大腿骨















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骨: 大腿骨

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大腿骨

名称
日本語
大腿骨
英語
Femur, Thigh bone
ラテン語
Femur, Os femoris
関節
股関節, 膝関節
画像
アナトモグラフィー
三次元CG
関連情報
MeSH
Femur
グレイの解剖学
書籍中の説明(英語)
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大腿骨(だいたいこつ、独: Oberschenkelknochen、英: thigh bone)は、四肢動物の後肢において近位部を構成する長骨である。哺乳類の体では最も長く、体積があり、強靭な骨である。股から膝の間を構成する。


ラテン語ではfemurで、属格はfemoris。ただし古典ラテン語では属格はfeminisである。




目次






  • 1 人の大腿骨


    • 1.1 大腿骨と関節する骨




  • 2 大腿骨から起始する筋肉


  • 3 大腿骨に停止する筋肉


  • 4 画像


  • 5 参考文献


  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク





人の大腿骨


平均的な長さは43.2cm。近位端、大腿骨体、遠位端で構成される。近位端は、大腿骨頭、大腿骨頚、大転子、小転子で構成される。丸い大腿骨頭は寛骨とともに股関節を形成する。大腿骨頭はなめらかだが、大腿骨頭窩というくぼみがあり、そこに着いた靭帯が寛骨臼につながっている。大腿骨頭の重要な機能の1つは、骨髄における赤血球の生産である。大腿骨頚は、大腿骨頭と大転子、小転子の間にある。大腿骨頚と骨体の角度は頚体角と呼ばれ、通常は約125度である。大転子と小転子には、股関節を動かす筋肉が着く。


大腿骨体の背面には粗線が走っており、表面を3つに分けている。粗線の上部である殿筋粗面には、大殿筋が着く。粗線の下部には大腿二頭筋が着く。


遠位端には、内側顆と外側顆の2つの隆起があり、脛骨とともに膝関節を形成する。内側顆と外側顆の間の隙間は顆間窩と呼ばれる。内側顆と外側顆の上部には内側上顆と外側上顆があり、内側上顆の上には内転筋結節がある。



大腿骨と関節する骨



  • 寛骨

  • 脛骨

  • 膝蓋骨



大腿骨から起始する筋肉



  • 大腿二頭筋(短頭)

  • 腓腹筋(外側頭)

  • 中間広筋

  • 外側広筋

  • 内側広筋



大腿骨に停止する筋肉








  • 半膜様筋(外側顆)

  • 大腰筋(小転子)

  • 腸腰筋(小転子)

  • 大殿筋(殿筋粗面)

  • 中殿筋(大転子)

  • 小殿筋(大転子)




  • 大内転筋

  • 短内転筋(粗線)

  • 長内転筋(粗線)

  • 恥骨筋(後面)

  • 薄筋(骨幹と顆部)




  • 外閉鎖筋(転子窩)

  • 内閉鎖筋(大転子)

  • 大腿方形筋

  • 梨状筋(大転子)

  • 上双子筋(大転子)

  • 下双子筋(大転子)




画像




参考文献






  • H. F. Frickほか編著 『ヴォルフ人体解剖学アトラス』 内野滋雄ほか監訳、西村書店、2001年4月、398-400頁。ISBN 978-4-89013-296-6。


関連項目



  • 解剖学(口腔解剖学)/人間の骨の一覧


外部リンク



  • 大腿骨[リンク切れ] - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥



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