イギリス海軍補助艦隊






イギリス海軍補助艦隊所属艦艇旗。
ブルー・エンサインに黄色の錨が描かれている。


イギリス海軍補助艦隊(-かいぐんほじょかんたい、英語:Royal Fleet Auxiliary、RFA)は、イギリス海軍に所属する補給艦、揚陸艦等の補助艦艇を運用する小艦隊。




目次






  • 1 概要


  • 2 運用


  • 3 階級


  • 4 艦艇


  • 5 脚注


  • 6 関連項目





概要






イギリス海軍
Royal Navy























Naval Ensign of the United Kingdom.svg


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イギリス海軍補助艦隊は、世界各地の海軍基地へ石炭等の物資を輸送するためにチャーターした民間船が起源で、創設以来その位置づけに変化はない。そのため現在でも国際法上の位置づけはともかくとして、イギリス海軍内の形式としては「国防省が保有し、海軍本部が責任を有し、民間人によって運用される船団」ということになっている。またこのことから、補助艦隊は海軍の一部門ではあるがイギリス海軍(Royal Navy)とは別組織である。


艦旗も正規海軍の軍艦旗である「ホワイト・エンサイン」ではなく「ブルー・エンサイン」の一種を使用し、階級名も海軍式ではなく商船式である。艦船接頭辞も海軍の艦艇には「HMS」が冠されるが、補助艦隊の艦艇には「RFA」が冠される。



運用


最高指揮官である「コモドアー」は艦隊総司令官(CINCFLEET)に直接報告する。実際の作戦運用では各艦が各艦隊の司令官の指揮下で運用される。艦によっては艦自体が海軍の人員との共同運用である事もある。


前述のように補助艦隊は形式としては海軍とは別組織で、補助艦隊の要員は名目上「民間人」ではあるが、実際上は他国での海軍の補助艦艇部門との差異はなく、補助艦隊の要員も国際的には軍人扱いである。



階級


  • 士官

    • コモドアー(最高指揮官。准将相当)

    • キャプテン(大佐相当)

    • チーフ・オフィサー(中佐相当)

    • ファースト・オフィサー(少佐相当)

    • セカンド・オフィサー(大尉相当)

    • サード・オフィサー(中尉相当)



  • 士官以外の階級

    • チーフ・ペティ・オフィサー(Chief Petty Officer相当)

    • ペティ・オフィサー(Petty Officer相当)

    • リーディング・ハンド(Leading Rate相当)

    • シーマン・グレード1(Able Rate相当)

    • シーマン・グレード2(Ordinary Rate相当)




艦艇


イギリス海軍補助艦隊は以下の11隻の艦で構成される。


  • 給油艦

    • ブラック・ローバー


    • ウェーブ型 2隻



  • 給糧艦

    • フォート・グランジ級 2隻


  • 補給艦
    • フォート・ヴィクトリア



  • 揚陸艦

    • ベイ型 3隻


  • 航空練習艦兼傷病者収容艦

    • アーガス[1]



  • 工作艦

    • ディリジェンス(英語版)[2]



脚注





  1. ^ 病院船としての能力を持つが、その任務につく場合も病院船を名乗ることも赤十字旗を掲げることもなく、武装も解除しない。貨物船や海上航空プラットフォームとしても運用される。


  2. ^ 補給艦としても運用される。




関連項目



  • イギリス海軍艦艇一覧


  • 海上輸送司令部 - 民間人により運用される艦船(USNS)を所管するアメリカ海軍の司令部部隊




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