能勢町
のせちょう 能勢町 | |
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能勢妙見 | |
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 大阪府 |
郡 | 豊能郡 |
団体コード | 27322-8 |
法人番号 | 1000020273228 |
面積 | 98.75km2 |
総人口 | 9,471人 (推計人口、2018年10月1日) |
人口密度 | 95.9人/km2 |
隣接自治体 | 豊能郡豊能町 京都府:亀岡市、南丹市 兵庫県:川西市、篠山市、 川辺郡猪名川町 |
町の木 | ケヤキ |
町の花 | ササユリ |
能勢町役場 | |
町長 | 上森一成 |
所在地 | 〒563-0392 大阪府豊能郡能勢町宿野28番地 北緯34度58分20.8秒東経135度24分51.2秒座標: 北緯34度58分20.8秒 東経135度24分51.2秒 |
外部リンク | 能勢町の公式ページ |
■ ― 政令指定都市 / ■ ― 市 / ■ ― 町・村 | |
ウィキプロジェクト |
能勢町(のせちょう)は、大阪府豊能地域に位置する町。
目次
1 地理
2 歴史
3 行政
3.1 町議会
4 経済
4.1 産業
4.2 特産品
4.3 工場
4.4 日本郵政グループ
5 姉妹都市・提携都市
6 地域
6.1 人口
6.2 教育
7 隣接している自治体
8 交通
8.1 道路
8.1.1 一般国道
8.1.2 主要地方道
8.1.3 一般府道
8.2 鉄道路線
8.3 バス
8.4 タクシー
9 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・有名生物
9.1 祭り
10 脚注
11 関連項目
12 外部リンク
地理
妙見山(標高660m:妙見信仰の山)
歌垣山(554m:日本三大歌垣のひとつといわれている)
深山(標高791m)
剣尾山(標高784m)
淀川水系猪名川流域の山辺川、大路次川、野間川、田尻川の他、淀川水系保津川、さらに天王地区(北西部天王峠周辺)には加古川水系水無川、武庫川水系羽束川も流れている。
大阪府最北端に位置し、町内は山林・田畑が多く存在する。「大阪の軽井沢」「大阪の北海道」「大阪のチベット」と表現される場合があり、この表現から推察される様に、町内全域が標高200m(天王地区は500m)地帯で大阪市内と5~6℃気温差があり、夏は涼しいものの、冬は氷点下まで冷え込む事が多い。最高気温は、夏で(8月)30.9℃ 冬で、(1月)7.1℃ 最低気温は、夏で(8月)21.3℃ 冬で、(1月) -2.2℃ 特に冬場の冷え込みは、厳しいこともあり、2012年2月3日には、-9.1℃を記録している。年平均気温13.5℃
町は中央の山並(暮坂峠・逢坂峠・名月峠・坂井峠)を境に西と東に分かれており、中学校の校区も同様に分けられている。
最寄駅は能勢電鉄の山下、妙見口であるものの、峠を越えて亀岡・京都市内や三田・篠山方面へも向かう事が可能である。商業施設や行政施設は西地区に集中するものの、豊能警察署が東地区(地黄)に存在するなど町内に各施設が分散している。鉄道駅から距離があること、また国道が整備されていることもあり、自動車・オートバイ・路線バスが重要な移動手段となっている。
歴史
1956年(昭和31年) 歌垣村・田尻村・西能勢村が合併して発足。
1959年(昭和34年) 東郷村を編入。現在の町域となる。
1960年(昭和35年) 町章制定。
1963年(昭和38年) 国道173号が制定施行(1971年から建設省直轄化)。
1972年(昭和47年) 阪急デマンドバス運行開始(1997年まで)。
1973年(昭和48年) 電話自動化により市外局番を072701・072702から0727に統一。
1981年(昭和56年) 国道173号(一庫 - 民田間)改良開通。
1983年(昭和58年) 国道173号はらがたわトンネル開通。
1984年(昭和59年) 国道173号(森上 - 山辺間)改良開通。
1988年(昭和63年) 豊能郡美化センター稼動(1997年まで)。
1989年(平成元年) 天王中学校が西中学校に統合。
1990年(平成2年) 国道173号(山辺 - はらがたわトンネル南口間)開通により全線改良完成、管理権を府へ移管。
1997年(平成9年) 豊能郡美化センターにおいてダイオキシン問題発生。
1999年(平成11年) 町内循環バス運行開始。能勢浄瑠璃(のせじょうるり)が国の選択無形民俗文化財に選択。
2006年(平成18年) 町制50周年を迎える。
- キャッチフレーズ「能勢はブラン土(ド)!未来にゆめのせて…」
2007年(平成19年) 町内に200人以上の太夫を擁し、子供浄瑠璃や浄瑠璃用劇場など、町ぐるみで浄瑠璃の振興に取り組んでいるとして、「能勢 浄瑠璃の里」がサントリー地域文化賞を受賞[1]。
2015年(平成27年)4月1日 豊中市消防局に有償委託することにより消防常備化[2]。町内に豊中市北消防署能勢町分署が開設される[3]。
行政
- 町長 上森 一成(1期目)
町議会
定数は12人。2016年6月20日時点での会派構成は以下の通り。
会派名 | 議席数 | 所属党派 |
---|---|---|
公明党 | 2 | 公明党 |
日本共産党 | 1 | 日本共産党 |
無所属 | 9 |
下水道・上水道とも普及率が低い。但し、現在下水道工事、府営水道の埋設工事が急速に進んでいる。- 1997年、町内の「豊能郡美化センター」から高濃度のダイオキシンが検出され操業停止となった。周辺自治体にゴミ処理を委託していたが、2009年4月より川西市・猪名川町・豊能町と共同で建設した「国崎クリーンセンター」で処理を行っている。
- 2003年度末現在、町の財政は苦しく、「財政再建団体」(収支差し引き赤字額が標準財政規模の20%以上の市町村など)に転落しかねない状況である。
経済
産業
秋鹿酒造(有)製造 地酒の秋鹿が知られている。
特産品
- 秋鹿酒造(有)製造 日本酒「秋鹿・摂州能勢」、「秋鹿・千秋」、「秋鹿・大吟醸雫酒」、「秋鹿純米大吟醸雫酒」・「一貫造り」、「米・人・心・技」、「秋鹿倉垣・千石谷」他
- でっちようかん
工場
ピップフジモト近畿物流センター- ボルツ 能勢 大工場
- 東洋プレス工業
ローゼン製菓能勢工場
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 日本郵便株式会社
- 西能勢郵便局(森上) - 集配局。
- 地黄(じおう)郵便局(地黄) - 集配局(尚、集配業務における指示管理等は箕面郵便局の指示管理下にある)。
- 歌垣郵便局(倉垣)
- 妙見山(みょうけんざん)簡易郵便局(野間中)
- 宿野(しゅくの)簡易郵便局(大里)
- 豊能田尻簡易郵便局(下田尻)
- 簡易郵便局を除く各郵便局にゆうちょ銀行のATMが設置されており、西能勢郵便局ではホリデーサービスを実施。
※能勢町内の郵便番号は西部地域が「563-03xx」(西能勢郵便局の集配担当)、東部地域が「563-01xx」(地黄郵便局の集配担当)となっている。
姉妹都市・提携都市
吹田市(大阪府)
2005年8月29日にフレンドシップ協定に調印。
地域
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、9.60%減の11,659人であり、増減率は府下43市町村、72行政区域でともに最下位。
能勢町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 能勢町の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 能勢町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | ||||||||||||||||||||||||||||||
能勢町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
- 大阪府立能勢高等学校
- 能勢町立能勢小学校
- 能勢町立能勢中学校
隣接している自治体
大阪府豊能郡豊能町
京都府亀岡市、南丹市
兵庫県川西市、篠山市、川辺郡猪名川町
周囲のほとんどを他府県に囲まれており、同じ大阪府の他の町(豊能町)に直接出る道は1本しかない(大阪府道4号茨木能勢線野間峠越えのみ)。
交通
道路
一般国道
国道173号、国道477号
主要地方道
府道4号茨木能勢線 (猪ノ子峠は未舗装のため、通行が非常に困難)- 府道54号園部能勢線
一般府道
- 府道104号宿野下田線
- 府道106号吉野下田尻線
- 府道601号杉生能勢線
- 府道602号島能勢線
- 府道603号能勢猪名川線
- 府道604号野間出野一庫線
- 府道605号国崎野間口線
- 府道731号天王亀岡線
- 府道732号亀岡能勢線
鉄道路線
町内に鉄道路線なし。
バス
阪急バス
- 西能勢線(阪急バス猪名川営業所、中核となるバス停は能勢町宿野、森上)
- 73系統 山下駅前 - 一庫ダム - 森上 - 能勢町宿野 - 能勢の郷(能勢町宿野 - 能勢の郷間は土休日2往復のみ・平日は運休)
- 74系統 山下駅前 - 一庫ダム - 森上 - 能勢町宿野 - 口山内(平日のみ・能勢町宿野 - 口山内間の区間便あり)
- 76系統 日生中央 - 上阿古谷 - 森上 - 能勢町宿野(平日1往復のみ・土休日は運休)
- 77系統 山下駅前 - 一庫ダム - 森上 - 能勢町宿野 - 豊中センター前
能勢町内の各集落と最寄り駅の山下駅・日生中央駅を結ぶ路線。旧歌垣小学校の通学便として運行されていた口山内 - 杉原の末端区間は、能勢小学校への統廃合で歌垣小学校が閉校したことにより、2017年4月1日をもって廃止となった。
- 妙見口能勢線(阪急バス豊能営業所)
妙見口駅 - 豊能警察署前 - 倉垣 - 奥田橋 - 奥山内 - 能勢町宿野
箕面森町地区センター - 妙見口駅 - 豊能警察署前 - 倉垣 → 奥山内 → 奥田橋(循環)
2003年6月に廃止となった京都交通の吉川線・森上線・野間線を同年7月より阪急バスが引き継いだ路線で、妙見口駅(豊能町)~箕面森町地区センター(箕面市)(千里中央、箕面森町近隣公園前方面及び、東ときわ台循環~光風台駅、光風台駅~新光風台循環方面、また豊能町東西バスに乗り換え可能)~倉垣~能勢町宿野が妙見口能勢線となる。系統番号は付いていない。宿野近辺や倉垣 - 加村 - 奥山内間では西能勢線と重複する区間もあるが、西能勢線のバス停とは別の専用バス停に停車する。また、ほとんど全区間で小型の簡易型バス停を使っている。また、2009年2月をもって、宿野 - 今西の末端区間が廃止となった。
能勢営業所が町内路線を担当していた時代は、全ての業務を阪急田園バスに委託していた。豊能町東地区と同様に町外の鉄道駅から町内へ向かうローカル路線であり、運行距離に伴う運賃の高さや運転本数の少なさ等があり、利用者が減少傾向にある。現在は、赤字の路線に対し町が補助金を拠出しての運行がなされている。ただし春や秋にはハイキング客で賑わう。
かつては電話をすると迎えに来る「阪急デマンドバス」(日本初のデマンドバス)の運行が行われていたが、採算面などの理由から1997年10月に路線の大幅見直しが行われ、デマンドバスは廃止となった。このときの路線を引き継いだのが77系統(能勢町宿野 - 豊中センター前間)、74系統(口山内 - 杉原間)であるが、その他の大部分の路線は廃止(後にふれあいバス、通学・通園バスが廃止区間を補完すべく運行を開始)となった。
阪急バスが運行していない地域を補完すべく、自治体運営の町内循環バス(ふれあい号)が運行されていた(原則として町内の住民のみ利用可)が、2007年3月をもって廃止し、代わってNPOによる過疎地有償運送に変更されている。
また森上 - 摂津天王間もかつて営業路線として存在した(能勢町立西中学校の学生通学用と兼用)。中学校の下校時間に合わせて運転されていたため、一定のダイヤが無い路線であった。通学バスは町内循環バスの車両が使用されていたが、現在は町の職員が運転するワゴン車が代用されている。
タクシー
日の丸ハイヤー
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・有名生物
- 野間神社:布留(ふる)社、布留宮、布留大明神とも呼ばれている
- 野間の大ケヤキ(推定樹齢1,000年)。大阪みどりの百選に選定されている。
- 野間中古墳群
地黄城(じおうじょう)跡:17世紀、能勢頼次が築城。明治維新時に取り壊された。- 丸山城 (摂津国能勢郡)
- 妙見山
- 剣尾山
- 高岳
- 三草山
清普寺 - 本堂など4棟が大阪府指定有形文化財- 長谷(ながたに)の棚田
- ニホンジカ
オオサンショウウオ(特別天然記念物)- モリアオガエル
ヒロオビミドリシジミ(蝶)- オオクワガタ
- オオムラサキ
- 大阪府青少年野外活動センター
- 自然休養村
- 浄るりシアター(ふるさと会館)
- 国体記念スポーツセンター
- 1997年なみはや国体開催のために作られた。2006年にはのじぎく兵庫国体ライフル射撃競技が、兵庫県内に施設がないためここで開催された。
B&G海洋センター(プールと体育館)
道の駅「能勢(くりの郷)」・能勢町観光物産センター(6 - 11月は朝市開催)- 能勢温泉(旧かんぽの宿能勢(2007年3月で閉鎖)が民間に売却され再オープン)
汐の湯温泉 - 日帰り温泉・旅館
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祭り
- 能勢町民カーニバル 能勢栗まつり(体育の日)
- 能勢町民カーニバル 能勢農業文化祭(文化の日)
- 能勢浄るり音頭まつり・商工会青年部夏まつり合同祭「よっほいせ」
脚注
^ 2007年度 第29回サントリー地域文化賞 大阪府能勢町「能勢 浄瑠璃の里」
^ 能勢町と豊中市との間における消防事務の委託に関する規約
^ 豊中市北消防署能勢町分署が開設されました。(平成27年4月20日、能勢町総務部自治防災課自治防災係)
関連項目
- 能勢氏
外部リンク
- 能勢町ホームページ
- 社会福祉法人能勢町社会福祉協議会
能勢の人形浄瑠璃における創造性(1) (2)大阪音楽大学
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