少年探偵団 (BD7)










































































少年探偵団
ジャンル
特撮テレビドラマ
原作
江戸川乱歩(『少年探偵団』)
脚本
長坂秀佳、上原正三
監督
近藤一美ほか
出演者
黒沢浩
浜田柾彦
団次郎ほか
ナレーター
畠山麦
オープニング
「行くぞ!BD7」(水木一郎、コロムビアゆりかご会、BD7)
エンディング
「少年探偵団のうた」(水木一郎、コロムビアゆりかご会、BD7)
製作
プロデューサー
黒澤哲也(グレート)、内間稔(読売広告社)、鈴木清、安田九二四四(PD補)
制作
日本テレビ、日本現代企画

放送
放送国・地域
日本の旗 日本
放送期間
1975年10月4日~1976年3月27日
放送時間
土曜18:00 - 18:30
放送分
30分
回数
26

少年探偵団』(しょうねんたんていだん)は、1975年10月4日から1976年3月27日まで、日本テレビ系で毎週土曜日18:00-18:30に放送した特撮番組。全26話。


このページの題名にある「BD7」(ビーディーセブン)とは「Boy Detectives Seven」(=7人の少年探偵団)の略で、作中では探偵団の愛称として使われた。




目次






  • 1 概要


  • 2 キャスト


    • 2.1 レギュラー・準レギュラー


    • 2.2 ゲスト




  • 3 スタッフ


  • 4 音楽


    • 4.1 主題歌


    • 4.2 挿入歌・イメージソング




  • 5 放送リスト


  • 6 映像ソフト


  • 7 コミカライズ


  • 8 脚注


  • 9 関連事項





概要


原作は江戸川乱歩の『少年探偵団』。舞台は放送当時の現代。


怪人二十面相の犯行を、明智小五郎や少年探偵団(BD7)が阻止しようとする物語。


本作品の怪人二十面相は、BD7抹殺を狙うなど完全な悪役となっていた。『超人画報』では、少年探偵団のメンバーを固定化していることや怪人二十面相の風貌など、1968年のアニメ版『わんぱく探偵団』からの影響を指摘している[1]


オープニング、アイキャッチ、二十面相が変装を解くなどのシーンで、当時最新のビデオ表現技術であったスキャニメイトが使われている。


10話までは前後編。11話からは1話完結となった。


劇中で少年探偵団が用いる自転車(BDサイクル)やローラースルーが人気を博した[2]


製作局でもある日本テレビ放送網の土曜18:00 - 18:30はローカルスポンサーの時間帯で、福岡放送など九州の系列局では1日遅れの日曜18:30 - 19:00に放映していた[3]



キャスト



レギュラー・準レギュラー




小林芳雄:黒沢浩

BD7団長。聡明な少年で、明智ほどではないが推理を発揮し、20面相の変装を度々暴いている。両親を亡くしており、明智小五郎の養子。圭子という妹がいる。ほかの団員や中村警部などからは「小林さん」、明智には「芳雄」と呼ばれている。

篠崎はじめ(ガッツ):坂本高章

BD7副団長。団長の小林が不在の回(2回ほどあった)は彼が全員の指揮をとる。アメリカンフットボールで鍛えた体が自慢で、タックルとショルダーアタックの名人。ヘルメットを脱いでいてもアメフトジャージとプロテクターはめったに脱がない。体育系かとおもいきや、推理などでも活躍し科学技術にも関心がある。

桂正一(ゴムカン):すのうち滋之

BD7団員。スリングショット射撃の名手。狙った的は外さない。「ゴムカン」はパチンコの古名。実家は魚屋。

羽柴荘二(オウム):内海敏彦

BD7団員。どんな人や動物の声でも即座に出せる声帯模写の名人。技を使う時は鼻を摘む仕草を見せる。

山田三吉(トンボ):辻辰行

BD7団員。軽業師で侵入の名人。身が軽く、綱渡りも朝飯前。

白石四郎(キカイ):岩渕英二

BD7団員。メカニシャン。メカに強く、無線機ぐらいなら即座に組み立ててしまう頭脳の持ち主。ラジコンの操作にも長ける。ロボター7の設計者。

秋吉めぐみ(マジョ):山添三千代

BD7団員で紅一点。名マジシャン。戦う時には、空中から突然ステッキを出して相手を殴ったこともある。幼い頃に母・久美を亡くし、叔母トシの元で暮らしている。


明智小五郎:浜田柾彦

明智ちはる:沢田ミキ(1 - 8話)、藤山律子(9 - 26話)

明智小五郎の妹。

中村警部:深江章喜

下の名は権兵衛(ごんべえ)。いつも扇子を愛用している。芳雄や明智に「この中に二十面相がいます」と言われると、「吾輩じゃないぞ!」と言いながら自分と親しい人に確認してもらうようにと困惑する。旅行先でも勘が働いたと突然現れる。

怪人二十面相:団次郎[4]

ナレーター:畠山麦



ゲスト




  • 小林圭子 / キャシー中川:キャロライン洋子(第1・2話)

  • ピアノ教師:水沢有美(第1・2話)

  • 小島記者:北浜昇(第1話)

  • アナウンサー:勝部義夫(第2話)

  • 角田社長:早川雄三(第3・4話)

  • みどり:斉藤こず恵(第3・4話)

  • 大林:石光豊(第3・4話)

  • 家政婦:飯田テル子(第3・4話)

  • 伊達:槇健太郎(第5・6話)

  • 武藤アキ子:大山いづみ(第5・6話)

  • 吉岡執事:宇留木康二(第5・6話)

  • 石垣達也:加藤寿(第7・8話)

  • 倉本香代:山下美知枝(第7・8話)

  • 倉本武吉:坂本由英(第7・8話)

  • 幽霊部隊隊長:加藤新二(第7・8話)

  • 看護婦:城山いづみ(第8話)

  • ゴムカンの父:日笠潤一(第8話)

  • ルミ:土田里美(第9・10話)

  • ケン:尾美利徳(第9・10話)

  • 杉田教授:石崎二郎(第9話)

  • 坂田愛:三本木美樹(第10話)

  • 愛の母:宗方奈美(第10話)

  • 鬼崎教授:天本英世(第11話)

  • トミコ:佐藤耀子(第11話)

  • 平林真一:宮廻夏穂(第11話)

  • 平林剛三:石井宏明(第11話)

  • 青山支配人:富士野幸夫(第12・15話)

  • 美川いち子:杉野公子(第12話)

  • 美川さわ子:寺本梢(第12話)

  • 佐久間:布田康博(第12話)

  • 白鳥教授:根上淳(第13話)

  • 白鳥ユキエ:古賀真佐代(第13話)

  • プリンス・マホメ・オイラー:団巌(第14話)

  • 水沢めぐみ:矢島洋子(第15話)

  • 外山コウイチ:鹿地史郎(第15話)

  • 熊野:高橋英三郎(第16話)

  • 小田隊長:山本廉(第16話)

  • 伸代:西川ひとみ(第16話)

  • 日野みゆき先生:田辺節子(第17話)

  • 校長:里見たかし(第17話)

  • 秋吉久美:高樹蓉子(第18話)

  • 徳兵衛:鈴木治夫(第18話)

  • 村人:鍛冶昇(第18話)

  • 小野博士:西田昭市(第19話)

  • 西脇警備長:松山照夫(第19話)

  • 清水キヨ子:本田みき(第20話)

  • ホテル支配人:高樹蓉子(第20話)

  • 若林徹先生:山崎純資(第21話)

  • 校長:堺左千夫(第21話)

  • 山野元太郎:田鍋友啓(第22話)

  • プペ・チョロリゲス:小林昭男(第22話)

  • 老人:鈴木治夫(第22話)

  • 日下冬子:斉藤里花(第23話)

  • 日下熊三:花巻五郎(第23話)

  • 朝倉みゆき:小坂知子 / 声:江川菜子(第24話)

  • 和尚:村上不二夫(第24話)

  • 二十面相の替え玉:土屋靖雄(第24話)

  • トシ:夏海千佳子(第25話)

  • 山下:山下則夫(第25話)

  • 綾小路ミヨ:森田めぐみ(第26話)

  • 婆や:加東三和(第26話)




スタッフ



  • 原作:江戸川乱歩『少年探偵団』

  • 題字:戸川昌子

  • プロデューサー:黒沢哲也(グレート)、内間稔(読売広告社)、鈴木清

  • プロデューサー補:安田九二四四

  • 監督:近藤一美、戸田康貴、松林宗恵、前川洋之、鍛冶昇、東条昭平、鈴木俊継

  • 脚本:長坂秀佳、上原正三

  • 音楽:菊池俊輔

  • 撮影:大岡新一

  • 録音:整音スタジオ

  • 効果:イシダサウンドプロ

  • VTR合成:東洋現像所ビデオ部

  • 現像:東京現像所

  • 制作:日本現代企画



音楽


菊池俊輔が主題歌・挿入歌およびBGMの作・編曲を1人で手掛けた。


作詞は脚本の上原正三と長坂秀佳が担当した。


水木一郎が全ての主題歌・挿入歌を歌った。4曲のうち3曲にはBD7も歌手としてクレジットされている。


挿入歌の初出は日本コロムビアの「最新テレビまんが人気者(アイドル)デラックス 3」というLPレコード(CW-7053、1976年3月発売)で、『鋼鉄ジーグ』や『元祖天才バカボン』などの主題歌・挿入歌と併録された。


現在は、コロムビアミュージックエンタテインメントから発売されているCD「特撮ヒーロー 主題歌・挿入歌大全集II」に全曲が収録されている。



主題歌


オープニングテーマ

  • 行くぞ! BD7

作詞:上原正三 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会、BD7

エンディングテーマ

  • 少年探偵団のうた

作詞:長坂秀佳 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会、BD7


挿入歌・イメージソング


  • 君は勇気があるか

作詞:上原正三 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:水木一郎

  • ファイト! BD7

作詞:長坂秀佳 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会、BD7


放送リスト


()内は放送日



  1. UFO地球を襲う 1(1975年10月4日)

  2. UFO地球を襲う 2(10月11日)

  3. 影に笑う怪人 1(10月18日)

  4. 影に笑う怪人 2(10月25日)

  5. 墓場からの使者 1(11月1日)

  6. 墓場からの使者 2(11月8日)

  7. 10億円の埋蔵金 1(11月15日)

  8. 10億円の埋蔵金 2(11月22日)

  9. BD7危機一髪! 1(11月29日)

  10. BD7危機一髪! 2(12月6日)

  11. 地獄のエクソシスト(12月13日)

  12. バリハイの魔術師ガルダ(12月20日)

  13. 標的(ターゲット)はBD7(12月27日)

  14. 七色の皇帝時計(1976年1月3日)

  15. 大入道三百年の呪い(1月10日)

  16. アフリカの謎(1月17日)

  17. 鬼のすむ教室(1月24日)

  18. 涙を流すマリア像(1月31日)

  19. 密室から消えた光子V-1(2月7日)

  20. 歌うヴィーナス(2月14日)

  21. 宇宙人が書いた聖書(バイブル)(2月21日)

  22. 天才少年ゴルファー危機(2月28日)

  23. 青い縄文土器の秘密(3月6日)

  24. はばたく純金の小鳥(3月13日)

  25. ミイラは真夜中にくる(3月20日)


  26. 黄金仮面の謎(3月27日)



映像ソフト







  • 1998年10月21日に全話収録のLD-BOXが東宝ビデオより発売された[5]

  • 2004年12月24日に全話収録のDVD-BOXがタキ・コーポレーションより発売された。

  • 2009年4月3日に全話収録のDVD-BOXがビクターエンタテインメントより発売された。

  • 2016年7月29日に初のHDリマスター版DVD-BOXがTCエンタテインメントより発売された。



コミカライズ



  • 「原作:江戸川乱歩、漫画:岩田廉太郎」名義で、「冒険王」(秋田書店)の1975年9月号から1976年2月号まで連載された。

  • 他にも、講談社の幼年雑誌「たのしい幼稚園」・「おともだち」・「ディズニーランド」に連載された。



脚注





  1. ^ 「BonusColumn 何度も映像化される「少年探偵団」」『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』 竹書房/イオン編、竹書房、1995年11月30日、129頁。C0076。ISBN 4-88475-874-9。


  2. ^ 『全怪獣怪人』下巻、勁文社、1990年11月30日、381頁。C0676。ISBN 4-7669-1209-8。


  3. ^ 1976年3月28日 西日本スポーツテレビ欄


  4. ^ 当初、演者名が「?」とクレジットされていた。また、最終回では芸能人の団次郎のふりをし、明かされた素顔が団と瓜二つだった為「二十面相は、団次郎だったのか!」という現実とフィクションが交じったようなセリフもある。


  5. ^ 「'98TV映画特撮LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 1999』 朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、1999年5月1日、64頁。雑誌コード:01844-05。




関連事項



  • 少年探偵団

  • わんぱく探偵団

  • 探偵学園Q


  • ツノダ- 「BDサイクル」として同社の自転車が使用された。


  • ポピー- BD7秘密捜査セットを販売していた。


  • ローラースルーGOGO-作品中で印象的に使われている


  • 彼岸花 (プレイステーション2ソフト) - 本作の脚本家である長坂秀佳が製作総指揮を担当したゲームソフト。本作の最終回に関する話題が自虐ネタ的に登場している。


  • ネットワーク探偵団(ニッポン放送) - 「探偵団」に因んで、OPテーマは本作の主題歌「行くぞ! BD7」のインストゥルメンタルを使用。




















日本テレビ 土曜18:00-18:30
前番組 番組名 次番組


ゴールデン・キックボクシング
(30分繰り上げ)


少年探偵団


ヒット'76




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