フリュム
フリュム(古ノルド語:Hrymr)は、北欧神話に登場する巨人である。
目次
1 概要
1.1 巫女の予言
1.2 ギュルヴィたぶらかし
2 脚注
2.1 注釈
2.2 出典
3 関連項目
4 参考文献
概要
名前は「老いた者」「虚弱な者」の意と考えられているが、はっきりしていない[1]。
彼は『古エッダ』の『巫女の予言』、『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』の、ラグナロクの場面に登場している。
巫女の予言
フリュムは楯をかざして東よりやって来る、と語られている[2]。
ギュルヴィたぶらかし
第51章において、ヨルムンガンドの巨躯が起こした高潮の中に船のナグルファル[注釈 1]が浮かび、その舵をフリュムがとっている、と語られている[3]。
やがてフリュムは霜の巨人全員を従えて、ヴィーグリーズの野に現れる[4]。
脚注
注釈
^ 『巫女の予言』においてこの船の舵をとっているのはロキだとされている。
出典
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』25頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』13頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』275頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』276頁。
関連項目
- 霜の巨人
- ラグナロク
- ナグルファル
参考文献
- V.G.ネッケル他編 『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
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