アシアナ航空
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設立 | 1988年 | |||
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ハブ空港 | 仁川国際空港 金浦国際空港 | |||
マイレージサービス | Asiana Club | |||
会員ラウンジ | Asiana Lounge | |||
航空連合 | スターアライアンス | |||
保有機材数 | 83機 | |||
就航地 | 89都市 | |||
親会社 | 錦湖アシアナグループ | |||
本拠地 | 韓国・ソウル市江西区 アシアナタウン[1] | |||
代表者 | 金秀天(キム・スチョン) | |||
外部リンク | https://jp.flyasiana.com |
アシアナ航空 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 아시아나항공 |
漢字: | 아시아나航空 |
発音: | アシアナハンゴン |
日本語読み: | あしあなこうくう |
2000年式: MR式: 英語: | Asiana hanggong Asiana hangkong Asiana Airlines |
アシアナ航空株式会社(アシアナこうくう、아시아나항공、Asiana Airlines. Inc.)は、韓国の航空会社である。1988年設立。韓国の全羅道を拠点とする大手財閥・錦湖アシアナグループの一員。
目次
1 概要
2 歴史
3 保有機材
3.1 現在の運航機材
4 就航都市
5 提携航空会社
5.1 子会社
5.2 スターアライアンス加盟航空会社
5.3 その他の航空会社
6 サービスレベル
6.1 機内サービス
6.1.1 機内誌
6.2 アシアナクラブ
6.3 受賞歴
7 事故・トラブル
7.1 事故
7.2 事故以外のトラブル
8 関連項目
9 脚注
10 外部リンク
概要
社名の「アシアナ」はラテン語で「アジアの」を意味する語である。航空会社コードの「OZ」はオズの魔法使いに由来[2]し、割引運賃「OZまほうSKY」などのキャンペーンでも用いられている。国営の大韓航空の民営化で有利な地位に仁川を中心とした韓進グループがあった。そのため、他の財閥や利害関係からの圧力で航空会社参入自由化がなされ、1988年2月17日に全羅道を中心としている錦湖グループによって設立された。12月には全羅道の光州と釜山(金海)のルートで飛行機の運行が始まった[3]。
2013年7月現在、韓国国内線12都市14路線、国際線(旅客部門)22カ国/67都市/91路線、国際線(貨物部門)23カ国/71都市/23路線に就航。国際線のうち日本は16都市で、主要空港のほか地方空港への直行便もある。航空連合「スターアライアンス」に加盟した。
株式は韓国取引所店頭市場部(旧・コスダック)に上場(証券コード : 20560)。株主構成は、個人投資家 30.05 %、錦湖産業 29.51 %、錦湖石油化学 15.05 %、海外投資家 11.9 %、韓国産業銀行 7.18 %、その他 5.83 %となっている。2007年には同じスターアライアンスメンバーで日本の航空会社の全日本空輸と株式を持ち合うことで合意している。2007年に格安航空会社のエアプサン(釜山国際航空)を設立、筆頭株主となった。2015年には格安航空会社のエアソウルを設立した。
従業員数 9,242名(2012年5月現在)。
航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している。
[4][5]
イギリスのスカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を得ている[6]。
歴史
1988年 : 設立・国内線 就航
1989年 : 国際不定期便 就航(ソウル/金浦 - 仙台)
1990年 : 国際定期便 就航(ソウル/金浦 - 東京/成田)- 1990年 : ソウル/金浦 - 名古屋/小牧線 就航
- 1990年 : ソウル/金浦 - 福岡線 就航
- 1990年 : ソウル/金浦 - 仙台線 就航
1991年 : ソウル/金浦 - 広島線 就航
1992年 : ソウル/金浦 - 高松線 就航- 1992年 : ソウル/金浦 - 沖縄/那覇線 就航
1993年 : ソウル/金浦 - 富山線 就航- 1993年 : アシアナ航空733便墜落事故
1994年 : ソウル/金浦 - 大阪/関西線 就航
1995年 : ソウル/金浦 - 松山線 就航- 1995年 : 釜山 - 大阪/関西線 就航
1999年 : ソウル/金浦 - 福島線 就航
2001年 : ソウル/仁川 - 米子線 就航- 2001年 : ソウル/仁川 - 宮崎線 就航
2003年 : 航空連合「スターアライアンス」加盟- 2003年 : ソウル/仁川 - 熊本線 就航
2006年 : ロゴマーク及び機材塗装を変更
2007年 : 日本路線全便(東京/羽田 - ソウル/金浦線も含む)で全日本空輸との共同運航開始
2008年 : 日本国内一部路線(大阪/伊丹線)で全日本空輸との共同運航開始
2009年 : ソウル/仁川 - 静岡線 就航
2010年 : ソウル/仁川 - 茨城線 就航
2011年 : アシアナ航空991便墜落事故(貨物便)
2013年 : アシアナ航空214便着陸失敗事故
2015年 : アシアナ航空162便着陸失敗事故
2016年 : エアソウルに一部路線を委譲。
保有機材
アシアナ航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は8Eで、航空機の形式名は747-48E、747-48EM、767-38EER、777-28EERなどとなる。
現在の運航機材
- 2018年8月現在[7]
機材 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||||
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F | C | PY | Y | 計 | ||||
エアバスA320-200 | 7 | - | 156 162 | 156 162 | ||||
エアバスA321-100 | 2 | - | 200 | 200 | ||||
エアバスA321-200 | 17 | - | 12 | 159 165 | 171 177 | 全体25機中8機が エアプサンへ送り込み | ||
191 195 | 191 195 | |||||||
エアバスA321-NEO | 0 | 25 | 2019~25年以內 導入預定 | |||||
エアバスA330-300 | 15 | - | 30 | 245 260 | 275 290 | |||
エアバスA350-900 | 6 | 21 | 28 | 36 | 247 | 311 | 導入中 | |
エアバスA350-1000 | - | 9 | No Data | |||||
エアバスA380-800 | 6 | - | 12 | 66 | 417 | 495 | 導入完了 | |
ボーイング747-400 | 2 | - | 10 | 45 | 304 | 359 | ||
ボーイング767-300 | 7 | - | 15 | 235 | 260 | |||
ボーイング777-200ER | 9 | - | 8 | 24 28 | 214 226 | 246 262 | Fクラス導入機材は3機 | |
24 22 28 | 271 272 272 | 295 294 300 | ||||||
貨物機材 | ||||||||
ボーイング747-400BDSF | 7 | - | 0 | 旅客機材を改修 | ||||
ボーイング747-400F | 4 | - | 0 | |||||
ボーイング767-300ERF | 1 | - | 0 | |||||
計 | 86 | 30 |
就航都市
アシアナ航空 就航都市 (2016年9月現在) | ||||
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国 | 都市 | 空港 | 備考 | |
東アジア | ||||
韓国 | ソウル | 仁川国際空港 | 国際線メインハブ空港 | |
金浦国際空港 | 国内線メインハブ空港 | |||
釜山 | 金海国際空港 | 焦点都市 | ||
済州 | 済州国際空港 | 焦点都市 | ||
大邱 | 大邱国際空港 | |||
光州 | 光州国際空港 | |||
泗川 | 泗川空港 | |||
務安 | 務安国際空港 | |||
浦項 | 浦項空港 | |||
蔚山 | 蔚山空港 | |||
麗水 | 麗水空港 | |||
日本 | 東京 | 成田国際空港 | ||
東京国際空港 | ||||
大阪 | 関西国際空港 | |||
名古屋 | 中部国際空港 | |||
札幌 | 新千歳空港 | |||
旭川 | 旭川空港 | 季節限定 エアソウルに移管予定[8] | ||
仙台 | 仙台空港 | |||
福岡 | 福岡空港 | |||
宮崎 | 宮崎空港 | エアソウルに移管予定[8] | ||
沖縄 | 那覇空港 | エアソウルに移管予定[8] | ||
台湾 | 台北 | 台湾桃園国際空港 | ||
中国 | 北京 | 北京首都国際空港 | ||
上海 | 上海浦東国際空港 | |||
上海虹橋国際空港 | ||||
長春 | 長春龍嘉国際空港 | |||
長沙 | 長沙黄花国際空港 | |||
重慶 | 重慶江北国際空港 | |||
大連 | 大連周水子国際空港 | |||
広州 | 広州白雲国際空港 | |||
桂林 | 桂林両江国際空港 | |||
杭州 | 杭州蕭山国際空港 | |||
ハルビン | ハルビン太平国際空港 | |||
黄山 | 黄山屯渓国際空港 | |||
南京 | 南京禄口国際空港 | |||
瀋陽 | 瀋陽桃仙国際空港 | |||
深圳 | 深圳宝安国際空港 | |||
天津 | 天津浜海国際空港 | |||
威海 | 威海大水泊空港 | エアソウルに移管予定[8] | ||
西安 | 西安咸陽国際空港 | |||
延吉 | 延吉朝陽川空港 | |||
煙台 | 煙台莱山国際空港 | エアソウルに移管予定[8] | ||
塩城 | 塩城空港 | |||
済南 | 済南遥墻国際空港 | |||
青島 | 青島流亭国際空港 | エアソウルに移管予定[8] | ||
香港 | 香港 | 香港国際空港 | ||
中央アジア | ||||
カザフスタン | アルマトイ | アルマトイ国際空港 | ||
アスタナ | アスタナ国際空港 | |||
ウズベキスタン | タシュケント | タシュケント国際空港 | ||
南アジア | ||||
インド | デリー | インディラ・ガンディー国際空港 | ||
南東アジア | ||||
カンボジア | プノンペン | プノンペン国際空港 | エアソウルに移管予定[8] | |
マレーシア | ペナン | ペナン国際空港 | 貨物便 | |
ジョホールバル | スナイ国際空港 | 季節便 | ||
フィリピン | マニラ | ニノイ・アキノ国際空港 | ||
セブ | マクタン・セブ国際空港 | |||
クラーク | クラーク国際空港 | |||
シンガポール | シンガポール | シンガポール・チャンギ国際空港 | ||
インドネシア | ジャカルタ | スカルノ・ハッタ国際空港 | ||
タイ | バンコク | スワンナプーム国際空港 | ||
プーケット | プーケット国際空港 | |||
ベトナム | ハノイ | ノイバイ国際空港 | ||
ホーチミンシティ | タンソンニャット国際空港 | |||
ダナン | ダナン国際空港 | エアソウルに移管予定[8] | ||
ヨーロッパ | ||||
オーストリア | ウィーン | ウィーン国際空港 | 貨物便 | |
ベルギー | ブリュッセル | ブリュッセル空港 | 貨物便 | |
スペイン | バルセロナ | バルセロナ=エル・プラット空港 | 2018年8月30日より就航予定[9] | |
フランス | パリ | パリ=シャルル・ド・ゴール空港 | ||
イタリア | ローマ | フィウミチーノ空港 | ||
ヴェネツィア | ヴェネツィア・テッセラ空港 | 2018年5月1日より就航予定[10] | ||
ミラノ | ミラノ・マルペンサ空港 | 貨物便 | ||
ドイツ | フランクフルト | フランクフルト空港 | ||
ロシア | ハバロフスク | ハバロフスク空港 | ||
モスクワ | ドモジェドヴォ空港 | 貨物便 | ||
ユジノサハリンスク | ホムトヴォ空港 | |||
イギリス | ロンドン | ロンドン・ヒースロー空港 | ||
ロンドン・スタンステッド空港 | 貨物便 | |||
トルコ | イスタンブール | アタテュルク国際空港 | ||
北アメリカ | ||||
カナダ | ハリファックス | ハリファックス・ロバート・L・スタンフィールド国際空港 | 貨物便 | |
アメリカ合衆国 | アンカレッジ | テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港 | 貨物便 | |
アトランタ | ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港 | 貨物便 | ||
シカゴ | シカゴ・オヘア国際空港 | |||
ロサンゼルス | ロサンゼルス国際空港 | |||
ニューヨーク | ジョン・F・ケネディ国際空港 | |||
サンフランシスコ | サンフランシスコ国際空港 | |||
シアトル | シアトル・タコマ国際空港 | |||
ホノルル | ホノルル国際空港 | |||
ポートランド | ポートランド国際空港 | 貨物便 | ||
オセアニア | ||||
オーストラリア | シドニー | シドニー国際空港 | ||
北マリアナ諸島 | サイパン | サイパン国際空港 | ||
パラオ | パラオ | ロマン・トメトゥチェル国際空港 | ||
休・廃止路線 | ||||
カナダ | カルガリー | カルガリー国際空港 | 貨物便 | |
スウェーデン | ヨーテボリ | ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港 | 貨物便 | |
日本 | 福島 | 福島空港 | 運休中 | |
水戸 | 茨城空港 | 運休中 | ||
富山 | 富山空港 | エアソウルへ移管[11] | ||
静岡 | 静岡空港 | エアソウルへ移管[11] | ||
米子 | 米子空港 | エアソウルへ移管[11] | ||
広島 | 広島空港 | エアソウルへ移管[11] | ||
高松 | 高松空港 | エアソウルへ移管[11] | ||
松山 | 松山空港 | 運休中[12] | ||
熊本 | 熊本空港 | エアソウルへ移管[8] | ||
中国 | 海口 | 海口美蘭国際空港 | 運休中 | |
南昌 | 南昌昌北国際空港 | 運休中 | ||
インドネシア | デンパサール | ングラ・ライ国際空港 | 運休中 | |
カンボジア | シェムリアップ | シェムリアップ国際空港 | エアソウルへ移管[8][13] | |
マレーシア | コタキナバル | コタキナバル国際空港 | エアソウルへ移管[8][13] | |
ミャンマー | ヤンゴン | ヤンゴン国際空港 | 運休中 | |
ロシア | ウラジオストク | ウラジオストク空港 | 運休中 | |
グアム | グアム | グアム国際空港 | 運休中 |
日本の地方空港へ乗り入れる外国の航空会社として、乗り入れ地点数が最大である。このため、日本の地方から外国へ向かう旅行者がソウル・仁川国際空港を経由し外国へ向かうことが非常に多い。大韓航空と比較して、長距離国際線は少なくアジア内重視の傾向である。
提携航空会社
2015年8月現在、アシアナ航空は以下の航空会社と提携してコードシェア便を就航させている[14]。スターアライアンス加盟以外の航空会社とも多く共同運行している。
子会社
エアプサン (2007年設立、2008年就航)
エアソウル (2015年設立、2016年就航)
スターアライアンス加盟航空会社
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その他の航空会社
◎はワンワールド加盟航空会社、△はスカイチーム加盟航空会社。
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サービスレベル
機内マジックショーやメークアップイベント等の差別化されたサービスを行なうとともに、新しい概念のビジネスクラス「オズ・クアドラ・スマーティウム[15]」等の最先端の機内設備を通して、サービス面において他社との差別化を図っている。
機内サービス
長距離路線で使用しているエアバスA380と一部のB777には、ファーストクラス(一部のみ「ファーストスイートクラス」を設置)・ビジネスクラス「ビジネススマーティウム」・エコノミークラス「トラベルクラス」の3クラス制で、中・近距離国際線と韓国国内線ではビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制で構成される。ファーストスイートクラスの搭載機材には、航空業界でも例を見ない大きさの32インチ高画質個人用モニターが搭載されている。
機内食はビビンバ・カルビ・栄養サムパブなどの韓国伝統料理のほか、日本発着路線には京懐石料理を、また誕生日や結婚などのお祝いケーキなどと言った特別機内食提供される。なお、特別機内食利用の際は機内食がある区間で、お祝いケーキはソウル仁川・ソウル金浦・プサン(釜山)発便のみ提供ができるものの、出発の24時間前までに予約営業センターへ注文する必要がある[16]。
機内誌
『ASIANA』(アシアナ)は、韓国の航空会社、アシアナ航空の機内誌である。韓国語、英語に加え、日本語、中国語のページが掲載されている。毎月発行。アシアナ航空の韓国国内線と国際線の全路線、全便の機内に搭載される。
アシアナクラブ
- アシアナクラブとはアシアナ航空のマイレージプログラムである。スターアライアンスメンバーのフライトで貯めることもでき、ホテルや親会社である錦湖アシアナグループが運営するレンタカー会社でもためることができる。また子供用にマジックマイルズというサービスもある。
- また、日本ではUCカード提携した「アシアナUCカード」もしくはJCBと提携した「アシアナクラブJCBカード」を使う事でマイレージを加算する事が出来る。
- 大韓航空と同様に加算したマイルに有効期限がないのが特徴であった。2008年10月から、マイルの有効期限を設定することとなった[17][18]。
受賞歴
- 2007年以来、英国の航空サービスリサーチ会社「スカイトラックス」より「5つ星航空会社」の認定。
2009年 - 米エア・トランス・ワールド(ATW)誌の「エアライン・オブ・ザ・イヤー2009」[19][20]。
2010年5月 - スカイトラックスの業界評価の最高峰「エアライン・オブ・ザ・イヤー 2010」[21]。
2011年 - 「スカイトラックス」による「世界最高乗務員(World's Best Cabin Staff)賞」等7部門。
2011年12月 - 米グローバルトラベラー(Global Traveler)誌「エアライン・オブ・ザ・イヤー」。
2012年 - 米エア・トランス・ワールド(ATW)誌による「広告大賞(Ad of the year)賞」。
2012年12月 - Premier Traveler誌「エアライン・オブ・ザ・イヤー」。
事故・トラブル
事故
詳細はCategory:アシアナ航空の航空事故を参照
1993年7月26日 - アシアナ航空733便墜落事故 - ボーイング737-500 木浦空港へ進入中に墜落、66人が死亡した。
2009年10月28日 - 関西国際空港で着陸に際し、機体後部を滑走路に接触させる事故を起こした[22][23]。
2011年7月28日 - アシアナ航空991便墜落事故 - ボーイング747-400F 済州島沖で貨物機が墜落し、2人が死亡。
2012年8月21日 - アシアナ航空231便機体動揺事故 - エアバスA330-300 3名負傷 午後3時20分頃、ハワイ・ホノルル発ソウル行きの便が、島根県上空40,000フィート付近で乱気流に巻き込まれ乗客2人が骨折などのけがをした[24]。事後調査で同機操縦室の気象レーダーは電源が切られていて、運航乗務員はそれに気付いてなく、乱気流遭遇後の管制機関への通報もICAOによって定められた国際ルールに基いておらず、管制官が認識できなかったとし、用語の使用が適当ではなかったと指摘されている[25]。
2013年7月6日 - アシアナ航空214便着陸失敗事故 - ボーイング777-200ER サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗。3人が死亡、約180人が負傷した。2014年2月25日にアメリカの運輸省は同社に対し50万ドルの罰金を課した。同年6月にはNTSBが操縦士の過失や判断の遅れが事故の主因だとする見方を示し、2014年11月14日韓国の国土交通部は同社に対し仁川=サンフランシスコ線の運航を45日間運航停止処分を科する決定を下した。同決定に対し同社は反発し、異議申し立てをした[26][23]。
2014年4月19日 - アシアナ航空603便エンジントラブル - 仁川からサイパンへ向かっていたアシアナ航空603便(ボーイング767-300)が飛行中、福岡上空付近でエンジンの警告ランプが点灯し異常を通知されていたにもかかわらず、飛行を継続し目的地まで飛行していた。後日、韓国の国土交通部は運航乗務員には30日の資格停止、運航航空会社には同路線の7日間の運航停止、または課徴金1,000万ウォンなどの処分を行政処分審議委員会で審議し、確定した[27][28]。その後、ソウル/仁川 - サイパン線を7日間の運航停止と課徴金2,000万ウォンを課すことが明らかになり、運航停止処分については既に航空券を購入している利用者が存在するため、検討がなされていた[29]が、韓国の国土交通部により同年7月11日に同社のサイパン便を同年10月14日から1週間運航停止とすることが確定した[30][31]。
2015年4月14日 - アシアナ航空162便着陸失敗事故 - エアバスA320 広島空港にて着陸時に滑走路を逸脱し、27人が負傷した[32]。また、事故機によって滑走路の計器着陸装置が破損した。- 2016年6月24日 - アシアナ航空222便エンジン出火 - 現地時間24日午前11時30分ごろニューヨークで仁川から222便で到着したA380-841(登録番号:HL7634)型機は折返し、仁川向け221便(出発定刻午後1時25分)として出発準備中にエンジンから出火、消火活動により軽微な損傷で済んだが調査・修理のため、24日の221便は午後1時に「航空機の欠陥のため午後4時30分に出発が遅れる」と案内され、午後4時に「本日の出発がキャンセルになり、明日午後4時30分に出発する」と再度案内。乗客が不安を訴えると航空会社は「韓国から到着した代替機材に乗っていく」と案内した。翌25日、出発は更に遅れ案内は午後6時30分となり、乗客は待機していたが待機している間に一部乗客は機体が同じ機体であることに気付き騒ぎだし、空港警察が出動した。航空会社は釈明して該当機で運航することを乗客に納得してもらい。25日午後7時20分に2217便へ便名変更し約1日半遅延で出発し、26日午後10時05分に仁川へ到着した[33]。ただ、乗客が400名程度いて同社の保有機材で輸送可能機材はA380しか無く、同機は4機しか保有していなかったので他機材への変更は実施できても遅延が更に長くなった可能性も高い。[要出典]
2013年7月に発生したアシアナ航空214便着陸失敗事故をうけて、アシアナ航空は安全管理体制を強化するため、安全保安室長を担当する副社長として2013年12月1日付に全日本空輸(ANA)出身の山村明好を招聘任命させたが以降も事故が発生している。
事故以外のトラブル
2018年7月以降、同社の日本・中国方面など国際線の一部の便に於いて、機内食が提供できないトラブルが、に相次ぐようになった。従来は同じアライアンスのドイツルフトハンザ航空系列ケータリング会社「LSGスカイシェフ・コリア」と日30,000食の供給を受けていたが、7月からスイス・チューリッヒに本社を置く機内食大手のゲートグループホールディングス(中国・海南航空系列)と合弁で「ゲートグルメ・コリア」と長期契約する予定であったが、同年3月に同社建設中工場が火災に遭って7月からの供給開始が遅延することが判明し、LSG側との延長を申し出たが折り合えず、2016年に韓国で設立されたオーストリア航空系列のケータリング会社「DO & CO」と韓国の航空サービス大手「シャープアビエーションK」の合弁新興会社の「シャープDO &CO」と契約したが同社は日3,000食の供給実績しかなかったため[34]、能力不足であったためとしており、7月1日にはこのトラブルが元で、国際線のうちの53便に遅延が生じる事態となった[35]。
関連項目
錦湖アシアナグループ - アシアナ航空、クムホタイヤなどを擁する韓国の財閥グループ企業。
エアプサン - アシアナ航空が多くを出資している韓国の格安航空会社。
エアソウル - アシアナ航空が出資した韓国の格安航空会社。
PSY(歌手、ダンサー、作詞家、音楽プロデューサー) - アシアナ航空広報大使を務める。
朴智星(サッカー選手)同上。
崔京周(プロゴルファー)同上。
梁容銀(プロゴルファー)同上。
朴賛浩(韓国人初のメジャーリーガー)同上。
YGエンターテインメント K-POPグローバル化でアシアナ航空と業務提携を結んでいる。
脚注
^ "会社情報." アシアナ航空.
^ <空港ラウンジ>アシアナ便名OZは魔法使い‘オズ’に由来? - 中央日報日本語版(2008年7月3日付、2014年1月8日閲覧)
^ 「旅客機と空港のすべて 完全保存版 」p80
^ “日本発着路線をもつアルテア利用航空会社 (2015年6月現在)” (日本語). 2015年9月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年9月26日閲覧。
^ “Airlines using Amadeus” (英語). アマデウスITグループ. 2015年9月27日閲覧。
^ 5-Star Airline Rating SKYTRAX
^ アシアナ航空-航空機に関するご案内
- ^ abcdefghijkアシアナLCCのエアソウル 来月就航=秋には日本線も - 聯合ニュース 2016/06/29
^ アシアナ航空、バルセロナ就航 8月30日から週4便 Traicy 2018年2月11日
^ アシアナ航空、ソウル/仁川~ヴェネツィア線に来年5月1日就航 日本から往復5万円 Traicy 2017年12月24日
- ^ abcdeアシアナ航空、10月7日からエアソウルに日本路線を移管 長崎・山口宇部線に新規就航 Traicy 2016年7月15日
^ アシアナ航空、1995年に開設した松山空港初の国際線 松山/仁川線を運休 FlyTeam 2016年7月19日
- ^ abアシアナ航空、10月に仁川発着シェムリアップ、コタキナバル線を順次運休 FlyTeam 2016年8月24日付
^ “共同運航(コードシェア)”. アシアナ航空. 2015年8月30日閲覧。
^ 【サービス】ワンランク上の贅沢な空の旅を - スターアライアンスへのアシアナ航空による投稿
^ 特別機内食 機内食-お飲み物 機内で サービスに関するご案内 アシアナ航空のホーム(HOME)
^ 新しいアシアナクラブ会員制度のご案内 - アシアナ航空
^ アシアナ航空もマイレージに有効期限、10月から -
聯合ニュース 2008/06/24
^ Asiana named Airline of the Year; Flybe is Regional Airline of the Year Archived 2009年1月31日, at the Wayback Machine.
^ アシアナ航空が「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に=ATW Archived 2009年2月1日, at the Wayback Machine.
^ Asiana Airlines is named Airline of the Year 2010 at the 2010 World Airline Awards Archived 2011年6月4日, at the Wayback Machine. SKYTRAX
^ 航空事故/航空重大インシデントの概要 運輸安全委員会公式サイト
- ^ ab専門家「人為的ミスが争点」 度重なる事故、アシアナ航空側の安全姿勢に疑問産経新聞、2015.4.15
^ 航空事故/航空重大インシデントの概要日本運輸安全委員会
^ アシアナ航空の機体動揺事故、気象レーダーはオフ、機長は情報に気付かず - FlyTeam 2014/07/26
^ “アシアナ航空 事故受けた処分に反発”. NHK NEWSWEB. (2014年11月14日). オリジナルの2014年11月14日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/0RxHF
^ 국토부, 아시아나항공 운항규정 위반으로 처분 예정 国土交通部 2014年4月25日付
^ アシアナ航空、運航停止など行政処分へ エンジン異常も飛行継続が発覚
^ Asiana flights to Saipan to be suspended for 7 days YONHAP NEWS AGENCY 2014年6月11日付
^ アシアナに処分、10月サイパン便1週間運航停止 朝鮮日報日本語版 2014年7月12日付
^ アシアナ航空機、片肺エンジンで運航制限無視の洋上飛行継続。FAAが同航空の安全格付けをダウン・グレード? - TOKYO EXPRESS(2014年5月5日(JST.22:00) 版)
^ “アシアナ航空機が滑走路それて23人けが”. 毎日新聞. (2015年4月14日). オリジナルの2015年4月14日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/1kgzO
^ エンジン火災…別の飛行機と偽って乗せたアシアナ - 中央日報 2016年06月28日
^ 韓国アシアナ、一部航空便で機内食搭載できずに出発
^ アシアナ機 機内食出せず混乱 日本路線など 日本経済新聞 2018年7月3日
外部リンク
- Asiana Airlines(韓国語/英語版)
- アシアナ航空(日本語版)
アシアナ航空 - Facebook
アシアナ航空 (@FlyAsiana_jp) - Twitter
- アシアナ航空所有機一覧(英語版)
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