878年) - 初代イタリア国王
ジュゼッペ・マッツィーニ(1805年 - 1872年) - イタリア統一運動家
ジュゼッペ・ガリバルディ(1807年 - 1882年) - イタリア統一運動家
カミッロ・カヴール(1810年 - 1861年) - イタリア首相
スペイン
ラファエル・デル・リエゴ(1784年 - 1823年) - スペインの将軍・政治家
ベルギー
レオポルド1世(在位1831年 - 1865年) - 初代ベルギー国王
レオポルド2世(在位1865年 - 1909年) - 第2代ベルギー国王
ギリシア
オソン1世(在位1833年 - 1862年) - 初代ギリシア国王
イオアニス・カポディストリアス(1776年 - 1831年) - 初代ギリシア大統領・ロシアの外相でもあった
軍人
ゲプハルト・レベレヒト・フォン・ブリュッヘル(1742年 - 1819年)
ミハイル・クトゥーゾフ(1745年 - 1813年)
ホレーショ・ネルソン(1758年 - 1805年)
ヨーゼフ・ラデツキー(1766年 - 1858年)
ミシェル・ネイ(1769年 - 1815年)
カール・フォン・クラウゼヴィッツ(1780年 - 1831年)
アルフレート1世・ツー・ヴィンディシュ=グレーツ(1787年 - 1862年)
ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ(1800年 - 1891年)
実業家
ネイサン・メイアー・ロスチャイルド(1777年 - 1836年)
ジョージ・ハドソン(1800年 - 1871年)
トーマス・クック(1808年 - 1892年)
アリスティッド・ブシコー(1810年 - 1877年)
アルフレート・クルップ(1812年 - 1887年)
ポール・ジュリアス・ロイター(1816年 - 1899年)
アンドリュー・カーネギー(1835年 - 1919年)
ジョン・モルガン(1837年 - 1913年)
ジョン・ロックフェラー(1839年 - 1937年)
エドワード・ヘンリー・ハリマン(1848年 - 1909年)
バジル・ザハロフ(1849年 - 1936年)
科学と技術
ジャン・バティスト・ラマルク(1744年 - 1829年)
ジョン・ドルトン(1766年 - 1844年)
ジョルジュ・キュヴィエ(1769年 - 1832年)
アレクサンダー・フォン・フンボルト(1769年 - 1859年)
リチャード・トレビシック(1771年 - 1833年)
ロバート・ブラウン(1773年 - 1858年)
トマス・ヤング(1773年 - 1829年)
アンドレ・マリ・アンペール(1775年 - 1836年)
アメデオ・アヴォガドロ(1776年 - 1856年)
ヨハン・ヴィルヘルム・リッター(1776年 - 1810年)
カール・フリードリヒ・ガウス(1777年 - 1855年)
ゲオルク・オーム(1789年 - 1854年)
マイケル・ファラデー(1791年 - 1867年)
チャールズ・バベッジ(1791年 - 1871年)
ニコライ・ロバチェフスキー(1792年 - 1856年)
ニコラ・レオナール・サディ・カルノー(1796年 - 1832年)
ニールス・アーベル(1802年 - 1829年)
クリスチャン・ドップラー(1803年 - 1853年)
ユストゥス・フォン・リービッヒ(1803年 - 1873年)
イザムバード・キングダム・ブルネル(1806年 - 1859年)
チャールズ・ダーウィン(1809年 - 1882年)
エヴァリスト・ガロア(1811年 - 1832年)
ヨハン・ゴットフリート・ガレ(1812年 - 1910年)
クロード・ベルナール(1813年 - 1878年)
ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤー(1814年 - 1878年)
ジェームズ・プレスコット・ジュール(1818年 - 1889年)
レオン・フーコー(1819年 - 1868年)
アレクサンドル・エドモン・ベクレル(1820年 - 1891年)
ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・ウィルヒョウ(1821年 - 1902年)
ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ(1821年 - 1894年)
ルイ・パストゥール(1822年 - 1895年)
グレゴール・ヨハン・メンデル(1822年 - 1884年)
ルドルフ・クラウジウス(1822年 - 1888年)
アルフレッド・ラッセル・ウォレス(1823年 - 1913年)
ジャン・アンリ・ファーブル(1823年 - 1915年)- ケルヴィン男爵ウィリアム・トムソン(1824年 - 1907年)
トマス・ヘンリー・ハクスリー(1825年 - 1895年)
ベルンハルト・リーマン(1826年 - 1866年)
ジェームズ・クラーク・マクスウェル(1831年 - 1879年)
リヒャルト・デーデキント(1831年 - 1916年)
ギュスターヴ・エッフェル(1832年 - 1923年)
アルフレッド・ノーベル(1833年 - 1896年)
ゴットリープ・ダイムラー(1834年 - 1900年)
エルンスト・ヘッケル(1834年 - 1919年)
ドミトリ・メンデレーエフ(1834年 - 1907年)
ロベルト・コッホ(1843年 - 1910年)
カール・ベンツ(1844年 - 1929年)
ルートヴィッヒ・ボルツマン(1844年 - 1906年)
ヴィルヘルム・レントゲン(1845年 – 1923年)
ゲオルク・カントール(1845年 - 1918年)
エミール・クレペリン(1856年 - 1926年)
ハヴロック・エリス(1859年 - 1939年)
思想と哲学・人文諸学
- ヴィヴァン・ドミニク・ドゥノン(1747年 - 1825年)
ジェレミ・ベンサム(1748年 - 1832年)
ジョゼフ・ド・メーストル(1753年 - 1821年)
ルイ・ガブリエル・ド・ボナール(1754年 - 1840年)
アンリ・ド・サン・シモン(1760年 - 1825年)
ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ(1762年 - 1814年)
トマス・ロバート・マルサス(1766年 - 1834年)- メーヌ・ド・ビラン(1766年 - 1824年)
ヴィルヘルム・フォン・フンボルト(1767年 - 1835年)
フリードリヒ・シュライアマハー(1768年 - 1834年)
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(1770年 - 1831年)
ロバート・オウエン(1771年 - 1858年)
シャルル・フーリエ(1772年 - 1837年)
デヴィッド・リカード(1772年 - 1823年)
フリードリヒ・シェリング(1775年 - 1854年)
フリードリヒ・カール・フォン・サヴィニー(1779年 - 1861年)
フェリシテ・ド・ラムネー(1782年 - 1854年)
フリードリヒ・フレーベル(1782年 - 1852年)- エティエンヌ・カベ(1788年 - 1856年)
アルトゥル・ショーペンハウアー(1788年 - 1860年)
クリスチャン・ユルゲンセン・トムセン(1788年 - 1865年)
フリードリヒ・リスト(1789年 - 1846年)
ジャン・フランソワ・シャンポリオン(1790年 - 1832年)
レオポルト・フォン・ランケ(1795年 - 1886年)
トーマス・カーライル(1795年 - 1881年)
オーギュスト・コント (1798年 - 1857年)
ジュール・ミシュレ(1798年 - 1874年)
トーマス・マコーリー(1800年 - 1859年)- ジャン・ポール・ミーニュ(1800年 - 1875年)
アントワーヌ・オーギュスタン・クールノー(1801年 - 1877年)- ハリエット・マーティノー(1802年 - 1876年)
ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ(1804年 - 1872年)
アレクシ・ド・トクヴィル(1805年 - 1859年)
ジョン・スチュアート・ミル(1806年 - 1873年)
マックス・シュティルナー(1806年 - 1856年)
ヨハン・グスタフ・ドロイゼン(1808年 - 1884年)
ピエール・ジョゼフ・プルードン(1809年 - 1865年)
ヴィッサリオン・ベリンスキー(1811年 - 1848年)
アレクサンドル・ゲルツェン(1812年 - 1870年)
サミュエル・スマイルズ(1812年 - 1904年)
セーレン・オービエ・キェルケゴール(1813年 - 1855年)
ミハイル・バクーニン(1814年 - 1876年)
ヨハン・ヤコブ・バッハオーフェン(1815年 - 1887年)
テオドール・モムゼン(1817年 - 1903年)
カール・マルクス(1818年 - 1883年)
ヤーコプ・ブルクハルト(1818年 - 1897年)
ジョン・ラスキン(1819年 - 1900年)
ハーバート・スペンサー(1820年 - 1903年)
フリードリヒ・エンゲルス(1820年 - 1895年)
ハインリヒ・シュリーマン(1822年 - 1890年)
エルネスト・ルナン(1823年 - 1892年)
フリードリヒ・マックス・ミュラー(1823年 - 1900年)
フェルディナント・ラッサール(1825年 - 1864年)
ジャン・マルタン・シャルコー(1825年 - 1893年)
ウォルター・バジョット(1826年 - 1877年)
ニコライ・チェルヌイシェフスキー(1828年 - 1889年)
エドワード・バーネット・タイラー(1832年 - 1917年)
ヴィルヘルム・ディルタイ(1833年 - 1911年)
ジョン・アクトン(1834年 - 1902年)
レオン・ワルラス(1834年 - 1910年)
ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ(1835年 - 1882年)
チェーザレ・ロンブローゾ(1835年 - 1909年)- フランツ・オーヴァーベック(1837年 - 1905年)
フランツ・ブレンターノ(1838年 - 1917年)
エルンスト・マッハ(1838年 - 1916年)
カール・メンガー(1840年 - 1921年)
ギュスターヴ・ル・ボン(1841年 - 1931年)
アルフレッド・マーシャル(1842年 - 1924年)
エドゥアルト・フォン・ハルトマン(1842年 - 1906年)
ポール・ラファルグ(1842年 - 1911年)
ピョートル・クロポトキン(1842年 - 1921年)
ガブリエル・タルド(1843年 - 1904年)
リヒャルト・アヴェナリウス(1843年 - 1896年)
フリードリヒ・ニーチェ(1844年 - 1900年)
セルゲイ・ネチャーエフ(1847年 - 1882年)
ゴットロープ・フレーゲ(1848年 - 1925年)
ヴィルヘルム・ヴィンデルバント(1848年 - 1915年)
マックス・ノルダウ(1849年 - 1923年)
アーサー・エヴァンズ(1851年 - 1941年)
ゲオルグ・イェリネック(1851年 - 1911年)
ジェームズ・フレイザー(1854年 - 1941年)
カール・カウツキー(1854年 - 1938年)
フェルディナント・テンニース(1855年 - 1936年)
ゲオルク・ジンメル(1858年 - 1918年)
エミール・デュルケーム(1858年 - 1917年)
ルドヴィコ・ザメンホフ(1859年 - 1917年)
ピエール・ジャネ(1859年 - 1947年)
テオドール・ヘルツル(1860年 - 1904年)
ルー・アンドレアス・ザロメ(1861年 - 1937年)
ハインリヒ・リッケルト(1863年 - 1936年)
宗教
サロフのセラフィム(1759年 - 1833年)- ヤン・ローターン(1785年 - 1853年)
ジョン・ヘンリー・ニューマン(1801年 - 1890年)
ヨハネ・ボスコ(1815年 - 1888年)
ウィリアム・ブース(1829年 - 1912年)
ベルナデット・スビルー(1844年 - 1879年)
リジューのテレーズ(1873年 - 1897年)
文学
- ヤン・ポトツキ(1761年 - 1815年) - ポーランドの作家
アンヌ・ルイーズ・ジェルメーヌ・ド・スタール(1766年 - 1817年) - フランスの作家- シュレーゲル兄弟
アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲル(1767年 - 1845年) - ドイツの文学者
フリードリヒ・シュレーゲル(1772年 - 1829年) - ドイツの文学者
バンジャマン・コンスタン(1767年 - 1830年) - スイス生まれの作家
フランソワ・ルネ・ド・シャトーブリアン(1768年 - 1848年) - フランスの作家
イヴァン・クルィロフ(1769年 - 1844年) - ロシアの文学者・劇作家
ウィリアム・ワーズワース(1770年 - 1850年) - イギリスの詩人
ウォルター・スコット(1771年 - 1832年) - イギリスの詩人
サミュエル・テイラー・コールリッジ(1772年 - 1834年) - イギリスの詩人
チャールズ・ラム(1775年 - 1834年) - イギリスの作家
ジェーン・オースティン(1775年 - 1817年) - イギリスの作家
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン(1776年 - 1822年) - ドイツの作家
スタンダール(1783年 - 1842年) - フランスの作家
グリム兄弟
ヤーコプ・グリム(1785年 - 1863年) - ドイツの文学者
ヴィルヘルム・グリム(1786年 - 1859年) - ドイツの文学者
トマス・ド・クインシー(1785年 - 1859年) - イギリスの評論家
アレッサンドロ・マンゾーニ(1785年 - 1873年) - イタリアの詩人・作家
ジョージ・ゴードン・バイロン(1788年 - 1824年) - イギリスの詩人
アルフォンス・ド・ラマルティーヌ(1790年 - 1869年) - フランスの詩人
フランツ・グリルパルツァー(1791年 - 1872年) - オーストリアの劇詩人
ジョン・キーツ(1795年 - 1821年) - イギリスの詩人
ハインリヒ・ハイネ(1797年 - 1856年) - ドイツの詩人
メアリー・シェリー(1797年 - 1851年) - イギリスの小説家
ジャコモ・レオパルディ(1798年 - 1837年) - イタリアの詩人
アダム・ミツキェヴィチ(1798年 - 1855年) - ポーランドの詩人
オノレ・ド・バルザック(1799年 - 1850年) - フランスの作家
アレクサンドル・プーシキン(1799年 - 1837年) - ロシアの詩人・作家
ヴィクトル・ユーゴー(1802年 - 1885年) - フランスの作家
アレクサンドル・デュマ(1802年 - 1870年) - フランスの作家
エリアス・リョンロート(1802年 - 1884年) - フィンランドの著作家
プロスペル・メリメ(1803年 - 1870年) - フランスの作家
ジョルジュ・サンド(1804年 - 1876年) - フランスの作家
ウージェーヌ・シュー(1804年 - 1857年) - フランスの作家
ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805年 - 1875年) - デンマークの作家
ジェラール・ド・ネルヴァル(1808年 - 1855年) - フランスの詩人
ニコライ・ゴーゴリ(1809年 - 1952年) - ロシアの作家
アルフレッド・テニスン(1809年 - 1892年) - イギリスの詩人
テオフィル・ゴーティエ (1811年 - 1872年) - フランスの作家
ウィリアム・メイクピース・サッカレー(1811年 - 1863年) - イギリスの作家
チャールズ・ディケンズ(1812年 - 1870年) - イギリスの作家
ロバート・ブラウニング(1812年 - 1889年) - イギリスの詩人
イワン・ゴンチャロフ(1812年 - 1891年) - ロシアの作家
ブロンテ姉妹
シャーロット・ブロンテ(1816年 - 1855年) - イギリスの作家
エミリー・ブロンテ(1818年 - 1848年) - イギリスの作家
アン・ブロンテ(1820年 - 1849年) - イギリスの作家
アルテュール・ド・ゴビノー(1816年 - 1882年) - フランスの作家
イワン・ツルゲーネフ(1818年 - 1883年) - ロシアの作家
ジョージ・エリオット(1819年 - 1880年) - イギリスの作家
ギュスターヴ・フローベール(1821年 - 1880年) - フランスの作家
シャルル・ボードレール(1821年 - 1867年) - フランスの詩人
フョードル・ドストエフスキー(1821年 - 1881年) - ロシアの作家
ゴンクール兄弟
エドモン・ド・ゴンクール(1822年 - 1896年) - フランスの作家・評論家
ジュール・ド・ゴンクール(1830年 - 1870年) - フランスの作家・評論家
アレクサンドル・デュマ・フィス(1824年 - 1895年) - フランスの作家
ウィルキー・コリンズ(1824年 - 1889年) - イギリスの作家
カルロ・コッローディ(1826年 - 1890年) - イタリアの作家
ジュール・ヴェルヌ(1828年 - 1905年) - フランスの作家
レフ・トルストイ(1828年 - 1910年) - ロシアの作家
ヘンリック・イプセン(1828年 - 1906年) - ノルウェーの作家
ルイス・キャロル(1832年 - 1898年) - イギリスの作家
サミュエル・バトラー(1835年 - 1902年) - イギリスの作家
レオポルト・フォン・ザッヘル・マゾッホ(1836年 - 1895年) - オーストリアの作家
オーギュスト・ド・ヴィリエ・ド・リラダン(1838年 - 1889年) - フランスの作家
ウォルター・ペイター(1839年 - 1894年) - イギリスの作家
エミール・ゾラ(1840年 - 1902年) - フランスの作家
トーマス・ハーディ(1840年 - 1928年) - イギリスの作家
ステファヌ・マラルメ(1842年 - 1898年) - フランスの詩人
ポール・ヴェルレーヌ(1844年 - 1896年) - フランスの詩人
エドモンド・デ・アミーチス(1846年 - 1908年) - イタリアの作家
ロートレアモン伯爵(1846年 - 1870年) - フランスの詩人
ブラム・ストーカー(1847年 - 1912年) - イギリスの作家
ジョリス・カルル・ユイスマンス(1848年 - 1907年) - フランスの作家
ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ(1849年 - 1912年) - スウェーデンの作家
ギ・ド・モーパッサン(1850年 - 1893年) - フランスの作家
ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850年 - 1894年) - イギリスの作家
ピエール・ロティ(1850年 - 1923年) - フランスの作家
アルチュール・ランボー(1854年 - 1891年) - フランスの詩人
オスカー・ワイルド(1854年 - 1900年) - イギリスの作家
アーサー・コナン・ドイル(1859年 - 1930年) - イギリスの作家
ハーバート・ジョージ・ウェルズ(1866年 - 1946年) - イギリスの作家
ピエール・ルイス(1870年 - 1925年) - フランスの詩人
美術
ジャック・ルイ・ダヴィッド(1748年 - 1825年) - フランスの新古典主義の画家
ウィリアム・ブレイク(1757年 - 1827年) - イギリスのロマン主義の画家・詩人
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774年 - 1840年) - ドイツのロマン主義の画家
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775年 - 1851年) - イギリスのロマン主義の画家
ジョン・コンスタブル(1776年 - 1837年) - イギリスのロマン主義の画家
ドミニク・アングル(1780年 - 1867年) - フランスの新古典主義の画家
テオドール・ジェリコー(1791年 - 1824年) - フランスのロマン主義の画家
カミーユ・コロー(1796年 - 1875年) - フランスの写実主義の画家
ウジェーヌ・ドラクロワ(1798年 - 1863年) - フランスのロマン主義の画家
オノレ・ドーミエ(1808年 - 1879年) - フランスの写実主義の画家
ジャン・フランソワ・ミレー(1814年 - 1875年) - フランスの写実主義の画家
ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュク(1814年 - 1879年) - フランスのゴシック・リヴァイヴァルの建築家- アドルフ・フォン・メンツェル(1815年 - 1905年) - ドイツの写実主義の画家
ギュスターヴ・クールベ(1819年 - 1877年) - フランスの写実主義の画家
ウィリアム・フリス(1819年 - 1909年) - イギリスのヴィクトリア朝絵画の画家
ナダール(1820年 - 1910年) - フランスの写真家
ジャン・レオン・ジェローム(1824年 - 1904年) - フランスのアカデミズムの画家
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ(1824年 - 1898年) - フランスの象徴主義の画家
シャルル・ガルニエ(1825年 - 1898年) - フランスの第二帝政様式の建築家
ギュスターヴ・モロー(1826年 - 1898年) - フランスの象徴主義の画家
ウィリアム・ホルマン・ハント(1827年 - 1910年) - イギリスのラファエル前派の画家
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828年 - 1882年) - イギリスのラファエル前派の画家
ジョン・エヴァレット・ミレー(1829年 - 1896年) - イギリスのラファエル前派の画家
フレデリック・レイトン(1830年 - 1896年) - イギリスのヴィクトリア朝絵画の画家
カミーユ・ピサロ(1830年 - 1903年) - フランスの印象主義の画家
エドゥアール・マネ(1832年 - 1883年) - フランスの印象主義の画家
ギュスターヴ・ドレ(1832年– 1888年) - フランスの挿絵画家
エドワード・バーン・ジョーンズ(1833年 - 1898年) - イギリスのラファエル前派の画家
エドガー・ドガ(1834年 - 1917年) - フランスの印象主義の画家
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834年 - 1903年) - アメリカ生まれの唯美主義の画家
ウィリアム・モリス(1834年 - 1896年) - イギリスの装飾芸術家
フレデリク・バルトルディ(1834年 - 1904年) - フランスの彫刻家
イワン・クラムスコイ(1837年 - 1887年) - ロシアの写実主義(移動派)の画家
ポール・セザンヌ(1839年 - 1906年) - フランスのポスト印象主義の画家
クロード・モネ(1840年 - 1926年) - フランスの印象主義の画家
オディロン・ルドン(1840年 - 1916年) - フランスの象徴主義の画家
オーギュスト・ロダン(1840年 - 1917年) - フランスの彫刻家
ピエール・オーギュスト・ルノワール(1841年 - 1919年) - フランスの印象主義の画家
イリヤ・レーピン(1844年 - 1930年) - ロシアの写実主義(移動派)の画家
ポール・ゴーギャン(1848年 - 1903年) - フランスのポスト印象主義の画家
ヴィクトル・ヴァスネツォフ(1848年 - 1926年) - ロシアの写実主義(移動派)・象徴主義の画家
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853年 - 1890年) - オランダのポスト印象主義の画家
ジョン・シンガー・サージェント(1856年 - 1925年) - アメリカ出身でイギリスで活躍した肖像画家
ジョルジュ・スーラ(1859年 - 1891年) - フランスの新印象主義の画家
グスタフ・クリムト(1862年 - 1918年) - オーストリアの象徴主義の画家
エドヴァルド・ムンク(1863年 - 1944年) - ノルウェーの表現主義の画家
ポール・シニャック(1863年 - 1935年) - フランスの新印象派の画家
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック(1864年 - 1901年) - フランスの世紀末芸術の画家
カミーユ・クローデル(1864年 - 1943年) - フランスの彫刻家
オーブリー・ビアズリー(1872年 - 1898年) - イギリスの世紀末芸術の画家
音楽
ルイージ・ケルビーニ(1760年 - 1842年) - イタリア出身の作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年 - 1827年) - ドイツの作曲家
ニコロ・パガニーニ(1782年 - 1840年) - イタリアのヴァイオリニスト
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792年 - 1868年) - イタリアの作曲家
フランツ・シューベルト(1797年 - 1828年) - オーストリアの作曲家
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801年 - 1835年) - イタリアの作曲家
ヨーゼフ・ランナー(1801年 - 1843年) - オーストリアの作曲家
ヨハン・シュトラウス1世(1804年 - 1849年) - オーストリアの作曲家
フェリックス・メンデルスゾーン(1809年 - 1847年) - ドイツの作曲家
フランツ・リスト(1811年 - 1886年) - ハンガリーの作曲家
ロベルト・シューマン(1810年 - 1856年) - ドイツの作曲家
フレデリック・ショパン(1810年? - 1849年) - ポーランドの作曲家
リヒャルト・ワーグナー(1813年 - 1883年) - ドイツの作曲家
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813年 - 1901年) - イタリアの作曲家
ジャック・オッフェンバック(1819年 - 1880年) - ドイツ出身の作曲家
アントン・ブルックナー(1824年 - 1896年) - オーストリアの作曲家
ベドルジハ・スメタナ(1824年 - 1884年) - チェコの作曲家
ヨハン・シュトラウス2世(1825年 - 1899年) - オーストリアの作曲家
ヨーゼフ・シュトラウス(1827年 - 1870年) - オーストリアの作曲家
ヨハネス・ブラームス(1833年 - 1897年) - ドイツの作曲家
エドゥアルト・シュトラウス1世(1835年 - 1916年) - オーストリアの作曲家
カミーユ・サン・サーンス(1835年 - 1921年) - フランスの作曲家
エミール・ワルトトイフェル(1837年 - 1915年) - フランスの作曲家
ジョルジュ・ビゼー(1838年 - 1875年) - フランスの作曲家
モデスト・ムソルグスキー(1839年 - 1881年) - ロシアの作曲家
ピョートル・チャイコフスキー(1840年 - 1893年) - ロシアの作曲家
アントニン・ドヴォルザーク(1841年 - 1904年) - チェコの作曲家
エドヴァルド・グリーグ(1843年 - 1907年) - ノルウェーの作曲家
ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844年 - 1908年) - ロシアの作曲家
パブロ・デ・サラサーテ(1844年 - 1908年) - スペイン出身の作曲家
ガブリエル・フォーレ(1845年 - 1924年) - フランスの作曲家
クロード・ドビュッシー(1862年 - 1918年) - フランスの作曲家
ピエトロ・マスカーニ(1863年 - 1945年) - イタリアの作曲家
ジャン・シベリウス(1865年 - 1957年) - フィンランドの作曲家
社会事業家
フローレンス・ナイチンゲール(1820年 - 1910年) - イギリスの看護師・社会事業家
アンリ・デュナン(1828年 - 1910年) - スイスの社会事業家
ピエール・ド・クーベルタン(1863年 - 1937年) - フランスの教育者・近代オリンピックの父
探検家・旅行家
アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(1770年 - 1846年) - エストニア出身のロシアの探検家
リチャード・フランシス・バートン(1821年 - 1890年) - イギリスの探検家・軍人・外交官・翻訳家
イザベラ・バード(1831年 - 1904年) - イギリスの旅行家
フェルディナント・フォン・リヒトホーフェン(1833年 - 1905年) - ドイツの地理学者・探検家- ニコライ・ミハイロヴィッチ・プルジェヴァルスキー(1839年 - 1888年) - ロシアの探検家
料理
ジャン・アンテルム・ブリア・サヴァラン(1755年 - 1826年) - フランスの美食家
グリモ・ドゥ・ラ・レニエール(1758年 - 1837年) - フランスの美食家
アントナン・カレーム(1784年 - 1833年) - フランスの料理人
その他
- バルバラ・フォン・クリューデナー(クリュデネル夫人)(1764年 - 1824年) - ロシアの予言者・神秘主義者
エマ・ハミルトン(1765年 - 1815年) - イギリスのネルソン提督の愛人
ジョージ・ブライアン・ブランメル(1778年 - 1840年) - イギリスのファッションの権威・摂政皇太子ジョージの友人
ピエール・フランソワ・ラスネール(1800年 - 1836年) - フランスの犯罪者・詩人・その『自伝』でも有名
カスパー・ハウザー(1812年? - 1833年) - ドイツの身元不明の孤児・王族の落胤か
ローラ・モンテス(1821年 - 1861年) - バイエルン国王ルートヴィヒ1世の愛人
ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー(1831年 – 1891年) - ロシア生まれの神智学協会の設立者
アルフレド・ドレフュス(1859年 - 1935年) - フランスのユダヤ系の軍人・ドレフュス事件で冤罪となる
アングロアメリカ
トーマス・ジェファーソン(任期1801年 - 1809年) - 第3代アメリカ大統領
ジェームズ・モンロー(任期1817年 - 1825年) - 第5代アメリカ大統領
アンドリュー・ジャクソン(任期1829年 - 1837年) - 第7代アメリカ大統領
ジェームズ・ポーク(任期1845年 - 1849年) - 第11代アメリカ大統領
エイブラハム・リンカーン(任期1861年 - 1865年) - 第16代アメリカ大統領
ユリシーズ・グラント(任期1869年 - 1877年) - 第18代アメリカ大統領・北軍の軍司令官
ジェファーソン・デイヴィス(1808年 - 1889年) - アメリカ連合国(分離した南部諸州)唯一の大統領
ロバート・エドワード・リー(1807年 - 1870年) - アメリカの軍人・南軍の軍司令官
デイヴィッド・クロケット(1786年 - 1836年) - アメリカの軍人・テキサス独立を支持しアラモの戦いで玉砕
アルフレッド・セイヤー・マハン(1840年 - 1914年) - アメリカの軍人・歴史家・戦略研究者
ジョン・ブラウン(1800年 - 1859年) - アメリカの奴隷制度廃止運動家
フレデリック・ダグラス(1818年 - 1895年) - アメリカの奴隷制度廃止運動家
ハリエット・タブマン(1820年/1821年 - 1913年) - アメリカの奴隷制度廃止運動家
マイアー・グッゲンハイム(1828年 - 1905年) - アメリカの事業家
アンドリュー・カーネギー(1835年 - 1919年) - アメリカの事業家
ジョン・モルガン(1837年 - 1913年) - アメリカの事業家
ジョン・ロックフェラー(1839年 - 1937年) - アメリカの事業家
サミュエル・ゴンパーズ(1850年 - 1924年) - アメリカの労働運動指導者
アレクサンダー・グラハム・ベル(1847年 - 1922年) - アメリカの技術者
トーマス・エジソン(1847年 - 1931年) - アメリカの技術者
チャールズ・サンダース・パース(1839年 - 1914年) - アメリカの哲学者
ウィリアム・ジェームズ(1842年 - 1910年) - アメリカの哲学者
ラルフ・ワルド・エマーソン(1803年 - 1882年) - アメリカの思想家・作家
ナサニエル・ホーソーン(1804年 - 1864年) - アメリカの作家
エドガー・アラン・ポー(1809年 - 1849年) - アメリカの詩人・作家
ハリエット・ビーチャー・ストウ(1811年 - 1896年) - アメリカの作家
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817年 - 1862年) - アメリカの思想家・作家
ウォルト・ホイットマン(1819年 - 1892年) - アメリカの詩人
ハーマン・メルヴィル(1819年 - 1891年) - アメリカの作家
エミリー・ディキンソン(1830年 - 1886年) - アメリカの詩人
マーク・トウェイン(1835年 - 1910年) - アメリカの作家
ライマン・フランク・ボーム(1856年 - 1919年) - アメリカの作家
エドワード・マイブリッジ(1830年 - 1904年) - アメリカの写真家
ルイス・カムフォート・ティファニー(1848年 - 1933年) -アメリカの宝飾デザイナー
ルイス・サリヴァン(1856年 - 1924年) - アメリカの建築家
スティーブン・コリンズ・フォスター(1826年 - 1864年) - アメリカの作曲家・「アメリカ音楽の父」
ヘンリー・クレイ・ワーク(1832年 - 1884年) - アメリカの作曲家
ジョセフ・スミス・ジュニア(1805年 - 1844年) - アメリカの宗教家・モルモン教の創始者
ブリガム・ヤング(1801年 - 1877年) - アメリカの宗教家・モルモン教の指導者・ソルトレイクシティを設立
チャールズ・テイズ・ラッセル(1852年 - 1916年) - アメリカの宗教家・エホバの証人の創始者
ラテンアメリカ
トゥーサン・ルヴェルチュール(? - 1803年) - ハイチ独立運動指導者・黒人解放運動の先駆者・フランス政府に逮捕され獄死する
ミゲル・イダルゴ(1753年 - 1811年) - メキシコ独立運動での初期の指導者・神父・独立闘争の途上処刑される・「メキシコ独立の父」
ホセ・デ・サン・マルティン(1778年 - 1850年) - アルゼンチンの軍人・政治家・スペインからラテンアメリカ各国を独立させる
シモン・ボリバル(1783年 - 1830年) - ベネズエラの軍人・政治家・スペインからのコロンビア共和国の独立を目指す
アグスティン1世(1783年 - 1824年) - メキシコ独立運動指導者・政変でメキシコ皇帝(在位1822年 - 1823年)となるが一年足らずで失脚
フアン・マヌエル・デ・ロサス(1793年 - 1877年) - アルゼンチンの政治家・連邦派からブエノスアイレス州知事として独裁を行う
アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ(1794年 - 1876年) - メキシコの政治家・軍人・「西半球のナポレオン」と呼ばれたが米墨戦争で敗北
ペドロ1世(1798年 - 1834年) - ポルトガル王位継承者・ブラジル帝国初代皇帝(在位1822年 - 1831年)として独立
ベニート・フアレス(1806年 - 1872年) - 先住民で最初のメキシコ大統領(在任1861年 - 1863年/1867年 - 1872年)・「建国の父」
フランシスコ・ソラーノ・ロペス(1826年 - 1870年) - パラグアイの大統領・三国同盟戦争を指揮するが激戦で国土を消尽し戦死する
マクシミリアン1世(1832年 - 1867年) - ハプスブルク家出身のメキシコ皇帝(在位1864年 - 1867年)・メキシコ出兵で処刑される
サハラ以南のアフリカ
エルハジ・ウマル・タール(1797年頃 - 1864年頃) - 西アジアのトゥクロール帝国の創始者・フランスの支配に抵抗したが屈服
デイヴィッド・リヴィングストン(1813年 - 1873年) - イギリスの探検家・宣教師・医師・「暗黒大陸」と呼ばれたアフリカを調査
テオドロス2世(1818年 - 1868年) - エチオピア皇帝(在位1855年 - 1868年)・「ラス達の時代」を終わらせソロモン朝を中興
ポール・クリューガー(1825年 - 1904年) - トランスヴァール共和国の大統領(在任1883年 - 1900年)・第二次ボーア戦争で敗北
サモリ・トゥーレ(1830年頃 - 1900年) - 西アフリカのサモリ帝国の創始者・フランスの支配に抵抗したが屈服
チャールズ・ゴードン(1833年 - 1885年) - イギリスの軍人・太平天国の乱では常勝軍を率いる・スーダンのマフディー軍に殺害される
ヘンリー・スタンリー(1841年 - 1904年) - イギリスのジャーナリスト・探検家・リヴィングストンの捜索で知られる
ムハンマド・アフマド(1844年 - 1885年) - スーダンの宗教指導者・マフディー(救世主)を名乗って反乱を起こす
メネリク2世(1844年 - 1913年) - エチオピア皇帝(在位1889年 - 1913年)・アドワの戦いでイタリアに勝利し独立を死守
セシル・ローズ(1853年 - 1902年) - イギリスの政治家・ケープ植民地首相・縦断政策を進め「アフリカのナポレオン」と呼ばれる
ジャン・バティスト・マルシャン(1863年 - 1934年) - フランスの軍人・横断政策でスーダンを探索しイギリス軍と対峙(ファショダ事件)
西アジアと北アフリカ
アル・ジャバルティー(1754年 - 1825年) - エジプトの歴史家・ナポレオンやムハンマド・アリーを記録した『アジャーイブ』で知られる
セリム3世(1761年 - 1808年) - オスマン朝第28代皇帝(在位1789年 - 1807年)・西洋式軍制の導入を図るがイェニチェリ軍団に廃位される
ムハンマド・アリー(1769年? - 1849年) - オスマン朝のエジプト総督・ムハンマド・アリー朝の創始者(在位1805年 - 1848年)
アブラハム・コンスタンティン・ムラジャ・ドーソン(1779年 - 1851年) - オスマン朝のアルメニア系外交官・歴史家として『モンゴル帝国史』を執筆
マフムト2世(1785年 - 1839年) - オスマン朝第30代皇帝(在位1808年 - 1839年)・アーヤーンを押さえイェニチェリ軍団の廃止に成功
ムスタファ・レシト・パシャ(1800年 - 1858年) - オスマン朝の大宰相・ギュルハネ勅令を起草しタンジマートを推進・クリミア戦争にも対処
フェルディナン・レセップス(1805年 - 1894年) - フランスの外交官・事業家・スエズ運河会社を設立しスエズ運河開削を成し遂げる- アフマド・ベイ(1806年 - 1855年) - フサイン朝チュニジアの君主(在位1837年 - 1855年)・フランスの援助で急速な近代化を進める
アブド・アルカーディル(1807年 - 1883年) - フランスのアルジェリア遠征に抵抗した人物・アルジェリア民族運動の父とも評価される
アミール・キャビール(1807年 - 1852年) - イランの大宰相・アターバク・軍制改革や官制改革に着手するも反発する保守派により暗殺される- ミールザー・ハサン・シーラージー(1815年 - 1895年) - イランのシーア派の最高権威・タバコ・ボイコット運動をウラマーとして指揮
セイイェド・アリー・モハンマド(1819年 - 1850年) - イランのシーア派の宗教改革者・後にバーブ教の開祖・預言者となる
バハーウッラー(1817年 - 1892年) - セイイェド・アリー・モハンマドの弟子・バーブ教壊滅後に再建されたバハーイー教の教祖
ミドハト・パシャ(1822年 - 1884年) - オスマン朝の大宰相(在任1876年 - 1878年)・欧米以外で最初のミドハト憲法を起草
アブデュルメジト1世(1823年 - 1861年) - オスマン朝第31代皇帝(在位1839年 - 1861年)・ギュルハネ勅令からタンジマートを推進
イスマーイール・パシャ(1830年 - 1895年) - ムハンマド・アリー朝エジプトのヘディーヴ(在位1867年 - 1879年)・スエズ運河を放出
ナーセロッディーン・シャー(1831年 - 1896年) - ガージャール朝第4代シャー(在位1848年 - 1896年)・列強に権益を譲渡し国内は混乱
ジャマールッディーン・アフガーニー(1839年 - 1897年) - パン・イスラム主義を唱えた思想家・イラクやトルコ・エジプトを遍歴- アフメド・ウラービー(1841年 - 1911年) - エジプトの陸軍大佐・列強の植民地支配とヘディーヴの支配に対しウラービー革命を起こす
アブデュルハミト2世(1842年 - 1918年) - オスマン朝第34代皇帝(在位1876年 - 1909年)・露土戦争で憲法を停止し専制を行う
ムハンマド・アブドゥフ(1849年 - 1905年) - エジプト出身の思想家・イスラム法学者・アフガーニーに共鳴し『固き絆』を刊行
ラシード・リダー(1865年 - 1935年) - シリア出身の思想家・イスラム法学者・ムハンマド・アブドゥフの影響で『マナール(灯台)』を刊行
南アジア
ラーム・モーハン・ローイ(1772年 - 1833年) - インドの社会運動家・ブラフモ・サマージを創設・寡婦殉死に反対する
バハードゥル・シャー2世(1775年 - 1862年) - ムガル帝国最後の皇帝(在位:1837年 - 1858年)・インド大反乱で敗北し廃位される
クンワル・シング(1777年 - 1858年) - インド東部ビハールの領主・インド大反乱では80歳を超えて反乱軍を指揮したが戦死する
ランジート・シング(1780年 - 1839年) - インド西北部のシク王国の君主(在位:1801年 - 1839年)・王国に最盛期をもたらす- アイヤ・ヴァイクンダル(1810年頃 - 1851年頃) - インドの宗教家・新宗教アイヤーヴァリの始祖となり南部タミル社会に影響を与えた
ダルハウジー侯爵ジェイムズ・ラムゼイ(1812年 - 1860年) - イギリス政府の第13代インド総督・「失権の原理」で藩王国の併合を推進
チャールズ・カニング(1812年 - 1862年) - イギリス政府の第14代インド総督・副王・インド大反乱後の処理を行い各地の藩王の地位を保障
サイイド・アフマド・ハーン(1817年 - 1898年) - インド人ムスリムの文人・近代ウルドゥー語散文の父・アリーガル・ムスリム大学を設立
ナーナー・サーヒブ(1824年 - 1857年以降) - マラーター王国宰相バージー・ラーオ2世の養子・インド大反乱ではイギリス軍と戦う- ダヤーナンダ・サラスヴァティー(1824年 - 1883年) - インドの宗教家・「ヴェーダに帰れ」と唱え改革団体アーリア・サマージを組織
ダーダーバーイー・ナオロージー(1825年 - 1917年) - インド人初のイギリス下院議員・パールシー出身・インド国民会議を設立
ロバート・ブルワー・リットン(1831年 - 1891年) - イギリス政府の第19代インド総督・副王・帝国会議を開催しインド帝国を成立させる
ラクシュミー・バーイー (1835年? - 1858年) - インド中部ジャーンシーの王妃・インド大反乱で「インドのジャンヌ・ダルク」と称される
ラーマクリシュナ(1836年 - 1886年) - インドの思想家(ヴェーダーンタ哲学)・神秘主義者として伝統文化復興に尽くす
ラヴィ・ヴァルマ(1848年 - 1906年) - インドの画家・西洋絵画の技法でヒンドゥーの神像を描く・多色石版でインド各地に広がる
ヴィヴェーカーナンダ(1863年 - 1902年) - インドの思想家(ヴェーダーンタ哲学)・ラーマクリシュナ僧院を組織する
東南アジア
- ファン・デン・ボス(1780年 - 1844年) - オランダ領東インド総督・コーヒーやサトウキビや藍などの強制栽培制度を実施
トーマス・ラッフルズ(1781年 - 1826年) - イギリスの東インド会社準知事・マレー半島南端にシンガポール港を開く
ラーマ4世(1805年 - 1868年) - チャクリー朝タイ国王(在位1851年 - 1868年)・タイの近代化に着手・「王様と私」のモデルでもある- アンリ・ムオ(1826年 - 1861年) - フランスの探検家・西欧人として最初にアンコール・ワットを発見・『インドシナ王国遍歴記』がある
ラーマ5世(チュラーロンコーン)(1853年 - 1910年) - チャクリー朝タイ国王(在位1868年 - 1910年)・チャクリー改革を推進
ティーボー(1859年 - 1916年) - コンバウン朝ビルマの最後の国王(在位1878年 - 1885年)・第三次英緬戦争で敗北
ホセ・リサール(1861年 - 1896年) - フィリピンの独立運動家・医師・著述家・スペイン軍の手で銃殺されたが現在は国民的英雄
エミリオ・アギナルド(1869年 - 1964年) - フィリピン共和国(第一次共和国)初代大統領(在任1899年 - 1901年)・米比戦争で敗北
オセアニア
カメハメハ1世(1758年? - 1819年) - ハワイ王国初代国王(在位1795年 - 1819年)・ハワイ諸島を初めて統一した
リリウオカラニ(1838年 - 1917年) - ハワイ王国最後の女王(在位1891年 - 1893年)・ハワイ革命で共和派に地位を追われる
東アジア
清
嘉慶帝(1760年 - 1820年) - 清の第7代皇帝(在位1796年 - 1820年)・先帝の寵臣ヘシェンを処罰し綱紀粛正に努める
林清(? - 1813年) - 清の反乱指導者・天理教(八卦教)の指導者として北京紫禁城を攻撃するが鎮圧される(癸酉の変)- 沈復(1763年 - 1825年) - 清の文人・随筆『浮生六記』の著者・使節団随行員として琉球王国を訪問する記載がある
- 阮元(1764年 - 1849年) - 清の文人・書家・「南北書派論」「北碑南帖論」を提唱し帖学派に対抗して碑学派を起こす
ウィリアム・アマースト (初代アマースト伯爵)(1773年 - 1857年) - イギリスの政治家・外交官・嘉慶帝との会見を拒否され貿易制限改善の交渉は失敗
関天培(1781年 - 1841年) - 清の軍人・広東水師提督・アヘン戦争では清軍の指揮官となり果敢に戦うも虎門の戦いで玉砕する
道光帝(1782年 - 1850年) - 清の第8代皇帝(在位1820年 - 1850年)・アヘンの密輸増大と銀の流出に苦しむ
林則徐(1785年 - 1850年) - 清の政治家・欽差大臣としてイギリスから密輸されたアヘンを処分・アヘン戦争の発端となる
龔自珍(1792年 - 1841年) - 清の思想家・文人・公羊学の立場から外国勢力の危機を指摘・『春秋決事比』他の著作がある
魏源(1794年 - 1856年) - 清の思想家・林則徐と協力し海外事情を紹介した『海国図志』をまとめる
チャールズ・エリオット(1801年? - 1875年) - イギリスの海軍士官・対清全権商務総監・アヘン戦争の戦端を開き香港を占領
ニコライ・ムラヴィヨフ・アムールスキー(1809年 - 1881年) - ロシアの東シベリア総督・アイグン条約で清からアムール川流域を獲得
僧格林沁(1811年 - 1865年) - 清の軍人(モンゴル旗人)・欽差大臣・太平天国の乱やアロー戦争で活躍・捻軍に包囲され戦死
曽国藩(1811年 - 1872年) - 清の政治家・洋務運動の一人・弱体化した清軍に代わり郷勇(湘軍)を組織し太平天国の乱を鎮圧
左宗棠(1812年 - 1885年) - 清の政治家・洋務運動の一人・太平天国の鎮圧に活躍・イリ事件や清仏戦争の処理も担当
洪秀全(1814年 - 1864年) - 清の宗教家・キリスト教系の上帝会の教祖・太平天国の乱を起こし天王と名乗るが敗北して自殺したか
粛順(1816年 - 1861年) - 清の政治家・辛酉政変で恭親王奕訢や西太后との権力闘争に敗れ処刑される
ヤクブ・ベク(1820年 - 1877年) - ウズベク人軍人・清の支配下の東トルキスタンに入りタリム盆地一帯を制圧・左宗棠に討伐される
李鴻章(1823年 - 1901年) - 清の政治家・洋務運動の一人・太平天国の鎮圧に活躍・日清戦争や北清事変の処理も担当
李秀成(1823年 - 1864年) - 清の太平天国の指導者・上海攻撃や天京攻防戦で活躍・処刑される前に残した『李秀成自述』は資料として貴重
趙之謙(1829年 - 1884年) - 清の書家・画家・篆刻家・金石学から北魏の書をもとに新境地を開く・『六朝別字記』の著作がある
劉坤一(1830年 - 1902年)- 清の政治家・洋務運動の一人・義和団事件に際し張之洞らとともに東南互保を結ぶ
咸豊帝(1831年 - 1861年) - 清の第9代皇帝(在位1850年 - 1861年)・アロー戦争の混乱で北京を脱出し熱河で死去
フレデリック・タウンゼント・ウォード(1831年 - 1862年) - アメリカの軍人・太平天国の乱に際して常勝軍を組織する・慈渓の戦いで戦死
アルフレート・フォン・ヴァルダーゼー(1832年 - 1904年) - ドイツの軍人(陸軍元帥)・8ヶ国連合軍総司令官として義和団を鎮圧
恭親王奕訢(1833年 - 1898年) - 清の咸豊帝の弟・辛酉政変に勝利しアロー戦争後の同治中興の政局を指導・総理衙門を設置
西太后(1835年 - 1908年) - 清の咸豊帝の妃で同治帝の母・同治帝から光緒帝まで断続的に「垂簾聴政」を行い権力を掌握
丁汝昌(1836年 - 1895年) - 清の軍人・北洋艦隊の提督・日清戦争の威海衛の戦いでの艦隊戦敗北の責任をとって自決する
張之洞(1837年 - 1909年) - 清の政治家・洋務運動の一人・義和団事件に際し劉坤一らとともに東南互保を結ぶ
劉永福(1837年 - 1917年) - 清の軍人・黒旗軍を率いて越南(ベトナム)に進入したフランス軍を駆逐・日清戦争でも活躍
楊守敬(1839年 - 1915年) - 清末の文人・書家・地理学や訓詁学にも精通・明治期の日本を訪問し『日本訪書志』を残す
呉昌碩(1844年 - 1927年) - 清末民初の文人・詩・書・画・篆刻ともに精通し「四絶」とも「清代最後の文人」とも呼ばれる
王懿栄(1845年 - 1900年) - 清末の官僚・国子監祭酒・金石学者として劉鶚と甲骨文字を研究し殷王朝の存在を立証
黄遵憲(1848年 - 1905年) - 清末の詩人・官僚として戊戌の変法にも参加・外交官としては日本を訪れ『日本国志』を執筆
厳復(1854年 - 1921年) - 清末民初の思想家・翻訳家・ハックスリーの社会進化論を『天演論』で紹介し思想界に影響を与える
同治帝(1856年 - 1875年) - 清の第10代皇帝(在位1861年 - 1875年)・東太后と西太后の「垂簾聴政」で同治中興を迎える
端郡王載漪(1856年 - 1922年) - 清の皇族・義和団事件の主戦派の中心だったが鎮圧後は戦犯として新疆に追放される
韓邦慶(1856年 - 1894年) - 清末の小説家・ジャーナリスト・当時の世相や社会風俗を呉語で描いた『海上花列伝』で有名
康有為(1858年 - 1927年) - 清末の思想家(公羊学)・光緒帝の信任を得て戊戌の変法を行うが西太后派の政変で挫折
ジョージ・アーネスト・モリソン(1862年 - 1920年) - オーストラリア出身の『タイムズ』紙の特派員・義和団の乱や日露戦争を報道
譚嗣同(1865年 - 1898年) - 清末の官僚・思想家・戊戌の変法に参加・西太后派の政変で処刑された「戊戌六君子」の一人
光緒帝(1871年 - 1908年) - 清朝の第11代皇帝(在位1875年 - 1908年)・戊戌の変法を支持するも政変で瀛台に幽閉される
越南
嘉隆帝(阮福暎)(1762年 - 1820年) - 阮朝越南の初代皇帝(在位1802年 - 1820年)・西山朝を倒し国家を統一
阮攸(1765年 - 1820年) - 阮朝越南の文人・中国の小説『金雲翹伝』をチュノムに翻案し『トゥイ・キォウの物語』を書く
日本
伊能忠敬(1745年 - 1818年) - 江戸時代後期の商人・測量家として日本全国を測量し「大日本沿海輿地全図」を完成させる
菅江真澄(1754年 - 1829年) - 江戸時代後期の旅行家・博物学者・東北地方を中心に各地を遍歴し膨大な「菅江真澄遊覧記」を残す
鶴屋南北(1755年 - 1829年) - 江戸時代後期の歌舞伎の作者・代表作に「東海道四谷怪談」がある
良寛(1758年 - 1831年) - 江戸時代後期の曹洞宗の僧侶・歌人・書家・貞信尼により『蓮の露』にその作がまとめられる
華岡青洲(1760年 - 1835年) - 江戸時代後期の外科医・世界初の全身麻酔を用いての乳癌の手術を成功させる
葛飾北斎(1760年 - 1849年) - 江戸時代後期の浮世絵師・代表作に「富嶽三十六景」や「北斎漫画」がある
松浦静山(1760年 - 1849年) - 江戸時代後期の大名(平戸藩)・藩政改革を行う・隠居後の随筆『甲子夜話』も有名
酒井抱一(1761年 - 1829年) - 江戸時代後期の僧侶(権大僧都)・絵師として江戸琳派の祖となる・代表作に「夏秋草図屏風」がある
水野忠成(1763年 - 1834年) - 江戸時代の老中・大名(沼津藩)・奢侈の横行する大御所時代にあって文政の改鋳を行う
小林一茶(1763年 - 1828年) - 江戸時代後期の俳諧師・平明で素朴な句風で知られる・代表作に『おらが春』
十返舎一九(1765年 - 1831年) - 江戸時代後期の作家・代表作に滑稽本『東海道中膝栗毛』がある
曲亭馬琴(1767年 - 1848年) - 江戸時代後期の作家・代表作に読本『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』がある
雷電爲右エ門(1767年 - 1825年) - 江戸時代後期の大相撲力士・現役21年で通算黒星10回のみという史上未曾有の業績を残す
高田屋嘉兵衛(1769年 - 1827年) - 江戸時代後期の廻船業者・海商・国後や択捉の航路を開発・ゴローニン事件の解決にも活躍
鈴木牧之(1770年 - 1842年) -江戸時代後期の商人・随筆家として雪国の民俗資料としても重要な『北越雪譜』を執筆
佐藤一斎(1772年 - 1859年) - 江戸時代後期の儒学者・昌平坂学問所の儒官・渡辺崋山や佐久間象山ら幅広い人材を育成
徳川家斉(1773年 - 1841年) - 第11代将軍(在任1787年 - 1837年)・治世は寛政の改革から大御所時代に及ぶ
平田篤胤(1776年 - 1843年) - 江戸時代後期の国学者・復古神道の大成者・国学四大人の一人・『霊能真柱』『古道大意』がある
式亭三馬(1776年 - 1822年) - 江戸時代後期の戯作者・浮世絵師・薬屋・滑稽本『浮世風呂』『浮世床』などで知られる
間宮林蔵(1780年 - 1844年) - 江戸時代後期の探検家・隠密・樺太の探検により間宮海峡を発見・シーボルト事件にも関与
頼山陽(1781年 - 1832年) - 江戸時代後期の歴史家・思想家・漢詩人・主著に『日本外史』があり幕末の思想界に影響を与えた
柳亭種彦(1783年 - 1842年) - 江戸時代後期の戯作者・長編合巻『偐紫田舎源氏』を執筆するが天保の改革で譴責され急逝する
二宮尊徳(1787年 - 1856年) - 江戸時代後期の農政家・思想家・「報徳思想」を唱え農村復興政策を指導した
七代目市川團十郎(1791年 - 1859年) - 江戸時代後期の歌舞伎役者・「勧進帳」など歌舞伎十八番をまとめる・天保の改革で追放
徳川家慶(1793年 - 1853年) - 第12代将軍(在任1837年 - 1853年)・大御所時代の弊を改めるべく天保の改革を支持
大塩平八郎(1793年 - 1837年) - 江戸時代後期の儒学者・大坂町奉行所の与力・大塩平八郎の乱を起こした
渡辺崋山(1793年 - 1841年) - 江戸時代後期の武士(三河国田原藩家老)・画家・蛮社の獄に巻き込まれ蟄居し自刃する
遠山景元(1793年 - 1855年) - 江戸時代の旗本・江戸北町奉行・天保の改革に抵抗した姿勢から「遠山の金さん」のドラマが生まれた
水野忠邦(1794年 - 1851年) - 江戸時代後期の老中・大名(浜松藩)・天保の改革を主導するが失敗
マシュー・ペリー(1794年 - 1858年) - アメリカの東インド艦隊司令長官・幕府に開国を要求し日米和親条約を結ぶ
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796年 - 1866年) - ドイツの医師・博物学者・長崎に赴任し鳴滝塾を構える
歌川広重(1797年 - 1858年) - 江戸時代末期の浮世絵師・代表作に「東海道五十三次絵」がある
歌川国芳(1798年 - 1861年) - 江戸時代末期の浮世絵師・代表作に天保の改革を批判した「源頼光公館土蜘作妖怪図」がある
徳川斉昭(1800年 - 1860年) - 江戸時代末期の大名(水戸藩)・水戸学による尊攘論を唱え井伊直弼と対立・徳川慶喜の実父
エフィム・プチャーチン(1803年 - 1883年) - ロシアの遣日全権使節・幕府に開国を要求し日露和親条約を結ぶ
タウンゼント・ハリス(1804年 - 1878年) - アメリカの初代駐日公使・日米修好通商条約を結ぶ
高野長英(1804年 - 1850年) - 江戸時代後期の医者・蘭学者・『戊戌夢物語』で幕府を批判し蛮社の獄で弾圧される
レオン・ロッシュ(1809年 - 1900年) - フランスの外交官・駐日公使・幕末の情勢の中で徳川幕府を支援し慶応の改革に踏み切らせる
ラザフォード・オールコック(1809年 - 1897年) - イギリスの外交官・清国駐在領事・駐日公使・幕末日本を紹介した『大君の都』がある
堀田正睦(1810年 - 1864年) - 江戸時代末期の大名(佐倉藩)・老中・日米修好通商条約締結に尽力するが締結直後に罷免される
緒方洪庵(1810年 - 1863年) - 江戸時代末期の医師・蘭学者・大坂に適塾を開き福沢諭吉らの人材を育てた・日本初の種痘を行う
佐久間象山(1811年 - 1864年) - 江戸時代末期の思想家・兵学者・江戸に象山書院を開く・上洛して開国論を唱えるも反対派に暗殺される
井伊直弼 (1815年 - 1860年) - 江戸時代末期の大老・大名(彦根藩)・日米修好通商条約に調印し安政の大獄を実施
河竹黙阿弥(1816年 - 1893年) - 幕末維新の歌舞伎作者・代表作に「三人吉三廓初買」「青砥稿花紅彩画(白浪五人男)」がある
阿部正弘(1819年 - 1857年) - 江戸時代末期の老中・大名(備後福山藩)・黒船来航に伴う日米和親条約に調印・安政の改革を実施
安藤信正(1820年 - 1871年) - 江戸時代末期の大名(磐城平藩)・老中・久世広周とともに和宮降嫁を推進・坂下門外の変で失脚
勝海舟(1823年 - 1899年) - 幕末維新の幕臣・崩壊する幕府を支え江戸無血開城などに尽力・明治政府にも出仕
徳川家定(1824年 - 1858年) - 第13代将軍(在任1853年 - 1858年)・黒船来航後の混乱の時代の将軍・後嗣なく死去
大村益次郎(1824年 - 1869年) - 幕末維新の兵学者・長州征伐や戊辰戦争での長州藩の勝利に貢献・維新後は兵部省大輔となるが暗殺される
岩倉具視(1825年 - 1883年) - 幕末維新の公家(右大臣)・王政復古の大号令により倒幕を実現し明治政府の首脳となる
ジョン万次郎(1827年 - 1898年) - 幕末維新の通訳・教育者・もとは土佐の漁師・漂流をしてアメリカで教育を受け幕末の外交でも活躍
山内容堂(1827年 - 1859年) - 江戸時代末期の大名(土佐藩)・幕末の四賢侯の一人・大政奉還を促すが小御所会議では劣位に置かれる
小栗忠順(1827年 - 1868年) - 江戸時代末期の幕臣・勘定奉行・外国奉行・幕府の軍備増強を推進・主戦論を唱え維新後は斬首される
松平春嶽(1828年 - 1890年) - 江戸時代末期の大名(越前福井藩)・幕末の四賢侯の一人・横井小楠を起用し文久の改革や四侯会議で活躍
高橋由一(1828年 - 1894年) - 幕末維新の洋画家・イギリス人ワーグマンに師事し「鮭」「花魁」などの作品を残す
西郷隆盛(1828年 - 1877年) - 幕末維新の藩士(薩摩藩)・軍人(陸軍大将)・「維新の三傑」・征韓論で下野し西南戦争を起こす
ハリー・パークス(1828年 - 1885年) - イギリスの外交官・駐日公使・幕末の情勢の中で中立を標榜しつつ薩摩藩や長州藩を支援する
仮名垣魯文(1829年 - 1894年) - 幕末維新の戯作者・新聞記者・この時代の世相を取り入れた『西洋道中膝栗毛』や『安愚楽鍋』で知られる
吉田松陰(1830年 - 1859年) - 幕末の藩士(長州藩)・教育者として松下村塾で多くの弟子を育成・安政の大獄で処刑される
大久保利通(1830年 - 1878年) - 幕末維新の藩士(薩摩藩)・政治家(内務卿)・「維新の三傑」・西南戦争を鎮圧し官僚機構を整備
河鍋暁斎(1831年 - 1889年) - 幕末維新の浮世絵師・戯画や諷刺画で有名・浮世絵の伝統を近代日本画につなげる・代表作に「地獄極楽図」
木戸孝允(1833年 - 1877年) - 幕末維新の藩士(長州藩)・政治家(内務卿)・「維新の三傑」・版籍奉還や廃藩置県を断行
福澤諭吉(1835年 - 1901年) - 幕末維新の藩士(中津藩)・啓蒙思想家・教育者として慶應義塾を創設・『学問のすゝめ』などがある
岩崎弥太郎(1835年 - 1885年) - 幕末維新の実業家・三菱財閥の創業者で初代総帥・政商として明治政府に協力
松方正義(1835年 - 1924年) - 明治時代の政治家・内閣総理大臣(在任1891年 - 1892年(第一次)・2度組閣)・松方デフレを起こす
坂本龍馬(1836年 - 1867年) - 幕末の藩士(土佐藩)・薩長同盟の締結や大政奉還に尽力・近江屋事件で暗殺される
松平容保(1836年 - 1893年) - 幕末維新の大名(会津藩)・京都守護職・戊辰戦争では会津で奮戦するも敗北し蟄居する
榎本武揚(1836年 - 1908年) - 幕末維新の幕臣・政治家・戊辰戦争では函館五稜郭にて敗北・以後は明治政府に出仕する
井上馨(1836年 - 1915年) - 明治時代の政治家・外務卿から外務大臣となり条約改正のため欧化政策を推進(鹿鳴館時代)
徳川家茂(1846年 - 1866年) - 第14代将軍(在任1858年 - 1866年)・南紀派から擁立され公武合体政策のため和宮と結婚
徳川慶喜(1837年 - 1913年) - 第15代将軍(在任1867年 - 1868年)・大政奉還の後に鳥羽・伏見の戦いで敗北・蟄居後は公爵となる
三条実美(1837年 - 1891年) - 幕末維新の公卿・政治家(太政大臣)・尊攘派として七卿落ちの一人となるが維新政府で復権し活躍
板垣退助(1837年 - 1919年) - 明治時代の政治家・征韓論で下野し自由民権運動の指導者となり自由党を結成
富岡鉄斎(1837年 - 1924年) - 明治から大正時代の文人画家・神官・幕末は勤王の志士と交わる・代表作に「不尽山頂全図」他がある
山縣有朋(1838年 - 1922年) - 明治時代の政治家・内閣総理大臣(在任1889年 - 1891年(第一次)・2度組閣)・陸軍大将・元老
大隈重信(1838年 - 1922年) - 明治時代の政治家・内閣総理大臣(在任1898年(第一次)・2度組閣)・教育者として早稲田大学を創設
高杉晋作(1839年 - 1867年) - 幕末の藩士(長州藩)・奇兵隊を組織し下関戦争の和議交渉や長州征伐で活躍するが早世する
三遊亭圓朝(1839年 - 1900年) - 明治時代の落語家・落語中興の祖・作品に『牡丹燈籠』『真景累ヶ淵』があり言文一致運動にも影響
黒田清隆(1840年 - 1900年) - 明治時代の政治家・内閣総理大臣(在任1888年 - 1889年)・大日本帝国憲法を発布
伊藤博文(1841年 - 1909年) - 明治時代の政治家・日本の初代内閣総理大臣(在任1885年 - 1888年(第一次)・4度組閣)
陸奥宗光(1844年 - 1897年) - 明治時代の政治家・外務大臣として条約改正や下関条約締結で活躍・著作に『蹇々録』がある
中江兆民(1847年 - 1901年) - 明治時代の思想家・自由民権運動の理論家で「東洋のルソー」と呼ばれる・著作に『民約訳解』がある
川上操六(1848年 - 1899年) - 明治時代の軍人・陸軍大将・参謀総長・日清戦争の開戦を主張し日本軍を勝利に導く
小泉八雲(1850年 - 1904年) - 明治時代の文学者・帰化した外国人で『怪談』『知られざる日本の面影』などで日本を紹介
明治天皇(1852年 - 1912年) - 第122代天皇(在位1867年 - 1912年)・日本が近代化を果たしたことで「明治大帝」と呼ばれる
北里柴三郎(1853年 - 1931年) - 明治時代の医学者・細菌学者・破傷風菌の純粋培養や血清療法を確立・私立伝染病研究所を創設
高峰譲吉(1854年 - 1922年) - 日本の科学者・実業家・デンプン分解酵素「タカジアスターゼ」を発明しアドレナリンの抽出に成功
坪内逍遥(1859年 - 1935年) - 明治時代の小説家・評論家・劇作家・『小説神髄』『当世書生気質』で近代文学の先駆けとなる
岡倉天心(1863年 - 1913年) - 明治時代の教育者で東京美術学校設立に貢献・フェノロサらと日本美術の再評価を行う
二葉亭四迷(1864年 - 1909年) - 明治時代の小説家・評論家・翻訳家・『浮雲』や『あひゞき』などの作品で写実主義を唱える
尾崎紅葉(1868年 - 1903年) - 明治時代の小説家・山田美妙らと硯友社を設立し「我楽多文庫」を刊行・代表作に『金色夜叉』がある
志賀潔(1871年 - 1957年) - 明治時代の医学者・細菌学者・北里柴三郎に師事・赤痢菌を発見・京城帝国大学総長などを歴任
樋口一葉(1872年 - 1896年) - 明治時代の女流小説家・赤貧に苦しみながら『たけくらべ』『にごりえ』などを執筆
19世紀生まれの最後の生き残り
2013年6月12日、日本の木村次郎右衛門(男性での史上最高齢者)が116歳で死去し、19世紀生まれの男性は全員がこの世を去った。2017年4月15日にはエンマ・モラーノが117歳で死去し、1800年代(1800年 - 1899年)生まれの人物は全員がこの世を去ったことになり、19世紀生まれは残り2人(ヴァイオレット・ブラウン、田島ナビの2人、いずれも女性)となった。さらに同年9月15日にブラウンが117歳で死去したため、田島が19世紀生まれの最後の生き残りとなった。そして2018年4月21日午後7時58分、田島が117歳で死去したことににより、生年月日に確実な証拠のある19世紀生まれの人物は全員この世を去ったこととなった[2]。
脚注
- 注釈
^ ただし、この時点ではA型、B型、C型の3つであるとされた。
- 出典
^ ウィンチェスター, サイモン著、野中邦子訳『世界を変えた地図 - ウィリアム・スミスと地質学の誕生 -』早川書房、2004年7月、ISBN 978-4-15-208579-5、65-66頁。
^ (英語) “Validated Living Supercentenarians”. Gerontology Research Group. 2018年4月22日閲覧。
関連項目
- 長い19世紀
- 年表
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、19世紀に関するカテゴリがあります。
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