桃田賢斗

































































桃田賢斗
基本情報
生年月日
(1994-09-01) 1994年9月1日(24歳)
性別
男性
国籍
日本の旗 日本
出身地
香川県三豊市(三豊郡三野町)
身長
175cm
血液型
A
選手情報
利き腕
種目
シングルス
日本代表歴
2011-2016,2018-
主な戦績
世界ランク(最高)
1位
日本ランク(最高)
1位
経歴
所属
NTT東日本









 
獲得メダル



















































































男子バドミントン

日本の旗 日本

世界選手権
2018 南京 男子シングルス
2015 ジャカルタ 男子シングルス

トマス杯
2014 ニューデリー 男子団体
2018 バンコク 男子団体

スディルマンカップ
2015 東莞 混合団体

アジア大会
2018 ジャカルタ 男子団体

アジア選手権
2018 武漢 男子シングルス

アジア団体選手権
2016 ハイデラバード 男子団体

世界ジュニア選手権
2011 桃園 男子シングルス
2012 千葉 混合団体
2012 千葉 男子シングルス

アジアユースU19選手権
2011 ラクナウ 男子シングルス
2012 金泉 男子シングルス
2012 金泉 混合団体



BWFプロフィール

桃田 賢斗(ももた けんと、1994年9月1日 - )は、日本のバドミントン選手。バドミントン日本代表[1][2]。香川県三豊郡三野町(現三豊市)出身。三豊市立吉津小学校、福島県富岡町立富岡第一中学校、福島県立富岡高等学校を卒業し、2013年4月にNTT東日本へ入社。


BWF世界ランキング最高位は1位(2018年9月27日)。2014年トマス杯(団体世界選手権)金メダリスト。男子シングルスで日本人初のBWFスーパーシリーズ優勝、同ファイナルズ優勝と世界バドミントン選手権での金メダル獲得を達成している。




目次






  • 1 人物・経歴


    • 1.1 高校


    • 1.2 実業団


    • 1.3 違法カジノ店での賭博行為


    • 1.4 競技復帰




  • 2 主な成績


  • 3 受賞


  • 4 脚注


  • 5 関連項目


  • 6 外部リンク





人物・経歴


名前の由来はアメリカのコミック『スーパーマン』の主人公クラーク・ケントで、世界で一番強い人になるようにと名付けられた[3]。小学1年生の時、姉が所属していた三豊ジュニアのコーチに誘われたのをきっかけにバドミントンを始める。6年生の時に全国小学生選手権シングルスで優勝。第5回日本バドミントンジュニアグランプリで香川県チームの一員として団体優勝[4]。中学3年生時の2009年、全国中学校バドミントン大会で優勝。全日本ジュニア選手権でベスト4に入り、男子選手としては史上初めて中学生で全日本総合選手権の予選に出場した[5]



高校


高校進学後は2年生時の2011年に台湾の桃園県で開催された世界ジュニア選手権男子シングルスで準決勝まで進出。マレーシアのズルファドリ・ズルキフリに0-2(18-21, 18-21)で敗れて銅メダルとなった[6]。同年の全日本総合選手権では実業団選手を破り、初めて準々決勝まで進出し、第一人者の田児賢一と初対戦して敗れた。


2012年、アジアユース選手権男子シングルス決勝でスン・ジュ・ベン(マレーシア)を2-0(21-13, 22-20)で破り金メダルを獲得し、団体戦との2冠を達成。8月にインターハイ男子シングルスで初優勝。千葉ポートアリーナで10月に開幕した世界ジュニア選手権では団体戦で銀メダル。個人戦男子シングルスでは決勝で薛松(中国)を2-1(21-17 19-21 21-19)で破り、日本勢で初めてジュニア世界一に輝いた[7]。その後、高校卒業までにオーストリアで開催された国際大会などで優勝し、世界ランキングは50位まで浮上した。



実業団


2013年、高校卒業し、田児が所属するNTT東日本に入社。同年の全日本社会人バドミントン選手権大会に初出場して初優勝を達成した[8]。国際大会では、11月の中国オープンにおいてBWFスーパーシリーズプレミアの大会で自身初のベスト4入り[9]。12月の全日本総合選手権では初めて準決勝に進出した。


2014年5月、桃田は日本代表の一員としてトマス杯に初出場し、出場したシングルス5試合すべてに勝利して日本の初優勝に貢献した。12月の全日本総合選手権では初めて決勝に進出したが、佐々木翔に敗れて準優勝に終わる。同月、BWFスーパーシリーズファイナルに初出場し、リーグ戦3試合で2勝をあげたが得失点差で4人中3位となり、準決勝進出はならなかった。


2015年3月の全英オープンでは準々決勝で林丹(中国)と初めて対戦して敗れた。4月のシンガポールオープンでは決勝で胡贇(香港)に2-1(21-17、16-21、21-15)で勝利し、BWFスーパーシリーズの男子シングルスで日本人男子選手初となる優勝を果たした[10]。世界ランクは10位から7位となる。5月にはスディルマンカップでは日本代表の一員として、準々決勝まで男子シングルス出場全試合で勝利していたが、負傷のため準決勝以降は欠場した。日本はこの大会で初めて準優勝した。6月のインドネシアオープンスーパーシリーズプレミアでは決勝で前大会優勝のヤン・ウ・ヨルゲンセン(デンマーク)を相手に2-1(16-21、21-19、21-7)で逆転勝利を収め、プレミア大会で日本人男子選手初の優勝を達成[11]。大会後、6月18日付世界ランクで自己最高の4位となる[12]。8月にジャカルタで開催された世界バドミントン選手権には第4シードで出場。1回戦から準々決勝までの全4試合をストレート勝ちで準決勝に進出。準決勝では世界ランク1位で第1シードの諶龍(中国)にストレートで敗れたが世界選手権の男子シングルスで日本初となる銅メダルを獲得した。8月20日付世界ランクで自己最高を更新する3位となった[12]


12月の全日本総合選手権は2年連続で決勝戦で佐々木との対戦となり、2-0(21-17、21-9)で初優勝を果たした。同月ドバイで開催されたスーパーシリーズファイナルズではグループリーグ3連勝すると準決勝もヨルゲンセンを下して決勝に進出。決勝でもビクター・アクセルセン(デンマーク)を2-0(21-15、21-12)で破り、日本人で初めてスーパーシリーズファイナルズのシングルスで優勝した(同大会では奥原希望も女子シングルスで日本人初優勝)[13]


2016年4月、インドオープン決勝でアクセルセンを下してスーパーシリーズで今季初優勝し、4月7日付世界ランキングで自己最高を更新する2位となった。



違法カジノ店での賭博行為


同日、桃田を含むNTT東日本選手が東京都内の違法カジノ店にて賭博をしていたことが判明し[14]、桃田は出場中だったマレーシアオープンを棄権して急遽帰国し、8日に開かれた記者会見で同僚の田児賢一とともに謝罪した。NTT東日本の調査によれば、田児は2014年10月から2015年3月に東京都墨田区の違法カジノ店を10回程度訪れており、桃田は田児の紹介で合計6回程度この店で賭博行為を行っていた。桃田は記者団に対して「今回、どんな処分を下されても、しっかり受け止めて、しっかり自分と向き合って、ちゃんと反省したいと思います」と語った[15]


これを受けて 日本バドミントン協会は10日に緊急理事会を開き、桃田を日本代表選手指定から外したうえで無期限の競技会出場停止処分とし、リオデジャネイロオリンピックに推薦・派遣しないことを正式に決定した[16]。翌11日にNTT東日本も男子バドミントン部と賭博に関わった選手に対する処分を発表し、男子バドミントン部を半年間の対外活動自粛、桃田を出勤停止30日とした[17]



競技復帰


2017年5月、違法賭博による無期限出場停止処分が解け、約1年ぶりの復帰戦となった日本ランキングサーキット大会に出場。決勝で上田拓馬を破り優勝した。桃田は試合直後、表彰式でも涙を見せ、「辛いときに支えてくれ、バドミントンの環境をつくってくれた方への思いのすべてが込み上げてきた」「今はどの大会が目標とかはない。それよりも相手への感謝などコートの中の振る舞いを見てもらい、応援したいなと思ってもらえる選手になりたい」と語った[18]。7月には自費で国際大会に復帰。復帰初戦のカナダオープンで準優勝すると、その後の国際大会で5大会連続優勝を果たした[19]。9月の全日本社会人選手権でも3連覇中だった坂井一将を破り優勝[20]


12月の全日本総合選手権は準々決勝で優勝した武下利一に敗れたが、国内外の大会で好成績を残していること、武下に対してもシーズン2勝をあげていることが評価され、バドミントン日本A代表への復帰が決定した[21]


2018年は3月にベトナムインターナショナルで優勝。ノーシードで出場した4月のアジア選手権では2回戦で同年の全英オープン覇者の石宇奇(中国)を破ると、準決勝でオリンピック3大会銀メダリストのリー・チョンウェイ(マレーシア)に対して初勝利。決勝でリオデジャネイロオリンピック金メダルで第3シードの諶龍を2-0(21-13、21-17)で破り初優勝を果たした[22]。日本が準優勝した5月のトマス杯も日本代表の一員として出場し、ビクター・アクセルセン戦や諶龍戦を含み自身が出場した試合は全勝した。


BWFワールドツアー(2018年よりスーパーシリーズに代わり開催)のマレーシアオープン(スーパー750)は決勝でLee Chong Wei(マレーシア)に敗れて準優勝。インドネシアオープン(スーパー1000)は準決勝でリー・チョンウェイ、決勝で世界ランク1位のビクター・アクセルセンを2-0(21-14、21-9)で破って優勝した


世界ランキングは急上昇し、8月の世界選手権(中国・南京)は第6シードで出場。国際大会復帰後、次々と強豪選手を破っていることから、優勝候補の一角にあげられた[23]。3回戦のアントンセン(デンマーク)戦で1ゲーム先取された以外はストレート勝利で勝ち進み、準決勝でダレン・リュー(マレーシア)に2-0(21-16、21-5)で勝利し、日本男子シングルス初の決勝進出を決めた。決勝では第3シードの石宇奇を2-0(21-11、21-13)で破り、シングルスで日本男子初の金メダルを獲得した。


8月下旬開催のアジア競技大会(ジャカルタ)は団体で銅メダルを獲得。個人戦は、団体戦で勝利していたアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)に3回戦で敗れた。


9月のダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(スーパー750)では準々決勝で林丹と3年ぶりに対戦し2-0(21-8、21-10)で初勝利。準決勝はアクセルセン、決勝はコシット・フェトラダブ(タイ)に2-0(21-14、21-11)で勝利し、同大会男子シングルスで日本勢初優勝を達成。翌週の中国オープン(スーパー1000)では決勝でギンティンに敗れて準優勝。


9月27日発表の世界ランキングで、日本男子史上初となる男子シングルスの世界ランキング1位に就いた[24]


12月、全日本総合の決勝で西本拳太を破り3年ぶり2回目の優勝。ワールドツアーファイナルでは決勝で世界ランク2位の石宇奇に敗れて準優勝。



主な成績


国内大会


  • 2013年 全日本社会人バドミントン選手権大会 優勝

  • 2013年 全日本総合バドミントン選手権大会 3位

  • 2014年 全日本総合バドミントン選手権大会 準優勝

  • 2015年 全日本総合バドミントン選手権大会 優勝

  • 2017年 全日本社会人バドミントン選手権大会 優勝

  • 2018年 全日本総合バドミントン選手権大会 優勝


国際大会































































































































































































































































大会
種目
成績
Name
2011

世界ジュニア選手権
男子シングルス
ベスト4

2012

大阪インターナショナルチャレンジ
男子シングルス
ベスト4

2012

アジアユースU19選手権
混合団体
優勝
日本
2012
アジアユースU19選手権
男子シングルス
優勝

2012
世界ジュニア選手権
混合団体
準優勝
日本
2012
世界ジュニア選手権
男子シングルス
優勝

2013
エストニアインターナショナル
男子シングルス
優勝

2013
スウェーデンインターナショナルチャレンジ
男子シングルス
優勝

2013
オーストリアインターナショナル
男子シングルス
優勝

2013

USオープン
男子シングルス
ベスト4

2013

中国オープン
男子シングルス
ベスト4

2014

トマス杯
男子団体
優勝
日本
2014

フランスオープン
男子シングルス
ベスト4

2015

シンガポールオープン
男子シングルス
優勝

2015

スディルマンカップ
混合団体
準優勝
日本
2015

インドネシアオープン
男子シングルス
優勝

2015

世界選手権
男子シングルス
3位

2015

韓国オープン
男子シングルス
ベスト4

2015
スーパーシリーズファイナルズ
男子シングルス
優勝

2016

インドオープン
男子シングルス
優勝

2017

カナダオープン
男子シングルス
準優勝

2017
K&Dグラフィックスインターナショナル
男子シングルス
優勝

2017
ベルギーインターナショナル
男子シングルス
優勝

2017
チェコオープン
男子シングルス
優勝

2017
オランダオープン
男子シングルス
優勝

2017
マカオオープン
男子シングルス
優勝

2018
アジア選手権
男子シングルス
優勝

2018
トマス杯
男子団体
準優勝

2018
マレーシアオープン
男子シングルス
準優勝

2018
インドネシアオープン
男子シングルス
優勝

2018
世界選手権
男子シングルス
優勝

2018

ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン
男子シングルス
優勝

2018
中国オープン
男子シングルス
準優勝

2018
デンマークオープン
男子シングルス
優勝

2018
中国マスターズ
男子シングルス
優勝



受賞



  • 第20回香川スポーツ賞[25]

  • 第52回四国新聞スポーツ賞[26]



脚注





  1. ^ “【選手情報】2018年の日本代表メンバーが決定!”. バドxスピ. 2017年12月12日閲覧。


  2. ^ “2012年日本代表選手及びコーチ について”. 2012年10月1日閲覧。


  3. ^ “桃田賢斗が世界一 名前の由来は「スーパーマン」”. 日刊スポーツ. (2015年12月14日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1579149.html 


  4. ^ “第5回日本バドミントンジュニアグランプリ"2006"”. 2012年11月15日閲覧。


  5. ^ バドミントンマガジン2009年12月号


  6. ^ “桃田、奥原は銅メダル/世界ジュニア選手権”. 2012年10月1日閲覧。


  7. ^ 世界ジュニア初の快挙!男子シングルス・桃田賢斗、女子シングルス・奥原希望が優勝!ヨネックスニュース


  8. ^ “【2013年 全日本社会人】 桃田賢斗が王者に!女子ダブルス髙橋/松友は2連覇”. 2013年11月15日閲覧。


  9. ^ “中国オープン2013”. 2013年11月15日閲覧。


  10. ^ 桃田賢斗、男子単で日本勢初V バドミントン 日刊スポーツ 2015年4月21日閲覧


  11. ^ 桃田賢斗(NTT東日本)が格上相手に逆転勝ちでスーパーシリーズプレミア初優勝!ラチャノック・インタノン(タイ)も今季初勝利 インドネシアオープンプレミアYONEX2015年6月8日

  12. ^ abBWF


  13. ^ 桃田賢斗、奥原希望が優勝=日本選手シングルス初制覇-バドミントンファイナル時事通信2015年12月13日


  14. ^ “バドミントン桃田賢斗らが違法カジノ店で賭”. 日刊スポーツ. (2016年4月7日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1627787.html 2016年4月7日閲覧。 


  15. ^ “田児、涙ながらに「桃田にチャンスを」 自分については「覚悟はあるので…」”. livedoorNEWS. (2016年4月8日). http://news.livedoor.com/article/detail/11391772/ 


  16. ^ “バ桃田の五輪見送り決定 無期限出場停止”. 毎日新聞. (2016年4月10日). http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160410/k00/00e/040/136000c 2016年4月10日閲覧。 


  17. ^ “田児選手を解雇、桃田選手は出勤停止…NTT東日本”. 読売新聞. (2016年4月11日). http://www.yomiuri.co.jp/national/20160411-OYT1T50067.html 2016年4月11日閲覧。 


  18. ^ “桃田賢斗、無期限出場停止明けから涙の復活優勝”. 日刊スポーツ. (2017年5月31日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1832663.html 2017年11月23日閲覧。 


  19. ^ “桃田賢斗が国際大会5連勝「満足せず上を目指して」”. 日刊スポーツ. (2017年11月12日). https://www.nikkansports.com/sports/news/201711120000466.html 2017年11月23日閲覧。 


  20. ^ “バドミントン桃田が優勝 全日本社会人選手権”. 日本経済新聞. (2017年9月6日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK30520_W7A900C1000000/ 2018年8月4日閲覧。 


  21. ^ “【日本代表情報】桃田賢斗が日本A代表に内定! A代表の枠数も変更!”. バドxスピ. (2017年12月3日). https://www.badspi.jp/201712042013/ 2018年8月4日閲覧。 


  22. ^ “レジェンド”破り「自信になった」アジア選手権Vの桃田が帰国/バドミントンサンケイスポーツ2018年4月30日


  23. ^ 「バドミントン桃田、なぜ強い」 海外メディア取材白熱朝日新聞2018年8月1日


  24. ^ 桃田賢斗が快挙…日本男子初の世界ランキング1位が正式発表スポーツ報知 2018年9月27日


  25. ^ “1団体4個人を表彰/第20回香川スポーツ賞”. 2013年11月15日閲覧。


  26. ^ “た桃田ら3個人1団体に四国新聞スポーツ賞”. 2013年11月15日閲覧。






関連項目



  • 香川県出身の人物一覧

  • 福島県立富岡高等学校



外部リンク




  • 桃田賢斗 (@momota_kento) - Twitter




  • 桃田賢斗 - 世界バドミントン連盟のプロフィール (英語)














Popular posts from this blog

Full-time equivalent

Bicuculline

さくらももこ