天理高等学校
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天理高等学校 | |
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過去の名称 | 天理中学校 (旧制) 天理高等女学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人天理大学 |
設立年月日 | 1908年(明治41年) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 29503F |
所在地 | 〒632-8585 |
奈良県天理市杣之内町1260 北緯34度35分43.7秒東経135度50分33.5秒座標: 北緯34度35分43.7秒 東経135度50分33.5秒 | |
外部リンク | 天理高等学校第一部公式サイト 天理高等学校第二部公式サイト |
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天理高等学校(てんりこうとうがっこう)は、奈良県天理市にある男女共学の私立高等学校。天理教が経営する学校法人天理大学の傘下にある天理大学の附属学校である。全日制の第1部と夜間定時制の第2部がある。略称「天高(てんこう)」。
目次
1 設置学科
1.1 第一部
1.2 第二部
2 学寮
2.1 第一部
2.2 第二部
3 主な部活動
4 沿革
5 主な卒業生
5.1 野球
5.2 柔道
5.3 ラグビー
5.4 その他スポーツ
5.5 政治・地方自治
5.6 学術・文化
5.7 芸能・マスコミ
6 野球部不祥事
7 関連学校
8 脚注及び参照
9 外部リンク
設置学科
第一部
全日制課程・普通科
- I類:定員約300名
- 用木コース(天理教教育コース)
- 教養コース
- II類(特進コース)定員約80名
- III類(スポーツ・芸術コース)定員約80名
- II類は難関国公立・私立合格を目標とし、部活動については、進学研究会をはじめとし、文化系体育系を問わず積極的に参加している生徒が半数程度いる。
- III類は、スポーツや芸術の各分野において優れた能力を持っている者を集約したクラスである。
- 学業成績優秀者10名以内、クラブ活動技能優秀者5名以内を選抜し、年間の授業料を全額免除される制度がある。
第二部
夜間定時制課程
- 普通科
- 第2部学生は昼間は市内の天理教関連施設での勤務(「ひのきしん」)に就き、在学中の学費・寮費等は教団関連の財団より支給される[1]。
学寮
全国的な宗教組織である天理教の運営する高校であること、また部活動(特に硬式野球、柔道、ラグビー、吹奏楽、ホッケーなど)が強豪であることから、全国的に学生が集まる。そのような学生に対応するための寮が整備されている。
第一部
- 北寮(一般男子生徒用)
- みのり寮(一般女子生徒用)
- 火水風寮(柔道部所属男子生徒用)
- 白球寮(野球部所属男子生徒用)
- 水鏡寮(水泳部・柔道部所属女子生徒用)
- 勾田寮(ラグビー部所属男子生徒用)
第二部
- 陽心寮(男子生徒用)
- さおとめ寮(女子生徒用)
- 第二さおとめ寮(女子生徒用)
- 介護福祉科募集停止の為、2009年度末でさおとめ寮と第二さおとめ寮は合併した。尚、第二さおとめ寮は教団側が保有する事になる。
主な部活動
硬式野球部
夏の選手権大会は出場28回中・優勝2回(1986年第68回大会、1990年第72回大会)、春の選抜大会は出場23回中・優勝1回(1997年第69回大会)と、春夏の甲子園大会において通算3回の全国制覇を達成。奈良県勢としても甲子園大会の優勝経験校は、2016年現在で天理と智辯学園高校の2校のみである。特に奈良県内では、智辯学園高校・郡山高校とともに「奈良御三家」とも呼ばれている。
軟式野球部
全国大会出場13回中・優勝1回(2016年第61回大会)、国体優勝2回(2010年、2016年)。また、第2部の定時制軟式野球部は、夏の定時制選手権大会で史上最多13回(2007年から10連覇中)の優勝。
ラグビー部
- ラグビー部は、全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)出場61回中、優勝6回。春の選抜出場6回、優勝1回。「白い巨人」の異名を持つ。また第二部の定時制ラグビー部も、全国大会4回の出場経験がある。
柔道部
- 団体戦のインターハイでは優勝13回。全国高等学校柔道選手権大会では優勝5回。
- 個人戦では野村豊和(1967年中量級)、細川伸二(1977年軽量級)、正木嘉美(1980年重量級)、穴井隆将(2001年100kg級)がそれぞれインターハイで優勝している。
ホッケー部
- 男子 -全国タイトル計21回(インターハイ6回・国体6回・全国高校選抜8回・高校チャンピオンズカップ2回)
- 女子 -全国タイトル計2回(インターハイ1回・全国高校選抜1回)
吹奏楽部
- 1936年創部。全日本吹奏楽コンクール優勝8回・金賞22回。
弦楽部
- 全国学校合奏コンクールにて1990年・1991年と連続して全国最優秀賞(第1位)を受賞。
ダンス部
- 『夏の日本高校ダンス部選手権』全国大会において、2008年優勝、2009年西日本大会優勝。『春の日本高校ダンス部選手権』西日本大会において、2015年入賞。『冬の日本高校ダンス部選手権』西日本大会において、2013年3位、入賞、2017年入賞。
陸上競技部定時制は毎年全国高等学校定時制通信制陸上競技大会に出場。
沿革
1900年 - 天理教校設立。
1908年 - 旧制天理中学校(男子校)設立。
1920年 - 天理女学校設立。
1923年 - 天理女学校が天理高等女学校に移行。
1928年 - 旧制天理夜間中学校(男子校)設立。
1935年 - 旧制天理第二中学校(男子校)設立。
1941年 - 天理夜間女学校設立。
1943年 - 天理中学校及び同夜間制が統合。
1944年 - 天理夜間女学校、天理高等女学校と統合。
1948年 - 学制改革に伴い、天理中学校及び天理高等女学校が統合、新制高校・天理高等学校(男女共学)となる。
1964年 - 農業科定時制課程廃止[2]。
2008年 - 天理中学校・天理高等学校創立百周年記念式典が挙行される。
2009年 - 天理教青年会歌を校歌に制定する[3]。
主な卒業生
野球
市原弘道 (元習志野高校野球部監督、1967年夏の甲子園で全国制覇)
門田博光(元プロ野球選手)(野球解説者)
外山義明(元プロ野球選手)
鈴木康友(元プロ野球選手)(福岡ソフトバンクホークス 二軍内野守備走塁コーチ)
福家雅明(元プロ野球選手)(現在、大阪東通ディレクター)
小山昌男(元プロ野球選手)
川本和宏(元プロ野球選手)
藤本博史(元プロ野球選手)(福岡ソフトバンクホークス二軍打撃コーチ)
南渕時高(元プロ野球選手)
中村良二(元プロ野球選手)(現在、天理高校野球部監督)
山下和輝(元プロ野球選手)
藤立次郎(元プロ野球選手)
善村一仁(元プロ野球選手)
南竜次(元プロ野球選手)
谷口功一(元プロ野球選手)
吉川勝成(元プロ野球選手)
関本賢太郎(元プロ野球選手)(野球解説者)
長崎伸一(元プロ野球選手)(現在、千葉ロッテマリーンズ打撃投手)
橋本啓(元プロ野球選手)
東辰弥(元プロ野球選手)(現在、阪神タイガース 球団職員)
佐藤清(現、城西国際大学野球部監督)
西浦直亨(プロ野球選手・東京ヤクルトスワローズ)
中村奨吾(プロ野球選手・千葉ロッテマリーンズ)
姫野優也(中退)(プロ野球選手・北海道日本ハムファイターズ)
籾山幸徳(元プロ野球選手)(現在、ジャイアンツアカデミーコーチ)
柔道
野村豊和(柔道家)
野村忠宏(柔道選手・アトランタ・シドニー・アテネオリンピック柔道60kg級3大会連続金メダリスト)
穴井隆将(柔道選手・世界選手権金メダリスト)
細川伸二(柔道家・ロサンゼルスオリンピック柔道男子60kg級金メダリスト)
正木嘉美(柔道家)(天理大学体育学部体育学科教授)(全日本柔道連盟強化委員)
中谷弘(柔道家)
橋本昇(柔道選手)
光本正輝(柔道選手)
村上嘉広(柔道選手)
土井健史 (柔道選手)
笠原大雅 (柔道選手)
新添左季(柔道選手)
ラグビー
八ッ橋修身(ラグビー選手、日本代表選手)
渡邉大吾(ラグビー選手。元競輪選手。)
藤井雄一郎(元ラグビー選手・福岡サニックスブルース監督)
太田洋治(元ラグビー選手)
高野彬夫(元ラグビー選手)
渡辺義己(ラグビー選手)
笠木陽介(元ラグビー選手)
笠木大(ラグビー選手、7人制日本代表選手)
永下安武(ラグビー選手)
太田春樹(元ラグビー選手)
八役大治(元ラグビー選手)
宮本啓希(ラグビー選手)
松本友介(ラグビー選手)
立川直道(ラグビー選手)
森田諒(ラグビー選手)
井上大介(ラグビー選手)
島直良(ラグビー選手)
立川理道(ラグビー選手、日本代表選手)
田村玲一(ラグビー選手)
藤原丈宏(ラグビー選手)
竹内健人(ラグビー選手)
田中大治郎(ラグビー選手)
塚本健太(ラグビー選手)
春山悠太(ラグビー選手)
小林亮太(ラグビー選手)
田川明洋(ラグビー選手)
堀大志(ラグビー選手)
松本悠介(ラグビー選手)
光井勇人(ラグビー選手)
庄司壽之(ラグビー選手、第二部)
田淵慎理(ラグビー選手)
松本仁志(ラグビー選手)
森川稔之(ラグビー選手)
田中章司(ラグビー選手)
藤原恵太(ラグビー選手)
山口知貴(ラグビー選手)
井関信介(ラグビー選手)
水野健(ラグビー選手)
その他スポーツ
水越潤(サッカー選手)
元渕幸(元飛込競技選手)オリンピック選手
清王洋好造(元大相撲十両力士)
田中哲也(レーシングドライバー)
森本さかえ(学校法人天理大学職員 女子ホッケーアテネオリンピック日本代表 アテネオリンピック最終予選得点王)
政治・地方自治
吉川政重(前衆議院議員・奈良産業大学客員教授・京都大学法学修士)
中山泰(京都府京丹後市長)
大久保貴(滋賀県彦根市長)
学術・文化
村上和雄(筑波大学名誉教授)
木村祥朗(ゲームクリエイター)
平原まこと(マルチサックスプレーヤー)(歌手平原綾香の父)
芸能・マスコミ
妹尾和夫(演劇俳優)
川畑真一(音楽プロデューサー)
久保田哲史(演出家)
久松真一(脚本家)
岸本尚実(フリーアナウンサー、元北海道放送アナウンサー)
瀬村奈月(アナウンサー、テレビ和歌山、テレビ神奈川)
野球部不祥事
1980年10月、秋季県大会優勝後に1年生部員に対する長期のいじめが発覚して1年の対外試合禁止となり、当時の監督が辞任した。禁止処分中に部員の喫煙が発覚し、さらに半年の処分延長となった。1990年5月、春季奈良県大会決勝直前に部内暴力事件が発覚し当時の監督が辞任した。1995年夏にも野球部寮内での集団飲酒が発覚している。1998年4月には部内での暴力事件が起こり奈良県秋季大会[4]、1999年5月には部員の暴力事件により同じく春季大会[4]への出場を辞退している。2011年にも部内での暴力事件が発覚し、第93回全国高等学校野球選手権奈良大会を辞退している[4]。2011年の事例では3年生部員が2年生部員を殴り、右頬骨折や耳の鼓膜が破れる重傷を負わせている。
暴力事件以外にも、2009年には2年生部員が強制わいせつ容疑で逮捕されている[5]。
関連学校
- 天理大学
- 天理中学校
- 天理教校学園高等学校
- 天理小学校
- 天理幼稚園
- 修徳中学校・高等学校
脚注及び参照
^ ただし条件があり、教会子弟であることとなおかつ副業を持たない(国勢調査などで天理教の教会以外を勤務先として登録していない)教会子弟世帯のみ、あてはまる。
^ 『天理高等学校百年史 : 1908~2008 』より。
^ 校歌の大甲子園史45P、渡辺敏樹、地球丸、2015年、ISBN 978-4860674908
- ^ abc“天理が出場辞退 部内暴力発覚…被害者1人は重傷”. スポニチANNEX. スポーツニッポン新聞社 (2011年6月24日). 2015年1月28日閲覧。
^ “天理高野球部員を強制わいせつ容疑で逮捕”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2009年9月11日). 2015年1月28日閲覧。
外部リンク
- 天理高等学校第一部
- 天理高等学校第二部
- 天理高等学校ラグビー部
- 天理高等学校吹奏楽部
天理スポーツ 硬式野球・軟式野球・ホッケー・ラグビーなどの部活の試合速報・試合結果
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部活動実績 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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