佐藤政夫

















































佐藤 政夫
基本情報
国籍
日本の旗 日本
出身地
宮城県仙台市
生年月日
(1950-12-18) 1950年12月18日(68歳)
身長
体重

177 cm
80 kg
選手情報
投球・打席
左投右打
ポジション
投手
プロ入り
1969年 ドラフト5位
初出場
1971年4月10日
最終出場
1987年9月3日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)



  • 東北高等学校

  • 電電東北


  • 読売ジャイアンツ (1970)


  • ロッテオリオンズ (1971 - 1973)


  • 中日ドラゴンズ (1973 - 1980)


  • 横浜大洋ホエールズ (1981 - 1984)

  • ロッテオリオンズ (1985 - 1987)




佐藤 政夫(さとう まさお、1950年12月18日 - )は、宮城県出身の元プロ野球選手(投手)。ニックネームは「マック」。




目次






  • 1 来歴・人物


  • 2 詳細情報


    • 2.1 年度別投手成績


    • 2.2 記録


    • 2.3 背番号




  • 3 関連項目


  • 4 出典


  • 5 外部リンク





来歴・人物


東北高校では1968年の夏の甲子園に投手として出場。若生正広投手との二本柱だったが、予選から先発を任される。1回戦で佐賀工に敗退。


電電東北を経て1969年のドラフト5位で読売ジャイアンツ入団。ここでは出場機会がなく、1970年11月の第1回選抜会議(トレード会議)の対象となり、翌1971年にロッテオリオンズに移籍。1972年には、アメリカ1Aローダイに野球留学をする。1973年シーズン途中に、奥田直也とともに、水谷則博、土屋紘との交換トレードで中日ドラゴンズ移籍。1980年オフ中日を自由契約となり、1981年に横浜大洋ホエールズに入団。1984年オフに大洋を自由契約となり、1985年に再びロッテに戻り1987年に現役を引退した。引退後はロッテでスカウト、コーチを務めた。


肘から始動しクネクネとした独特のモーションが特徴の左サイドスロー投手で、「コンニャク投法」や「タコ踊り」などと呼ばれた。大きなカーブを武器とし主に対左打者用のワンポイントとして起用されたが、ローテーションの谷間での先発起用もあり、完封勝ちも記録している。大洋在籍時の1981年はチームの投手陣が崩壊、試合数の約半数に登板しチーム唯一の完封勝ちを記録するなど6勝をマーク。登板数の多さからナイター中継でも独特の投球フォームが良く映っており、地元神奈川県の小学生の間では、彼のフォームを真似するのが流行ったそうである。


ロッテ在籍時の1971年5月3日の対東映戦では、10回表2死満塁から佐藤元彦が作道烝・大下剛史・大橋穣に連続本塁打を浴び、その後を受けて登板。しかし、張本勲・大杉勝男にも続けて本塁打を浴び、5者連続本塁打の日本記録を樹立させてしまった。


中日在籍時の1974年10月14日の対巨人戦では、長嶋茂雄の現役最後の打席で対戦し、併殺打に打ち取っている[1]。佐藤のストレートはナチュラルに変化するため、ドラゴンズのキャッチャー金山仙吉は打席の長嶋に「このピッチャー、まっすぐが変化するからカーブのほうがいいんじゃないですか」と話しかける。長嶋が「いや、まっすぐでいい」と答えたためストレートを要求、佐藤もストレートを投げたつもりだったが「緊張していたせいで、少し落ちちゃった」。その結果、ショートゴロになってしまったと山際淳司の著作「いつかまた、プレイボール」の中で語っている。


ニックネームの「マック」は米国留学時に本名の政夫に因んでチームメートから付けられた。



詳細情報



年度別投手成績

























































































































































































































































































































































































































































































































































































































W
H
I
P

1971

ロッテ
13 0 0 0 0 0 0 -- -- ---- 41 8.0 12 3 3 1 1 4 0 0 8 7 7.88 1.88

1973
1 0 0 0 0 0 0 -- -- ---- 1 0.0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ----

1973

中日
8 0 0 0 0 0 0 -- -- ---- 38 9.2 8 0 4 0 0 3 0 0 5 3 2.70 1.24
'73計
9 0 0 0 0 0 0 -- -- ---- 39 9.2 9 0 4 0 0 3 0 0 5 3 2.70 1.34

1974
3 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 14 2.2 6 0 1 0 0 2 0 0 4 4 12.00 2.63

1975
20 1 0 0 0 0 2 1 -- .000 115 26.2 31 4 5 3 1 16 0 0 14 11 3.67 1.35

1976
50 3 0 0 0 1 5 0 -- .167 339 80.0 79 9 26 1 1 37 4 1 36 33 3.71 1.31

1977
52 0 0 0 0 2 4 0 -- .333 270 62.2 65 13 14 1 5 45 0 0 37 31 4.43 1.26

1978
42 0 0 0 0 0 1 0 -- .000 206 48.0 56 6 12 2 2 23 0 0 23 21 3.94 1.42

1979
5 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 19 2.0 12 0 2 0 0 1 0 0 11 11 49.50 7.00

1980
7 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 37 8.0 14 2 1 0 0 7 0 0 5 5 5.63 1.88

1981

大洋
57 15 3 1 1 6 4 1 -- .600 490 118.2 122 8 19 6 8 61 0 0 41 36 2.72 1.19

1982
28 4 0 0 0 1 3 0 -- .250 178 40.1 52 5 15 5 1 16 0 0 25 24 5.40 1.66

1983
20 6 0 0 0 2 2 0 -- .500 177 41.2 46 8 12 4 0 19 0 0 26 26 5.62 1.39

1984
13 2 0 0 0 0 1 0 -- .000 54 11.2 18 0 5 1 0 8 1 0 7 5 3.86 1.97

1985
ロッテ
34 2 1 0 0 2 3 5 -- .400 200 47.1 41 1 20 2 3 35 1 0 13 10 1.90 1.29

1986
36 2 0 0 0 0 2 1 -- .000 134 31.2 36 4 9 0 0 25 0 0 12 12 3.41 1.42

1987
29 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 64 15.2 13 0 6 2 1 6 0 0 6 5 2.87 1.21
通算:16年
418 35 4 1 1 14 27 8 -- .341 2377 554.2 612 63 154 28 23 308 6 1 273 244 3.96 1.38

  • 各年度の太字はリーグ最高


記録



  • 初登板:1971年4月10日、対近鉄バファローズ1回戦(東京スタジアム)、6回表2死に2番手で救援登板、1回1/3を無失点

  • 初奪三振:1971年5月3日、対東映フライヤーズ5回戦(東京スタジアム)、10回表に萩原千秋から

  • 初先発:1975年6月15日、対ヤクルトスワローズ12回戦(中日スタヂアム)、6回無失点

  • 初セーブ:1975年8月20日、対読売ジャイアンツ18回戦(中日スタヂアム)、8回表に5番手で救援登板・完了、2回無失点

  • 初勝利:1976年5月29日、対ヤクルトスワローズ7回戦(福井県営球場)、5回表に2番手で救援登板、3回2/3を3失点(自責点2)

  • 初先発勝利:1981年5月22日、対中日ドラゴンズ8回戦(ナゴヤ球場)、7回1失点

  • 初完投勝利:初完封勝利:1981年8月3日、対ヤクルトスワローズ18回戦(明治神宮野球場)



背番号




  • 46 (1970年)


  • 40 (1971年 - 1973年途中)


  • 26 (1973年途中 - 1980年)


  • 13 (1981年 - 1984年)


  • 36 (1985年 - 1987年)


  • 81 (1990年)



関連項目



  • 宮城県出身の人物一覧

  • 読売ジャイアンツの選手一覧

  • 千葉ロッテマリーンズの選手一覧

  • 中日ドラゴンズの選手一覧

  • 横浜DeNAベイスターズの選手一覧

  • 日本人のマイナーリーグ選手一覧



出典





  1. ^ “【10月14日】1974年(昭49) 長嶋茂雄、引退 その日のミスターと周囲の人々”. スポーツニッポン (2007年10月14日). 2012年9月20日閲覧。




外部リンク


  • 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference




Popular posts from this blog

Full-time equivalent

Bicuculline

さくらももこ