くじら座
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Cetus | |
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くじら座の恒星 | |
属格形 | Ceti |
略符 | Cet |
発音 | [ˈsiːtəs]、属格:/ˈsiːtaɪ/ |
象徴 | the Whale or Sea Monster |
概略位置:赤経 | 1.42 |
概略位置:赤緯 | -11.35 |
広さ | 1231平方度 (4位) |
主要恒星数 | 15 |
バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 88 |
系外惑星が確認されている恒星数 | 9 |
3.0等より明るい恒星数 | 3(変光星ミラを含める) |
10パーセク以内にある恒星数 | 5 |
最輝星 | β Cet(2.01等) |
最も近い星 | ルイテン726-8;(8.73光年) |
メシエ天体数 | 1 |
流星群 | October Cetids Eta Cetids Omicron Cetids |
隣接する星座 | おひつじ座 うお座 みずがめ座 ちょうこくしつ座 ろ座 エリダヌス座 おうし座 |
補足: †ミラ (ο Cet) はもっとも明るい時には2等星の恒星になる。 |
くじら座(鯨座、Cetus)は、トレミーの48星座の1つ。
ο星ミラは、くじら座で最も有名な変光星である。
この星座は黄道に接近しているため、いくつかの小惑星がこの星座の領域内を通ることがある。第4番目に発見された小惑星ヴェスタ(Vesta)は1807年3月29日にドイツのブレーメンでハインリヒ・オルバースによって この星座の領域で発見された。
目次
1 主な天体
1.1 恒星
1.2 星団・星雲・銀河
2 神話
3 出典
主な天体
恒星
「くじら座の恒星の一覧」も参照
以下の恒星には、国際天文学連合によって正式に固有名が定められている。
α星:メンカル (Menkar)[1]
β星:ディフダ (Diphda)[1] は、くじら座で最も明るい恒星で、(ミラを除けば)唯一の2等星[2]。かつては別名のデネブ・カイトス(Deneb Kaitos) で呼ばれることも多かった[1]。
γ星A:カファルジドマ (Kaffaljidhma)[1]
ζ星:バテン・カイトス(Baten Kaitos)[1]
- ο星:ミラ(Mira)は、歴史上最初に発見された変光星である。変光周期331.65日の間に見かけの等級が2.0等から10.1等に変わる。肉眼だと、比較的明るかった星がいつの間にか消えてしまったように見える。 1596年にダーヴィト・ファブリツィウスがミラの光度が変わることを発見した[1]。これは、天は不変であるというプトレマイオス体系への強烈な問題提起になり、その時代に提唱されたコペルニクスの地動説への追い風となった。
その他に特徴のある恒星に以下のものがある。
η星:デネブ・アルゲヌビ (Deneb Algenubi)
ι星:デネブ・アル・シャマリー (Deneb al Shamaliyy)[1]。「デネブ・カイトス」とも呼ばれたが、この名前はβ星に使われることが多かったので、2つの星を区別するためにι星はデネブ・アル・シャマリーもしくは単にシャマリー(Shamaliyy)と呼ばれた[1]。
τ星:地球から17番目に近い恒星。オズマ計画に選ばれた。
ZZ星:脈動白色矮星(くじら座ZZ型変光星)の代表星。
ルイテン726-8:地球から6番目に近い恒星。
星団・星雲・銀河
くじら座は銀河南極に近く、銀河面から離れている。このため、銀河系外の多くの銀河がよく見える。
NGC 246:惑星状星雲。
M77:渦巻銀河。δ星の近くにあり、くじら座で最も明るい渦巻銀河である。
オロチ:最も明るいモンスター銀河。ただし重力レンズ効果による増光の可能性が高い。
神話
「ケートス」も参照
この星座は古代よりずっと知られていた。ギリシア神話では、生贄のアンドロメダー姫(アンドロメダ座)を食べようとする巨大な海の怪物ケートスとして登場し、メドゥーサを倒した後たまたま通りかかった勇者ペルセウス(ペルセウス座)によってメドゥーサの首を突きつけられ石にされてしまう。
出典
- ^ abcdefgh原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味 -』 恒星社厚生閣、2007年2月28日、新装改訂版4刷、205-207頁。ISBN 978-4-7699-0825-8。
^ “SIMBAD Astronomical Database”. Results for * bet Cet. 2013年1月25日閲覧。
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座標: 01h 25m 12s, −11° 21′ 00″