九条駅 (大阪府)
九条駅 | |
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くじょう Kujo | |
所在地 | 大阪府大阪市西区九条一丁目 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道(駅詳細) 阪神電気鉄道(駅詳細) |
九条駅(くじょうえき)は、大阪府大阪市西区九条一丁目にある大阪市高速電気軌道・阪神電気鉄道の駅。大阪市高速電気軌道における駅番号はC14、阪神電気鉄道における駅番号はHS 44。
阪神なんば線の開業以降、どちらの路線を使っても近鉄線を経由して生駒駅へ行くことができる。またどちらの駅にも近鉄側から列車が乗り入れている。
目次
1 歴史
2 駅構造
2.1 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
2.1.1 のりば
2.2 阪神電気鉄道
2.2.1 のりば
3 利用状況
4 駅周辺
4.1 路線バス
5 その他
6 隣の駅
7 脚注
7.1 注釈
8 関連項目
9 外部リンク
歴史
1964年(昭和39年)10月31日:4号線(現在の中央線)の弁天町駅 - 本町駅(仮)間延伸時に開業。
2009年(平成21年)3月20日:阪神なんば線の西九条駅 - 大阪難波駅間開業。
2014年(平成26年)4月1日:阪神電気鉄道に駅番号導入。
2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、中央線の駅は大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅となる。
駅構造
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
Osaka Metro 九条駅 | |
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駅舎と跨線橋(2006年6月6日) | |
くじょう Kujo | |
◄C13 弁天町 (1.3km) (1.5km) 阿波座 C15► | |
所在地 | 大阪市西区九条一丁目 北緯34度40分31.99秒 東経135度28分25.58秒 |
駅番号 | C14 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ■中央線 |
キロ程 | 6.8km(コスモスクエア起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 11,753人/日(降車客含まず) -2017年- |
乗降人員 -統計年度- | 22,887人/日 -2017年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)10月31日 |
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。改札口とコンコースは2階、ホームは3階にある。コンコースは阿波座駅寄りにのみにあったが、阪神なんば線の開業後は弁天町駅寄りにも設置された。改札口は南北の歩道から歩道橋で入れる2か所と高架下の駐輪場から通じる1か所の合計3か所である。1964年の開業時は、西側改札口および2両分のホームのみ仕上げ工事を完成させて営業を開始した。東側改札口完成後、西側改札口はいったん閉鎖され、2009年の阪神なんば線開業に伴い再設置された[1]。2009年当時、大阪市交通局は「西側改札口閉鎖の理由は記録に残っていない」と説明していた[1]。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
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1 | 中央線 | 森ノ宮・長田・生駒・学研奈良登美ヶ丘方面 |
2 | 弁天町・コスモスクエア方面 |
阪神電気鉄道
阪神 九条駅 | |
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阪神九条駅 1番出入口側(地下鉄九条駅側)駅舎 (2009年3月21日) | |
くじょう Kujo | |
◄HS 45西九条 (1.3km) (0.6km) ドーム前HS 43► | |
所在地 | 大阪市西区九条一丁目25-8 北緯34度40分25.32秒 東経135度28分25.76秒 |
駅番号 | ○HS 44 |
所属事業者 | 阪神電気鉄道 (西大阪高速鉄道) |
所属路線 | 阪神なんば線 |
キロ程 | 7.6km(尼崎起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年次- | 5,777人/日(降車客含まず) -2016年- |
乗降人員 -統計年次- | 11,941人/日 -2016年- |
開業年月日 | 2009年(平成21年)3月20日 |
大阪市道九条中通線の地下に設置された島式ホーム1面2線を有する地下駅である。コンコースは地下1階、ホームは地下2階に所在する。
なお、絶対信号機を持つため停留所ではない。
ホーム有効長は近鉄車両10両編成に対応している。駅舎のデザインテーマは「記憶の継承」。ホームからコンコースへの通路は、階段がホームの両端、エレベーターがホーム中央、エスカレーターがホーム中央に2箇所、尼崎寄りに1箇所設置されている。
コンコースの東西には改札口がある。トイレは西改札付近に設置されている。
駅の出入口は1番と2番の2箇所がある。
1番出入口は中央大通沿いの地下鉄九条駅西口向かい側に所在し、阪神なんば線と大阪市高速電気軌道中央線との乗換口となっている。2番出入口は九条中通線沿いの NTT西日本 西ビル内にあり、大阪シティバスへの乗換には2番出入口が案内される[2]。大阪シティバスの停留所「阪神九条」は九条中通線を南東に進んだところで交差するみなと通沿いに所在する[3][4]。
九条が大阪市電発祥の地であることにちなみ、1番出入口側の駅舎やプラットホーム階壁面などに市電の鉄車輪をイメージした円形の意匠を取り入れている[5]。
1960年代、阪神が単独事業として難波方面への延伸を進めた際、現九条駅付近では電電公社ビルと住金興産九条ビルに駅出入口の準備工事がなされていた。これらの駅出入口のうち、電電公社ビル(現: 西日本電信電話 西ビル)側が2番出入口として42年の歳月を経て活用された。2番出入口の階段踊り場には当時のタイルがモニュメントとして保存されている[6]。なお、住金興産九条ビル(現: 日鉄住金興産九条ビル)側の駅出入口は改札内に通じてしまうため活用されなかった。
大阪難波寄りのドーム前駅から尼崎寄りの西九条駅までは上り勾配が続いており、当駅の西方約200メートルで地上に達する。ドーム前駅までの営業キロ上での駅間距離は0.6キロだが、当駅の端からドーム前駅の端までの距離は0.3キロであるため、実質的な駅間距離が阪神では一番短い[7]。
自動改札機はオムロン製で、PiTaPa・ICOCA, 出場時2枚一括処理対応。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■阪神なんば線 | 上り | 難波・奈良方面 |
2 | ■阪神なんば線 | 下り | 尼崎・神戸(三宮)・明石・姫路方面 |
阪神九条駅ホーム 鉄車輪をイメージした壁が特徴。
ホームから西九条側の軌道を望む。地下から一気に高架に上がるため、急勾配の軌道となっている。
1番出入口側駅舎の夜景。鉄車輪をイメージした円形の意匠。
西日本電信電話 西ビル。このビルの1階で42年間使われなかった出入口が供用を開始した。(2009年2月22日)
開業直後の西ビル側の出入口
西ビル側の出入口の階段踊り場に設置されているモニュメント。竣工当時のタイルが保存されている。
利用状況
各年次の1日乗降・乗車人員は下表の通りである。
- 阪神のデータは1日平均である。
- 大阪市高速電気軌道のデータは交通量調査に基づく特定の1日である[8]。
年次 | 阪神電気鉄道 | 大阪市高速電気軌道[注 1] | 出典 | |||
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乗降人員 | 乗車人員 | 調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年 | 未 開 業 | [9]2月15日 | 18,155 | 8,914 | [10] | |
1996年 | - | |||||
1997年 | - | |||||
1998年 | 11月10日 | 16,622 | 7,958 | [11] | ||
1999年 | - | |||||
2000年 | - | |||||
2001年 | - | |||||
2002年 | - | |||||
2003年 | - | |||||
2004年 | - | |||||
2005年 | - | |||||
2006年 | - | |||||
2007年 | 11月13日 | 16,494 | 8,148 | [12] | ||
2008年 | 11月11日 | 16,655 | 8,318 | [13] | ||
2009年 | 6,222 | 3,047 | 11月10日 | 18,746 | 9,464 | [14] |
2010年 | 7,763 | 3,766 | 11月09日 | 18,315 | 9,249 | [15] |
2011年 | 7,808 | 3,788 | 11月08日 | 18,758 | 9,518 | [16] |
2012年 | 9,455 | 4,548 | 11月13日 | 19,293 | 9,778 | [17] |
2013年 | 10,113 | 4,902 | 11月13日 | 19,632 | 10,022 | [18] |
2014年 | 11,000 | 5,266 | 11月11日 | 19,862 | 10,143 | [19] |
2015年 | 11,957 | 5,744 | 11月17日 | 21,196 | 10,708 | [20] |
2016年 | 11,941 | 5,777 | 11月08日 | 21,750 | 11,065 | [21] |
2017年 | 11月14日 | 22,887 | 11,753 |
駅周辺
1624年から開発が始まり、林羅山によって衢壌島(くじょうじま)と命名された。1674年の洪水の際に九条家の木笏が漂着したことから九条島と表記されるようになったとの伝承がある。九条島は淀川の河流・航行の妨げとなっていたため、1684年に河村瑞賢が九条島を2つに割いて安治川を開削。以降、安治川左岸が九条、右岸が西九条となった。
九条駅周辺にはねじの工場などが多い。
- 中央大通
- 阪神高速16号大阪港線
- 安治川トンネル
- 大阪府なにわ西府税事務所
- 大阪九条郵便局
- 大阪本田郵便局
- 大阪市立九条東小学校
- 茨住吉神社
- 松島公園
- 松島料理組合
- ナインモール九条(九条新道商店街・バファロード) - 商店街を抜けた先に京セラドーム大阪(2006年7月1日に「大阪ドーム」から名称変更)があることから、同球場を本拠地としているオリックス・バファローズ(バファロード命名時は大阪近鉄バファローズ)を応援している。
- キララ九条商店街
- 九条親栄会商店街(親ちゃんロード)
- 九条千日通商店街 (SENNICHI STREET)
- 九条OS
- シネ・ヌーヴォ
- 松島新地
- 大阪掖済会病院
ナインモール九条
九条親栄会商店街
キララ九条商店街
阪神なんば線安治川橋梁
橋の両端に安治川トンネルの入り口があり、橋の下に安治川トンネルがある。
路線バス
大阪シティバスが運行している。
九条新道停留所は地下鉄九条駅からナインモール九条を経由して400m程離れた国道172号線(みなと通)上にある。また、阪神の九条駅からは阪神九条停留所が近い。同線開業後の2009年3月29日に九条南一丁目から阪神九条に改称された[4]。
- 九条新道・阪神九条
88号系統:大阪駅前 行/天保山 行
その他
京阪中之島線が中之島駅から西九条駅を経由して新桜島まで延伸される計画だったが、2017年7月に京阪ホールディングスの加藤好文社長は、「夢洲へのIR誘致が決まれば、中之島駅から南西に進んで地下鉄中央線の九条駅につなげる」との考えを明らかにした。当初計画していた西九条駅から九条駅への変更について加藤社長は「九条駅で中央線とつなげば、京都とIRのある夢洲が結ばれる」と説明している[22]。
隣の駅
- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
中央線
弁天町駅 (C13) - 九条駅 (C14) - 阿波座駅 (C15)
- 阪神電気鉄道
■阪神なんば線
■快速急行・■準急・■区間準急・■普通
西九条駅 (HS 45) - 九条駅 (HS 44) - ドーム前駅 (HS 43)
- ( ) 内は駅番号を示す。
脚注
- ^ ab“放置出入り口42年ぶり接続 「阪神なんば線」九条駅”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2009年2月28日). オリジナルの2009年3月4日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090304020743/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090228/trd0902281214007-n1.htm
^ 「九条駅構内案内図」阪神電気鉄道 2009年3月 閲覧 (PDF)
^ 元々は九条南一丁目停留所という名称であったが、2009年に変更された。
- ^ ab「バス時刻表改正(一部)と経路変更のお知らせ」大阪市交通局 2009年3月16日 閲覧
^ 阪神なんば線サイトより 駅のデザイン秘話 1 九条駅より
^ 阪神なんば線サイトより 九条東側出入口が約40年ぶりに日の目を見る
^ 営業キロで一番短い区間は東鳴尾駅 - 洲先駅間の0.4キロ。
^ 路線別駅別乗降人員(平成29年11月14日 交通調査日) (PDF) - Osaka Metro
^ 1996年に行われた調査であるが、会計年度上は1995年度となる。
^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
^ 変貌なるか夢洲 京阪、京都に直通 近鉄、海遊館移転 IR・万博誘致にらむ 再開発を検討(日本経済新聞 2017年7月21日)
注釈
^ 2017年度までは大阪市営地下鉄。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
その他の九条駅 - 全ての「九条駅」は近畿地方にあり、いずれも近鉄の車両が乗り入れている。
外部リンク
九条駅 - Osaka Metro
九条駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道
NTT西日本 西ビル(電話局の写真館サイト内) - 九条駅出口設置前、設置後の様子を確認できる。
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