ザ・ストロークス
ザ・ストロークス | |
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基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク |
ジャンル | オルタナティヴ・ロック インディー・ロック ガレージロック・リバイバル ポストパンク・リバイバル ロックンロール・リバイバル |
活動期間 | 1999年 - |
レーベル | ソニーBMG RCA(北アメリカ) ラフ・トレード(ヨーロッパ) |
公式サイト | The Strokes (英語) |
メンバー | ジュリアン・カサブランカス (ボーカル) ニック・ヴァレンシ (ギター) アルバート・ハモンドJr. (ギター) ニコライ・フレイチュア(ベース) ファブリツィオ・モレッティ(ドラムス) |
ザ・ストロークス (The Strokes) は、1999年にアメリカ合衆国はニューヨークで結成されたロックバンド。2000年代におけるガレージロック・リバイバル(ロックンロール・リバイバル、ポストパンク・リバイバル)ムーブメントの代表的なバンドとして語られることが多い。アークティック・モンキーズなどストロークスからの影響を語る後進は多い。
目次
1 メンバー
2 略歴
3 評価
3.1 ロックンロール・リバイバルの旗手
4 ディスコグラフィー
4.1 スタジオアルバム
4.2 EP
4.3 シングル
5 ビデオ
6 PV
7 日本公演
8 出典
9 外部リンク
メンバー
ジュリアン・カサブランカス(Julian Casablancas) - ボーカル
ニック・ヴァレンシ(Nick Valensi) - ギター
アルバート・ハモンドJr. (Albert Hammond Jr.) - ギター
ニコライ・フレイチュア (Nikolai Fraiture) - ベース
ファブリツィオ・モレッティ(Fabrizio Moretti) - ドラム
略歴
- 1999年、NYのアッパーウェストサイドにある上流階級や富裕層の子弟が通う学校で、幼馴染で一緒にバンドをやっていたジュリアンとニコライのコンビに、ニックとファブのこちらも幼馴染コンビが出会う。そこに、ジュリアンのル・ロゼでの友人でLAからニューヨーク大学に映画の勉強にやってきていたアルバートが加わり、結成される。
- 2001年、イギリスのラフ・トレードにデモ・テープを送り、契約に至る。3曲入りのシングル「ザ・モダン・エイジ」(THE MODERN AGE)を発表。これがきっかけでイギリスで人気が爆発。音楽誌はこぞって“NEXT BIG THING”として取り上げる。同年8月にデビューアルバム『イズ・ディス・イット』を発売し、全世界でヒットさせる。
- 2002年、2月に初の来日公演を行う。チケットは即日完売となり、会場によっては当初より大きい会場に変更されるハプニングもあった。
- 2003年、2ndアルバム『ルーム・オン・ファイア』を発表する。「12:51」、「レプティリア」(REPTILIA)がヒットし、人気を確かなものとする。8月にはサマーソニックに出演。
- 2006年、3rdアルバム『ファースト・インプレッションズ・オブ・アース』を発表。この年のフジロックフェスティバルではヘッドライナーを務めた。
- 2011年、4thアルバム『アングルズ』を発表。この年のサマーソニックでヘッドライナーを務めた。
- 2013年、5thアルバム『カムダウン・マシーン』を発表。
評価
1960年代前後のガレージロックサウンドを彷彿とさせ、ザ・ホワイト・ストライプスと共にガレージロック・リバイバルの代表格として有名である。しかしその音楽性はストライプスとは大きく異なり、都会的で洗練された曲調が持ち味。同じく出自がニューヨークであり、そのアンダーグラウンドで活躍して後のロックに多大な影響を与えたヴェルヴェット・アンダーグラウンドやテレヴィジョンといったバンドと似た雰囲気を持っていると評価されるが、メンバーは特に影響を受けていないという[1]。
ロックンロール・リバイバルの旗手
2000年代に差し掛かった当時、アメリカではヒップホップやR&Bなどの黒人音楽勢やラップメタル/ヘヴィロックが、イギリスではレディオヘッドやコールドプレイなどの陰鬱な雰囲気を持った、およそ陽性なロックンロールとは相容れないアーティスト達がそれぞれセールスを伸ばして隆盛していた。そんな中でストロークスは"60年代前後のロックンロール/ガレージ・ロックを現代の若者風にスタイリッシュに解釈"したとも言えるサウンドにより人気を博し、そのようなシーンの中で「ロックの復権」「ロックンロール・リバイバルの旗手」として評された。
これは、ロックミュージックのセールスが黒人音楽勢に押されて危うくなっていたイギリスを中心としたマスメディアによるハイプだ、との見方もあったが、結果的にストロークスは前述のアーティスト以上のリスナーからの支持を勝ち得ることになり、実際にその後のシーンではストロークスに影響を受けて感化された後進バンドが数多く登場した。フランツ・フェルディナンド、アークティック・モンキーズ[2]、カイザー・チーフスなど、大きな成功を収めた2000年代のUKガレージ・ロック/ポストパンクバンドの多くは、ストロークスからの影響を公言している。
楽曲「ラスト・ナイト」は、ローリング・ストーン誌による「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」に於いて478位を記録している
ディスコグラフィー
スタジオアルバム
年 | 詳細 | 最高順位 | 備考 | |||||||||
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US [3] | AUS [4] | AUT [5] | BEL [6] | FRA [7] | GER [8] | NOR [9] | NZ [10] | SWE [11] | UK [12] | |||
2001 | 『イズ・ディス・イット』 [I]
| 33 | 5 | 35 | 47 | 19 | 13 | 2 | 23 | 3 | 2 |
|
2003 | 『ルーム・オン・ファイア』
| 4 | 6 | 14 | 14 | 16 | 5 | 3 | 6 | 6 | 2 |
|
2006 | 『ファースト・インプレッションズ・オブ・アース』
| 4 | 4 | 9 | 21 | 9 | 10 | 22 | 10 | 9 | 1 |
|
2011 | 『アングルズ』
| 4 | 1 | 9 | 18 | 6 | 15 | 15 | 6 | 21 | 3 | |
2013 | 『Comedown Machine』
|
I^ 写真が卑猥であるとされUSバージョンのみジャケットを差し替えられた。また、"New York City Cops"が"When It Started"に差し替えられている。
EP
年 | 詳細 | 最高順位 | ||
---|---|---|---|---|
CAN [20] | NOR [21] | UK [22] | ||
2001 | The Modern Age
| 20 | 28 | 68 |
シングル
年 | タイトル | 最高順位 | 収録アルバム | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US [20] | US Pop [23] | US Mod [20] | AUS [24][25] | CAN [20] | GER [26] | IRL [27] | NLD [28] | SWE [29] | UK [12] | |||
2001 | "Hard to Explain" | — | — | 27 | — | 7 | — | 10 | — | 56 | 16 | Is This It |
"Last Nite" | — | — | 5 | 47 | — | — | 48 | — | — | 14 | ||
"Someday" | — | — | 17 | — | — | — | — | 84 | — | 27 | ||
2003 | "12:51" | — | — | 15 | — | 30 | — | 22 | 40 | 39 | 7 | Room on Fire |
2004 | "Reptilia" | — | — | 19 | 68 | — | — | — | — | — | 17 | |
"The End Has No End" | — | — | 35 | — | — | — | 42 | — | — | 27 | ||
2005 | "Juicebox" | 98 | 65 | 9 | 44 | 4 | 100 | 18 | 98 | 50 | 5 | First Impressions of Earth |
2006 | "Heart in a Cage" | — | — | 21 | — | — | — | — | — | — | 25 | |
"You Only Live Once" | — | — | 35 | — | — | — | — | — | — | — | ||
"—" denotes singles that were released but did not chart, or singles not released in a particular territory. |
ビデオ
年 | 詳細 | コメント |
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2002 | The Videos and More
| Features promotional videos of the Is This It singles, and previously unaired performances on the MTV2 Special, "2$Bill". |
PV
年 | タイトル | 監督 |
---|---|---|
2001 | "Last Nite" | ロマン・コッポラ(フランシス・フォード・コッポラの息子・ソフィア・コッポラの兄) |
2002 | "The Modern Age" | |
"Hard to Explain" | ロマン・コッポラ Johannes Gamble ジュリアン・カサブランカス | |
"Someday" | ロマン・コッポラ | |
2003 | "12:51" | |
2004 | "Reptilia" | ジェイク・スコット(リドリー・スコットの息子・ジョーダン・スコットの弟) |
"The End Has No End" | ソフィー・ミュラー | |
2005 | "Juicebox" | Mike Palmieri |
2006 | "Heart in a Cage" | サミュエル・ベイヤー |
"You Only Live Once" | ||
2007 | "You Only Live Once" (alternate version) | Warren Fu |
日本公演
- 2002年
2003年 SUMMER SONIC 03
2006年 FUJI ROCK FESTIVAL 06
2011年 SUMMER SONIC 11
出典
^ ニックとニコライ、デビューから快進撃の1年を語る
^ FUJI ROCK FESTIVAL '06、大トリはザ・ストロークスに決定。
^ “The Strokes Artist Chart History: Albums”. Billboard. 2009年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Australia album chart history”. australian-charts.com. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Austria album chart history”. AustrianCharts.at. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Belgium album chart history”. ultratop.be. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes France album chart history”. lescharts.com. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Germany album chart history”. Musicline.de. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Norway album chart history”. NorwegianCharts.com. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes New Zealand album chart history”. charts.org.nz. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Sweden album chart history”. SwedishCharts.com. 2008年3月14日閲覧。
- ^ ab“UK charts”. Everyhit.com. 2008年3月14日閲覧。
- ^ ab“Gold and Platinum database”. Recording Industry Association of America. 2008年3月14日閲覧。
^ “ARIA Charts – Accreditations – 2002 albums”. Australian Recording Industry Association. 2008年3月14日閲覧。
- ^ ab“Canadian Recording Industry Association – Search Certification Database”. Canadian Recording Industry Association. 2008年3月14日閲覧。
^ “Is This It Certified Awards”. British Phonographic Industry. 2008年3月14日閲覧。
^ “ARIA Charts – Accreditations – 2004 Albums”. Australian Recording Industry Association. 2008年3月14日閲覧。
^ “Room on Fire Certified Awards”. British Phonographic Industry. 2008年3月14日閲覧。
^ “First Impressions of Earth Certified Awards”. British Phonographic Industry. 2008年3月14日閲覧。
- ^ abcd“The Strokes Billboard Chart History: Singles”. Allmusic. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Norway singles chart history”. NorwegianCharts.com. 2008年3月14日閲覧。
^ “UK chartlog”. zobbel.de. 2009年7月9日閲覧。
^ “The Strokes Artist Chart History: Singles”. Billboard. 2009年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Australia singles chart history”. australian-charts.com. 2008年3月14日閲覧。
^ ARIA Top 100 Singles. ARIA. (2004年5月24日). pp. 2. http://pandora.nla.gov.au/pan/23790/20040607-0000/issue743.pdf 2008年10月4日閲覧。.
^ “The Strokes Germany singles chart history”. Musicline.de. 2008年3月14日閲覧。
^ “Irish Positions”. irish-charts.com. 2009年7月31日閲覧。
^ “The Strokes Netherlands singles chart history”. DutchCharts.nl. 2008年3月14日閲覧。
^ “The Strokes Sweden singles chart history”. SwedishCharts.com. 2008年3月14日閲覧。
外部リンク
公式ウェブサイト(英語)
- ソニーミュージックによる日本公式ウェブサイト
ザ・ストロークス - 公式YouTubeチャンネル
ザ・ストロークス - Myspace