ふぞろいの林檎たち






















































































































































ふぞろいの林檎たち
ジャンル
テレビドラマ
原作
山田太一
脚本
山田太一
演出
鴨下信一
井下靖央
大山勝美
赤地偉史
高橋一郎
加藤浩丈
北川雅一
出演者
中井貴一
時任三郎
手塚理美
石原真理子
柳沢慎吾
中島唱子
高橋ひとみ
国広富之
根岸季衣
吉行和子
佐々木すみ江
製作
制作
TBS

放送
放送国・地域
日本の旗 日本

ふぞろいの林檎たち
プロデューサー
大山勝美
片島謙二
放送期間
1983年5月27日 - 7月29日
放送時間
金曜日22:00 - 22:54
放送枠
金曜ドラマ (TBS)
放送分
54分
回数
10

ふぞろいの林檎たちII
プロデューサー
片島謙二
赤地偉史
放送期間
1985年3月15日 - 6月7日
放送時間
金曜日22:00 - 22:54
放送枠
金曜ドラマ (TBS)
放送分
54分
回数
13

ふぞろいの林檎たちIII
プロデューサー
大山勝美
放送期間
1991年1月11日 - 3月22日
放送時間
金曜日22:00 - 22:54
放送枠
金曜ドラマ (TBS)
放送分
54分
回数
11

ふぞろいの林檎たちIV
プロデューサー
大山勝美
北川雅一
出演者
長瀬智也
中谷美紀
放送期間
1997年4月11日 - 7月4日
放送時間
金曜日22:00 - 22:54
放送枠
金曜ドラマ (TBS)
放送分
54分
回数
13

ふぞろいの林檎たち』(ふぞろいのりんごたち)は、TBS系列の「金曜ドラマ」枠(毎週金曜日22:00 - 22:54)で放送された日本のテレビドラマ。主演は中井貴一。


1983年から1997年にかけて放送された。パートIVまでシリーズ化された。


山田太一原作・脚本。主題歌はサザンオールスターズの「いとしのエリー」。


「ふぞろいの林檎」は規格に当てはまらない落ちこぼれの登場人物たちを指す。




目次






  • 1 概要


  • 2 登場人物


    • 2.1 シリーズ共通キャスト


      • 2.1.1 主要人物


      • 2.1.2 仲手川家


      • 2.1.3 西寺家


      • 2.1.4 その他




    • 2.2 パートI


    • 2.3 パートII


    • 2.4 パートIII


    • 2.5 パートIV




  • 3 スタッフ


  • 4 放送日程


    • 4.1 パートI(1983年)


    • 4.2 パートII(1985年)


    • 4.3 パートIII(1991年)


    • 4.4 パートIV(1997年)




  • 5 その他


  • 6 番組へのオマージュ・パロディ


  • 7 漫画版


  • 8 VHSビデオ・DVD


  • 9 参考文献


  • 10 脚注





概要


とある架空の四流大学を舞台に、学歴が恋愛や進路に暗い影を落としながらも、それを懸命に乗り越えようとする若者の姿を描いた作品。『男女7人夏物語』など、後に続く群像劇のさきがけでもあった。放映当時に問題となっていた学歴差別を背景にして作られた。パートII以降は、個々の登場人物の成長に重点が置かれている。


脚本家・山田太一の代表作のひとつで、白黒の風景をバックに林檎を放り投げるオープニング映像は、パロディ作品も数多く作られている。また、白黒の風景は新宿副都心を中野駅の屋上から撮影したものである。



パートI


1983年5月27日から7月29日まで放送。全10回、平均視聴率17.6%。

落ちこぼれ大学生3人の青春を描く。

パートII


1985年3月15日から6月7日まで放送。全13回、平均視聴率18.0%。

林檎たちが学校を出て社会人になる。

パートIII


1991年1月11日から3月22日まで放送。全11回。

晴江とその夫である門脇のトラブルがきっかけで、疎遠になっていた仲間たちが再び集まる。

それぞれ30歳を目前にし、家庭や仕事で様々な問題を抱えるなか、大人として逞しく生きていく姿を描く。

パートIV


1997年4月11日から7月4日まで放送。全13回、平均視聴率17.4%。

克彦と美保という若者に出会ったことで、30代半ばとなった仲間たちがまた集まる。



登場人物



シリーズ共通キャスト



主要人物



仲手川 良雄

演 - 中井貴一

生真面目で不器用な青年。奔放な晴江や訳ありの夏恵に翻弄されながらも、こだわりを捨てきれない。メンバーの中では最も大人びているが、とにかく気が弱く人に優しすぎる。東京大学近くの酒屋「仲屋商店」の次男坊で、自宅から四流大学と言われる国際工業大学に通う。家では仲の悪い母と義姉の板挟みに遭うことも。大学卒業後は運送会社に就職し、一人暮らしを始める。長らく晴江との腐れ縁が続きつつも独身生活を続けた後、パートIVでは相崎江里と婚約する。

岩田 健一

演 - 時任三郎

良雄の仲間。メンバーの中では女性にモテやすく最も大人びているように見えるが、実は3人の中で活発で最もケンカ早い。実は京都の名家の息子だが、京都大学卒の兄、同志社大学に在学する妹に挟まれ、学歴にコンプレックスを抱いている。国際工業大学卒業後は工作機器を扱う下請け商社に就職、結婚し子供も儲けるが、のちに離婚した。

水野 陽子

演 - 手塚理美

岩田たちが大学時代に立ち上げたサークルに参加した看護学生で、岩田と付き合うようになる。しっかり者で常識を重んじる慎重派。それ故、恋愛が長続きせず、IV時点で未だ独身でいる。パートIIでは看護師、IIIでは主任、IVでは師長と着実に看護師の道を歩む。

宮本(門脇) 晴江

演 - 石原真理子

陽子の親友で同門。良雄と付き合うようになる。陽子とは対称的で奔放な性格。パートIIでは突然看護師をやめ、職を転々とする。パートⅢでは門脇と結婚し、玉の輿に乗るが結婚生活はうまくいかず、良雄と再度恋愛関係に。のちにアメリカのロサンゼルスに移住する。

西寺 実

演 - 柳沢慎吾

良雄の仲間。ラーメン屋「金華」の一人息子。お調子者で女好きの典型的な三枚目。メンバーのムードメーカーでありトラブルメーカーでもある。根は悪くないが見栄っ張りで小心者なため、いつも虚勢を張っている。国際工業大学卒業後は、岩田と同じ商社に勤めるが、途中で脱サラし、「金華」の主人となる。サークル活動で知り合った綾子とのちに結婚、男児を儲ける。

谷本(西寺) 綾子

演 - 中島唱子

岩田たちが立ち上げたサークルに参加した女子大生。一流女子大学である東洋女子大学に通う。人より容姿が劣っていることにコンプレックスを抱いている。当初は良雄に想いを寄せるが、のちに実と結婚。

伊吹(本田) 夏恵

演 - 高橋ひとみ

学生時代に良雄が偶然立ち寄った風俗店で働いていた女性。才色兼備だが、時折大胆な行動に出ることもあり、修一のことで自殺未遂を起こしたりする。東京外国語大学出身。

本田 修一

演 - 国広富之

夏恵の恋人。東京大学卒業のエリートだが、人間関係に難があり無職。かなり冷めた性格で他人とのコミュニケーションが苦手。しかし、それも良雄たちと出会ったことによって徐々に氷解していく。



仲手川家



仲手川 耕一

演 - 小林薫(パートIIまで)→水澤心吾(パートIIIのみの出演)

良雄の兄。良雄と同じく寡黙で生真面目で不器用。病弱な妻・幸子と幸子を疎んじる母親・愛子の板ばさみになりながらも「仲屋商店」を切り盛りしている。

余り口には出さないが心底、幸子を愛している。パートIVでは若くして病死したことになっている。

仲手川 幸子

演 - 根岸季衣

耕一の妻。優しい性格の女性で夫とは相思相愛だが、心臓病を患うなど病弱で子供に恵まれないため、義母の愛子からは疎まれていたが、後に娘・紀子が誕生する。

仲手川 愛子

演 - 佐々木すみ江

耕一・良雄の母。長男の跡取りができないことが不満で嫁の幸子につらくあたる。また、嫌な事があるとすぐ泣いてしまう。

パートⅣでは病に冒され、車椅子生活となっている。



西寺家



西寺 知子

演 - 吉行和子

実の母。泰治と実の喧嘩で板挟みになりながらも、懸命にラーメン屋「金華」を切り盛りしている。おっとりした性格だが、肝っ玉が座った明るい女性。夫・泰治が頑固で横暴な性格のため実をかばい、かなり甘やかしている。泰治の死後は失意の日々を送り毎日泣いていたが、平野と出会い、再び「金華」を切り盛りする。



その他



佐竹 順治

演 - 水上功治

良雄たちの大学の後輩。金持ちの御曹司で素行が悪く、良雄たちを目の敵にしている。大学卒業後は親の会社の重役となり、学生時代にいじめていた実を自分の会社の営業部長として迎える。パートIIIまでの登場。



パートI


  • 西寺泰治 - 石井均

実の父。ラーメン屋「金華」の店主。典型的な職人気質でラーメン作りに命を注いでいる。悪い人間ではないが、横暴で頑固者。ちゃらんぽらんな実とは折り合いが悪くいつも喧嘩し、その鉾先が妻の知子に向けられたり、客がいない店先で暴れることもある。パートIIの第1回で急逝し、死ぬまで実と分かり合えることはなかった。

  • 岩田邦行 - 北村和夫

健一の父。四流大学に在学する健一を忌み嫌っていたが、一流会社に就職する話を聞くと手の平を返したような態度をとるようになる。


  • 岩田喜代 - 荒木道子

  • 土屋部長 - 中野誠也


大企業「三友商事」の部長。健一を会社に入社させようとするも、後に失脚する。


  • 橋本社長 - 河原崎次郎

  • 島脇邦子 - 千野弘美


愛子が幸子を追い出すために雇った家政婦。良雄に対して家政婦はやめないと宣言するも、耕一の気持ちを知り、家政婦を辞める。


  • 学生課 - 津村隆

  • 人事課員 - 角野卓造


※テロップでは角野卓三になっている。



  • 佐竹順治の仲間 - 谷村好一 、布施博

  • 落合警備士 - 高野真二


健一のバイト先の先輩。


  • 過激派 - 小林朝夫

  • 「金華」の客 - 松田章生

  • パーティーの司会 - 井手ひろし



パートII


  • 平野周吉 - 小林稔侍

実の実家の「金華」で働くことになり、当初は知子との関係を疑った実だったが、のちに平野の人柄に惚れ、和解した。

  • 相馬課長 - 室田日出男

仲手川の就職した運送会社の上司。がさつで無神経であり、本人に悪気はないのだが仲手川や晴江をいじめ倒す。最終回で晴江と和解。


  • 正宮課長 - 岡本信人

  • 大和田社長 - 近藤準

  • 浜野部長 - 石田弦太郎

  • 研修指導官 - 小野武彦

  • 佐竹順治の仲間 - 谷村好一、我王銀次


佐竹が親の会社を継ぐということで、ブレーンとして入れてもらう。


  • 大里華江 - 畠山明子

  • 日の出食堂の老夫婦 - 原ひさ子、和沢昌治

  • 西岡 - 名和宏

  • 八木 - 保積ぺぺ

  • 賀茂 - 千代田進一

  • クラブの支配人 - 山本コウタロー

  • 佐竹工業の女性社員 - 片桐はいり

  • ロックバンド - C-C-B(関口誠人、渡辺英樹)



パートIII


  • 門脇幹一 - 柄本明

晴江の夫。性格の歪んだ大富豪で、部下を使って晴江を必要以上に束縛し、問題は全て金で解決しようとする。最終回で良雄たちと自分にはないものがあると分かり和解し、晴江にも今までの事を詫び、晴江の幸せを願い離婚した。


  • 大里華江 - 畠山明子

  • 松村姫 - 裕木奈江

  • 屈強な男 - キラー・カン


門脇の部下。晴江を拘束しておくために雇われている。

  • 屈強な女 - 大島蓉子

門脇の部下。晴江の動向監視のために雇われている。ある日、姿を消した晴江を探し仲谷商店を訪れるが、家を守るために結束する愛子と幸子の様子を見て、姑との仲が上手く行かなかった過去を吐露し店を去る。


  • マスター - 中丸新将

  • 中村由子 - 大西智子

  • 岩田百合江 - 門田圭子


健一の妻。のちに離婚した。


  • 丸山慎太郎 - 瀬戸陽一朗

  • 大和田社長 - 近藤準

  • 浜野部長 - 石田太郎

  • 荒井課長 - 渡辺哲

  • 木村課長 - 角間進

  • 重役 - 久米明、今福将雄



パートIV


  • 桐生克彦 - 長瀬智也

仲手川とはある事件がきっかけで知り合う。いわば平成の「ふぞろいの林檎」世代。次第に、美保と惹かれあう。

  • 遠山美保 - 中谷美紀

克彦とはひょんな事から知り合い、仲手川とも関わっていく事に。

  • 相崎江里 - 洞口依子

岩田のライバル会社の社員だったが、物語終盤に仲手川と婚約。


  • 佐藤晋介 - 北見敏之

  • 遠山隆夫 - 中山仁

  • 仲手川紀子 - 児玉真菜


仲手川の姪。


  • 西寺哲夫 - 篠崎杏兵

  • 西寺香織 - 三村有己

  • 飯坂宮子 - 山岸里紗

  • 本田達也 - 松崎駿司

  • 桜井竜三郎 - 松澤一之

  • 川島秀次 - 横田進

  • 服部潔 - 矢崎滋

  • 服部栄子 - 神保共子

  • 田坂部長 - 草野裕

  • 栗田弁護士 - 土師孝也

  • 大瀬五郎 - 片岡五郎

  • 警官 - 斉藤暁



スタッフ



  • シリーズ共通

    • 原作 - 山田太一

    • 脚本 - 山田太一

    • 主題歌 - サザンオールスターズ「いとしのエリー」

    • 製作著作 - TBS



  • パートI

    • 演出 - 鴨下信一、井下靖央

    • プロデューサー - 大山勝美、片島謙二



  • パートII

    • 演出 - 井下靖央、大山勝美、赤地偉史、鴨下信一

    • プロデューサー - 片島謙二



  • パートIII

    • 演出 - 鴨下信一、大山勝美、高橋一郎

    • プロデューサー - 大山勝美



  • パートIV

    • 演出 - 井下靖央、加藤浩丈、北川雅一

    • プロデューサー - 大山勝美、北川雅一





放送日程



パートI(1983年)













































































各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率[1]
第1回
1983年5月27日
学校どこですか
鴨下信一
15.5%
第2回
6月03日
恋人がいますか
15.3%
第3回
6月10日
生き生きしてますか
15.1%
第4回
6月17日
何を求めてますか
井下靖央
15.9%
第5回
6月24日
親友は誰ですか
18.9%
第6回
7月01日
キスしてますか
鴨下信一
17.2%
第7回
7月08日
どんな夢見てますか
井下靖央
17.2%
第8回
7月15日
大きな声が出せますか
鴨下信一
19.2%
第9回
7月22日
ひとの心が見えますか
19.9%
最終回
7月29日
胸をはっていますか
井下靖央
21.5%
平均視聴率 17.6%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)


パートII(1985年)
























































































各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1回
1985年3月15日
会社どこですか?
17.7%
第2回
3月22日
空を見ることありますか?
18.2%
第3回
3月29日
転職考えますか?
17.9%
第4回
4月05日
日曜日に誰と逢いますか?
17.6%
第5回
4月12日
友達と続いていますか?
17.2%
第6回
4月19日
愛ってなんですか?

15.9%
第7回
4月26日
大人の世界を見ましたか?
16.8%
第8回
5月03日
そこは迷路じゃないですか?
16.4%
第9回
5月10日
まわりに悲劇がありますか?

20.7%
第10回
5月17日
星座はなんですか?
18.1%
第11回
5月24日
熱い関係ありますか?
17.5%
第12回
5月31日
本当はなにを求めてますか?
20.4%
最終回
6月07日
燃え上がるものありますか?
20.0%
平均視聴率 18.0%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)


パートIII(1991年)











































































各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話
1991年1月11日
旧友と逢いますか?

23.8%
第2話
1月18日
人は変わると思いますか?
17.9%
第3話
1月25日
昔の方がいいですか?
18.2%
第4話
2月01日
大人の実感ありますか?

14.8%
第5話
2月08日
チャンスを掴みましたか?
19.2%
第6話
2月15日
キツイ体験ありますか?
19.0%
第7話
2月22日
遠くへ行く人いませんか?
17.2%
第8話
3月01日
この頃泣くことありますか?
21.0%
第9話
3月08日
いくつの人生見ましたか?
19.7%
第10話
3月15日
季節を忘れていませんか?
17.9%
最終話
3月22日
出直す元気がありますか?
22.6%


パートIV(1997年)


  • 第1話は114分。

































































































各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話
1997年4月11日
ほんとの顔が見えますか?
井下靖央
21.3%
第2話
4月18日
誰に関心ありますか?
加藤浩丈
18.8%
第3話
4月25日
なに見て熱くなりますか?
16.2%
第4話
5月02日
格好がいいのは誰ですか?
井下靖央
16.7%
第5話
5月09日
心の話ができますか?
15.3%
第6話
5月16日
あなたの正義はなんですか?
北川雅一
17.0%
第7話
5月23日
そっちの道でいいですか?
加藤浩丈
16.8%
第8話
5月30日
近くに闇がありますか?
井下靖央
17.0%
第9話
6月06日
分かってないのは誰ですか?
17.5%
第10話
6月13日
暴れたことがありますか
北川雅一
16.9%
第11話
6月20日
帰るところがありますか?
加藤浩丈
16.2%
第12話
6月27日
忘れていることないですか?
15.4%
最終話
7月04日
どんな明日が見えますか?
井下靖央
16.2%
平均視聴率 17.4%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)


その他


通常テレビドラマでは、オープニングもしくはエンディングのキャスティングクレジットに於いて、主役級の俳優は単独または二人分で、脇役はまとめて表示されることが多いが、このドラマでは主役級でも3人・4人まとめてクレジットされている。また、放送時間と編集時間の関係でパートI - IIIでは、次回予告が省略される回も多かった。


主題歌はサザンオールスターズの「いとしのエリー」であるが、挿入歌にも「栞のテーマ」、「Bye Bye My Love (U are the one)」、「Ya Ya (あの時代を忘れない)」など、サザンオールスターズの曲の数々が採用されている。


脚本家・山田太一とプロデューサー・大山勝美は1986年の千葉真一主演『深夜にようこそ』でも再びコンビを組んだ。


パートI撮影前に共通キャストの8人が初顔合わせを兼ねて合同合宿を行い、お互いに初対面だったためにその時はまだ馴染めなかったそうだが、旅館内で高橋ひとみが突然枕投げを始めた事からキャスト同士の緊張感がほぐれてその後はドラマ内の役柄のように公私共に仲良くなったと手塚理美が度々TV出演時などで語っている。



番組へのオマージュ・パロディ



  • テレビ朝日系のクレヨンしんちゃんの「テレビドラマのロケ隊が来たゾ」の回で【ふぞろいのナスビたち(漫画ではふぞろいの蛇苺たち)】でパロディされた。春日部の公園でロケされていたが、しんのすけとシロの乱入やドラマの出演者及び撮影クルー同士の喧嘩の原因で撮影の収録は中止、同時にドラマの放送も打ち切りに終わった。


  • フジテレビ系の『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』では、パロディ『ふぞろいの林檎たちに愛を込めて』が放送されていた。


  • 2009年に放送された片岡物産『モンカフェ』のテレビコマーシャルでは、このドラマの映像を使用し、中井と仲手川良雄が会話をするという映像が4パターン製作された。

  • 2011年1月から2011年4月にモバゲータウンのTVCM「いい大人のモバゲー」編に中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾が出演。時任、柳沢の役名の姓は『ふぞろい』と同じ(下の名前は異なる)。



漫画版


1986年にわたべ淳による作画の漫画版が、書き下ろしでヤングジャンプコミックスより発行された。全1巻。


  • 『ふぞろいの林檎たち (ヤングジャンプコミックス) 』画:わたべ 淳、集英社、1986年7月、ISBN 978-4088610283


VHSビデオ・DVD


2002年に、パートI・パートIIがVHS、DVDで販売されている。



  • ふぞろいの林檎たち 5巻セット(VHS)、発売元:TBS、販売元:アミューズ・ビデオ、発売日:2002年2月22日

  • ふぞろいの林檎たち DVD-BOX 5巻セット、発売元:TBS、販売元:アミューズ・ビデオ、発売日:2002年2月22日

  • ふぞろいの林檎たちII 5巻セット(VHS)、発売元:TBS、販売元:アミューズ・ビデオ、発売日:2002年8月23日

  • ふぞろいの林檎たちII DVD-BOX 5巻セット、発売元:TBS、販売元:アミューズ・ビデオ、発売日:2002年8月23日



参考文献



  • ふぞろいの林檎たち(1) - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース[2]

  • ふぞろいの林檎たちII - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇[3]

  • ふぞろいの林檎たちIII - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇[4]

  • ふぞろいの林檎たちIV - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇[5]



脚注





  1. ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ。


  2. ^ ふぞろいの林檎たち(1) - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇


  3. ^ ふぞろいの林檎たちII - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇


  4. ^ ふぞろいの林檎たちIII - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇


  5. ^ ふぞろいの林檎たちIV - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇




































TBS系列 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組


金曜日の妻たちへ
(1983.2.11 - 1983.5.13)


ふぞろいの林檎たち
(1983.5.27 - 1983.7.29)



夏に恋する女たち
(1983.8.5 - 1983.9.30)



許せない結婚
(1985.1.11 - 1985.3.1)


ふぞろいの林檎たちII
(1985.3.15 - 1985.6.7)



夫婦生活
(1985.6.21 - 1985.8.23)



男について
(1990.10.12 - 1990.12.21)


ふぞろいの林檎たちIII
(1991.1.11 - 1991.3.22)



それでも家を買いました
(1991.4.19 - 1991.6.28)



君が人生の時
(1997.1.17 - 1997.3.21)


ふぞろいの林檎たちIV
(1997.4.11 - 1997.7.4)



最後の恋
(1997.7.11 - 1997.9.19)






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