事代主
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事代主 (ことしろぬし、言代主神)は、日本神話に登場する神。別名は八重言代主神、八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)。
目次
1 神話の記述
2 解説
3 信仰
4 伝説
5 脚注
6 関連項目
神話の記述
八重言代主神 とも表記し、大国主神と神屋楯比売命との間に生まれたされる。
葦原中国平定において、建御雷神らが大国主神に対し国譲りを迫ると、大国主は美保ヶ崎で漁をしている息子の事代主神が答えると言った。そこでタケミカヅチが美保ヶ崎へ行き事代主に国譲りを迫ると、事代主神は「承知した」と答え、船を踏み傾け、天ノ逆手を打って青柴垣に変えて、その中に隠れてしまった。この天ノ逆手は一般に手を逆さに打つことだと考えられている。
抵抗した弟の建御名方神も建御雷神に服従すると、大国主神は国譲りを承諾し、事代主神が先頭に立てば私の180人の子供たちも事代主神に従って天津神に背かないだろうと言った。
解説
大国主神の子とされる。現在でも宮中の御巫八神の一つになっている。葛城には、事代主を祀る鴨都波神社(奈良県御所市)がある。
日本書紀・神武紀には、神武天皇の皇后となる媛蹈韛五十鈴媛命に関して
事代主神、共三嶋溝橛耳神之女玉櫛媛所生兒、號曰媛蹈韛五十鈴媛命。
『事代主神、三嶋溝橛耳神(みしまのみぞくひみみのかみ)の娘の玉櫛媛(たまくしひめ)に共(みあひ)して生める子を、なづけて媛蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)ともうす。』とあり、事代主は神武天皇の岳父となっている。また、綏靖天皇の皇后は、日本書紀本文では事代主の女、古事記では師木県主の祖河俣毘賣となっていることから大和在地豪族で磯城縣主を任じられた弟磯城(おとしき)との関連性が窺える。
先代旧事本紀では、大国主神と高津姫神(宗像三女神の多岐都比売命とされる)の子として記述されている。なお海部氏勘注系図には高津姫神は「神屋多底姫」(かむやたてひめ)の別名としており、古事記の大国主神が神屋楯比売命を娶って生んだとする記述と一致する。
信仰
美保神社(島根県松江市)、三輪惠比須神社(奈良県桜井市)、長田神社(神戸市長田区)、事代主神社 (阿波市)(徳島県阿波市)、生夷神社(徳島県勝浦郡)のほか、恵美須神社(京都市東山区)、今宮戎神社(大阪市浪速区) 、志紀長吉神社(大阪市平野区) 、大前恵比寿神社(栃木県真岡市)などのえびすを祀る神社でも祀られている。
伝説
鶏伝説
島根県美保関町には、事代主が鶏を嫌うという言い伝えがある。折口信夫は、その理由として、事代主の妻訪い(妻問い)の物語を紹介している[1] 。それによると、「事代主は、夜毎海を渡って対岸の揖夜(イフヤ)の里の美保津姫のもとへ通っていたが、鶏が間違って真夜中に鳴いたため、事代主はうろたえて小船に乗ったものの、櫂を岸に置き忘れて仕方なく手でかいたところ、鰐(サメのこと[2] )に手を噛まれた[1] 。以来、事代主は鶏を憎むようになり、それにあやかって美保関では鶏を飼わず、参詣人にも卵を食べることを戒める」としている[1] 。島崎藤村は、「釣り好きの事代主が寝ぼけて鳴いた鶏の声を聞いて未明に船を出し、荒れた海で櫓も櫂も失い、足で水をかいたところ鰐に足を噛まれた」という話を紹介している[3] 。現代でも、事代主を再現した美保関の青柴垣神事の際に当屋に指名された者は、1年間鶏肉を食べないで身を清める習わしがあり[4] 、美保関から中海を渡った対岸には、美保津姫を祀った揖夜神社がある。
三島と伊豆
美保で青柴垣に引き籠った事代主神は、伊豆の三宅島で三島明神になったとする伝承もある。富士山の神とともに10の島を生み、現在の三嶋大社(静岡県三島市)に鎮座したとする。
脚注
^ a b c 鶏鳴と神楽と折口信夫、やまと新聞、1920(大正9)年1月
^ ヨモツヒラサカを超えた神々森田喜久男、島根県立古代出雲歴史博物館、2012.10.20
^ 山陰土産島崎藤村「大阪朝日新聞」1927(昭和2)年7月
^ 厳しい潔斎1年間。神様に近づく青柴垣神事の「當屋」美保関地域観光振興協議会、2013年4月9日
関連項目
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